京都旅行に行ってきたらしい弟から、
京都土産が届いた。
京都のビールと漬物だったのだが、
漬物の箱に書かれたコピーのインパクトが強烈すぎた。
「漬物は生きています。」
あの武田鉄矢による
「僕は死にませーん!!」
以上の強い決意を、
この静かな文体の中に感じる。
ケンシロウによる
「お前はもう、死んでいる。」
という決め台詞でさえ、
「漬物は生きています。」
という圧倒的な現実の前では色あせる。
人生につまづいて苦しい思いをしている人も、
この「漬物は生きています。」を読めば、
「漬物も生きてるんだから、俺も生きよう!」
と思うのではないだろうか。
漬物が生きているという、
この現実を理解し、受け入れることから、
僕たち人類のあり方はいま一度
見直されなければならないはずだ。