先日、ある街クラブの記事を見つけましたが、それは日本の少年サッカーの試合時間についてでした。

 

記事の内容は日本の少年サッカーは試合時間が短すぎて、試合の中で流れが出来ない傾向があり、駆け引きが生まれないというようなものでした。

 

その記事に関係しますが、私がスペインに行った時に驚いたことが色々ありました。その一つが小学4年生くらいのカテゴリーでもリトリートと、相手陣内へのプレッシングの使い分けを強豪クラブでなくてもできているということです。

 

後から気づきましたが、どのゾーンからプレッシングをするかというのは、スペインの試合時間に関係しています。

 

スペインのカテゴリーは日本の小学3~4年生くらいのベンハミンと言われるカテゴリーでも30分ハーフ、中学1年生くらいのカテゴリーでもう40分ハーフで行われます。

 

そのため、流れの中で動きを使い分けないと試合時間が長いので、体力が続きません。

 

また試合についてですが、プロ同様に育成年代でも年間のリーグ戦が主体で開催するスペイン(欧州はどこも一緒?)の環境を見て気づかれたのが、大事なのは「試合数」をこなすことではないということです。

 

大事なのは「真剣勝負の試合数」だと思います。

 

例えばスペインの育成年代は年間の公式戦の数が30試合で多く感じますが、試合というものでくくると、練習試合を含めて年間で35試合前後しか行われません。

 

日本人の感覚からすると少ない気がしませんか。

 

一方で日本だと試合数だけでいうと年間何試合こなしているのでしょうか。

 

おそらく高学年で週末に平均3試合くらいこなしていると、一か月で12試合。一年間で144試合の計算になります。

 

しかし日本はスペインに後れをとっています。

 

試合時間がスペインの方が長いことを差し引いても、試合経験数は日本の方が長いのに。

 

日本は日本のやり方があります。ただこうやって比較すると真剣勝負の場がいかに選手を成長させるかも事実だと思います。

 

 

私は普段活動しているチーム以外に、近所の小学生に教えるようなおお楽しみ的なサッカー教室をしています。

 

その教室は放課後週一回、サッカーに親しむという目的で行っています。みんな競技チームに入るようなやる気満々の子たちではないので、練習の内容がつまんないと、集中が切れます。そのため初心者の子でも楽しめる内容を頭を考えたり、調べたりしています。

 

この前盛り上がったのが、ボール当てゲーム。グリッドを作って、中のボールを持っている人に外のボールを持っている人たちがインサイドキックで当てるというゲーム。

 

このことで中の人ボールコントロールと周りを見る癖をつけ、外の人はインサイドキックの練習になります。

 

ただこういった練習はサッカー教室だけでおこなうものかと思われがちですが、案外、競技で行っている小学生チームや中学生でもアイスブレイクや簡単なアップに使えたりもします。

 

明日はチームの方で2年生の練習試合があります。

 

先週の大会が良かったので、今回も引き続き頑張ってほしいです。

 

 

 

 

 

私が小学校の頃、休み時間に遊んでいたのがサッカーです。

 

クラスの男の子みんなでやっていました。もちろん、サッカーチームに入っている子も入っていない子もです。

 

私は野球チームに入っていましたが、休み時間はサッカーをしていました。

 

のどかな学校というか良い時代だったような気がします。

 

私自身、今チーム以外で普及のために、小学校の放課後にサッカー教室を開いています。

 

しかし彼らが私のサッカー教室以外でサッカーで遊んでいるだろうか、と疑問がありあす。

 

 

日本サッカーがプロ化され、日本にサッカーが少しずつ根付いてきました。指導者もライセンス制度が出来て、子どもたちも「良い指導」を受けることができてきました。

 

Jクラブが行う子どもたちの普及サッカー教室も増えてきました。

 

ところがです。

 

そういった大人たちが主導となってのサッカーは発展してきたような気がしますが、子どもたちだけの世界でのサッカーは根付いてきたのでしょうか。

 

つまり遊びのサッカーです。

 

遊びのサッカーをやる理由は単純です。

 

楽しいから。

 

サッカーのチームに入っている子、入っていない子関係なく。

 

今、学校の休み時間にチームでサッカーをしている子としていない子が交じってサッカーをしているでしょうか。学校の休みの日に公園で自主練ではなく、色んな学年の子が交じった遊びのサッカーをする子はいるでしょうか。

 

日本の風景に減ったのはこういった遊びのサッカーだと思います。

 

いつからかサッカーとしての遊びが減ったような気がします。

 

これは私の推測です。

サッカーをやっている子がやらないのはサッカーが下手な子としたくない。サッカーをやっていない子はあまり興味がない。

 

実はサッカーを本当に普及させるのは大人が教えるような場よりも、サッカーチームに入っている子が入っていない子を誘って行うような遊びのサッカーのような気がします。

 

一生懸命に大人たちがサッカーを指導することも大事です。ただ一方で大人がいる指導の場だけではなく、子どもたちがサッカーを遊びとして行われるような風景が広がるのももっと大事です。