サンディエゴ不動産 商業物件の借り方(第2回)店舗の種類、場所の選び方

第2回は大事な物件の種類と場所の選び方です。

ショッピングモール―――カリフォルニアでは一番ポピュラーな店舗物件の形です。

【大規模ショッピングモール】

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ファッションバレーモール

サンディエゴでもとくに有名なのは、FASHION VALLEY, MISSION VALLEY, UTC, HORTON PLAZA等です。この規模のショッピングモールではデパート、百貨店のような大型店がアンカーテナントとして存在し、NATIONAL CHAINと呼ばれる大型店が立ち並びます、H&M、GAP, FOREVER21, STARBUCKS, NIKEなどの有名店がひしめき合いますが、ローカルのスモールビジネスにもリース契約のチャンスは十分にあります。もちろん審査などの厳しさもあります。レント料金は地域で一番高い部類に入り、現在はスクエアフィート当たり、$5-7になり、その上利益の一部をLANDLORDに支払うといった契約条項もあります。人の出入りが非常に多い事、駐車場が豊富にある事、また宣伝があまり必要でない事などもあり、有利な条件がそろっています。

【中規模ショッピングモール】

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WALLMART, TARGET, COSTCO, IKEA等をアンカーにもつ、中規模ショッピングモールです。スモールビジネスでも十分に出店できる可能性がありますが、この規模のモールを狙っているOWNERも多く、かつ業種の制限(同じ業種の店舗は一店に絞られるため)がある為、レストラン、ネイルサロン、ヘアサロン、クリーニングなどは何年も空室が出るまで待っているという事もあります。人口が多い住宅街に位置する事が多く、日常生活に必要なお店が多いのが特徴です。リースレートはサンディエゴでは$2.5から$3.75になります。

【小規模ショッピングモール】

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ロスアンジェルスではトーランス、サンディエゴではコンボイなどでよく見られる規模のモールです。5-20件のお店が集まったモールです。リース料金も比較的安めで、コンボイのように小さくても人が集まる場所であれば、非常に効果的な出店が可能です。欠点はOWNERの物件に対する予算が少ない場合が多く、メインテナンス、修理の面でテナントが苦労する場面があります。また規模が小さい為、駐車場スペースに限界があり、それが直接売り上げの伸びの限界に繋がる場合があるという事です。

【フリースタンディングブルディング】

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マクドナルドやバーガーキング、ドライブスルー付のSTARBUCKS、または店舗ではありませんが、オフィスやウェアハウスによく見られます。主に大きなフランチャイズが15年から20年の長期契約を交わし、NNNやアブソリュートネットと呼ばれる家主が本来支払うべき固定資産税や、共益費、保険費用などを支払います。

 



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引用元:サンディエゴ不動産 商業物件の借り方(第2回)