1ヶ月の時間の経過をこれだけ早く感じたのは人生初です。ホント早かったです。余震で揺れることに慣れてしまったせいか、ぎゅいんぎゅいんと緊急地震速報が鳴らない時間が続くと逆に不安という、なんだかなぁという感じです……。
GoogleのPicasaで石巻の親類の名前を早々に見つけたものの、伯母の名前だけが書かれておらずヤキモキしておりましたが、震災から3週間弱が経過して遺体で発見されたと連絡を受けました。未曾有の大震災で未だ行方不明者が1万5千人もいる中、遺骨を葬ってあげれるだけでも幸いだと思わなければいけません。
伯母が昨年こちらに来た際、「可愛いっちゃねぇ~」となでなでしてもらったので、多分TommyもTommyなりに色々感じていることでしょう。東北の盲導犬たちにも前を向いて頑張ってもらわなければと、Tommyから日本盲導犬協会に寄付をしました。おやつ削減ですw
今回の大震災を通じてとても思うのは、このタイミングにあってあの面々が内閣であってしまったということが、本当に日本国や日本国民にとって不幸であり悲劇であるということです。これらは本当に痛恨極まりないです。誰がやっても同じだと言う人もいますが、いくらなんでも危機対応能力ナッシング過ぎです。
地震にせよ津波にせよ、起こってしまったことは自然災害であってしょうがない。福島第一原発事故も、残念だけれども起こってしまったことは事実であり現実であり、今更やっぱりとかあーだこーだ言っても生産性はナッシングです。とにかく今はサイトで実際に頑張ってくれている、東京電力・関電工・関連会社の社員の方々、日立製作所・東芝・IHI等のメーカー技術者の方々、清水・大成・鹿島等の土木技術者の方々、自衛隊・消防・警察等々、いわゆる「Fukushima 50」にミッションの成功を託すしかありません。
今回の東日本大震災で最も象徴的なことは、福島県双葉郡浪江町で起きていることだと私は思います。震災以降、ニュースで「浪江町」の名前を聞くことがとても多いと思いますが、浪江町はこの10年間、日本で最も注目を浴びてきた農村地の一つであることは間違いありません。全国各地の人々が、毎週日曜夜7時に浪江町内にあるDASH村での農作業や動物たちとの暮らしを見続けてきました。あの日本で一番有名な村付近で今実際に起きていることを、私達は毎週日曜夜7時と同様に真剣に見つめなければいけないと思っています。
DASH村は福島第一原発から見て北西方面、日本政府が当初発表した20km~30kmの屋内退避圏内にあり、数日前に計画的避難区域となりました。おおよそ1ヶ月以内に圏外に出るようにしてくださいねってヤツです。日本テレビからは、村人やスタッフ、動物たちは無事ですと早々にアナウンスされてましたので、明雄さんたち地元の方々や北登も無事であると信じて疑いませんが、私が許せない、解せないのは、原子力事故に際して何故1ヶ月もの間、科学的な検分値を元にした情報を日本政府が能動的にアップデートし、それに対する分析と予測を公表してくれないのかという点に尽きます。
津波による電源喪失直後から、放射性物質の拡散を科学的に予測するシステムであるSPEEDIを早く公開しろという声が上がりましたが、この国の政府はなかなか動こうとしませんでした。結局、23日になってしぶしぶ国民向けではなくプレス発表という形で公開しましたが、「これは仮想の話なので全然参考にしないでくださいね」と言わんばかりの説明方法……。
少し時間が経過し、福島県や文部科学省、学者さんたちが福島圏内で放射線量のモニタリングを進めていますが、調べてみてあらびっくり。線量が高いエリアはSPEEDIで計算された結果とぴったんこ……。風の流れや地形を計算して拡散場所をシミュレーションしたSPEEDIは、仮想の話どころか予言の書並みだったという結末です

結局のところ、福島第一原発事故による福島県へのリスクを拡大させてしまったのは紛れもなく日本政府であり、将来に渡って日本国民全員が負っていかなければならない負担もそれに応じて不要に増えてしまったと言わざるを得ません。全く以って国民の生命や財産も守れないクソ野郎共だと思います。
福島県は横にびろーんと広がっており、奥羽山脈と阿武隈山地が縦にずどーんと走っているので、実際には会津地方なんかは首都圏と変わらないぐらいの線量なんですが、それでも福島県産で一括りしてしまっているため風評被害の原因になってしまっています。結局これも、被害想定地域を科学的に分析せず公表を拒んだ政府の初期対応のまずさに起因しているものであって、今頃きゅうりやトマトを食って見せたところで遅ぇんだバカって感じです。しかも「これはそのまま食べても平気ですか?」と聞いたらしく、もうなんか、使用済み燃料プールにぶち込んでやりたい気分です。
政府による誤った避難施策のせいで、テレビや新聞でも報じられている通り現地では避難させられなかった家畜やペットの問題が生じています。震災時の避難所にはペットは持ち込めないのが基本ですが、今回はとりあえずの避難なので数日分の餌を置いてきたという人が非常に多いようです。「とりあえず逃げてください」が「戻らないように」に変化してしまい、線量測定を進めた結果一時帰宅しても問題が無い地域もかなりあると分かってきても尚、一時帰宅の対応策が決められない……。
大桃・麻木騒動で記憶に新しいwジャーナリストの山路徹氏をはじめ、現地ではリスクを承知でペット救済に乗り出している団体や個人もおり、私もいくつかには僅かながら支援金をお送りしましたが、日々の活動記事を読むと涙が溢れんばかりの惨劇が本当に今この国で起きているんだと、もう本当に胸が痛くなります。このような有事の際に動くべきは国会議員で構成する犬猫等の殺処分を禁止する議員連盟や民主党動物愛護管理法改正を検討する議員連盟等の動物愛護系議連なわけですが、調べる限りやってることはナッシングです……。もう二度と動物愛護なんて語って欲しくないと思います。
あの当時のソ連政府でさえ、チェルノブイリ原発事故が起こった際には近郊の街にバス数百台を派遣して住民を強制避難させています。今の日本政府は国民の生命と財産を守るどころか、どう対応すれば支持率が復活するか、そんなことしか考えていないように思えます。これはこの国にとって本当に、本当に悲劇です。