先日、誕生日を迎えました。

昨年の誕生日にすごくすごく嬉しい、一生の宝物のような贈り物をいただきました。


詩と、絵と。



泉亜紗子さんは、その人のイメージを絵にします。





喜多千紗子さんは、その人のイメージを言葉で綴ります。


シュタイナー教育では、年度の終わり、通知表の代わりにひとりひとりに詩を送るとか。


素敵だなぁ、と思っていました。


まさか自分宛てに詩が贈られるとは思ってもみませんでしたが、嬉しいサプライズ! 




あたりまえのようであたりまえでない発見


枯れたような木にもまた季節が巡ると
 

芽が出て花が咲くということ


すっかりそのことをわすれて


でも心の奥にこそ


「芽の素」のようなものを信じている


芽がでると、初めてのように感動する


心の奥底にはその芽吹きへの信頼を携えている


-芽吹きを信じる 信じること-


それがどんな芽吹きでも 私はそれを喜ぶ


種まきと同じ


種を蒔くことは蒔いて完了じゃない


-種を蒔くことが私は好きだ-


そこからの観察/そこからの期待/どんな展開になっても喜ぶ力


季節が巡ってくることへの安心と高揚


それは人も同じ/それぞれの季節


私は種を蒔き続ける/見続ける
「巡るものへの信頼」


待つだけのようにみえる
私の姿の中に巡っているのぞみ


静のようで動 動のようで静


静かなときにこそうごめいている生命


躍動しているときこそ 鎮まるものへの敬い





この一年、私もまた私自身の種を芽吹かせる時を過ごしてきました。

そして今あらためてこの詩を読んで、

私がしようとしていることはこれだ、

と思いました。




種を蒔くこと。


そのための、苗床をととのえること。


ひとりひとりの芽吹きを信じること。


待つことを喜ぶこと。





☆泉亜紗子さんと喜多千紗子さんのユニットHEENは、詩とイラストのコラボレーションを中心に活動中。最近では6月17日、cafesalon STILLROOMのちいさなマーケット「tree」に出店するそうですよ✨


《きしだめいこ/まなぶくらす》