後悔しないことなんてない。
だけど、振り返るばかりじゃ進めない。
そう思ってなんとか気持ちを奮い立たせて頑張ってみようとするの。

どれ程泣いても喚いても、大事なものは大概戻らない。

一点の曇り無い人間なんていない。


一日過ぎるのがとても早くて本当に今年が気付いたら終っていそうで怖くなる。
でも、それも悪くないと思っている自分がいる。

今頃気付いても仕方ないのだけれど。
一般的な感覚で、嬢は異性に大事にされたことがないんだということを痛感させられている。
想うことに必死になって、最後はゴミ同様に不要物として廃棄される。
異性にとって嬢というモノはそんな存在でしかない。

なのに、いつも嬢はトキメキを求めて這いつくばって探そうとするの。
「きっと」を見つけようとしてる。


現実はいつもその都度心臓をかっ捌くようにズタズタにしてくれるけどね。


でも、音楽だけは嬢を裏切らない。
いつでも嬢や大事なものを守ってくれる。

繰り返し、繰り返し、何度も、何度も、間違っても、「きっと」死んでも宝物を守ってくれる。

そう思うと、後悔しても、癒えない心はないという事にも気付かされる。
だから生きていられるんだろうと想う。

嬢は所詮ある世界では怠け者で醜い容姿の只の偽善者だろう。
でも、在る世界では仲間がいて幸福な時間を送っている嬢がいる。

どちらが正しいとか悪いとかそうじゃない。
「きっと」どちらにしても今生きてることに変わりない。

なんとなく。
嬢の住む世界は後者だから、理解に至に苦しむんだ。
それでも受け止めた嬢はバカでも阿呆でも構わない。
それが嬢です。


おやすみなさい、世界。
全てが許された夜に、どうか静かな夢を。