変化するために、同じことを繰り返す | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」

友人と喫茶店をハシゴしながら、いろんな話をした。

 

最後に話題になったのは、「おのずからの流れ」と「みずからの欲求」との対立の中でいかに決断するか、という、とうてい答えが出そうにない話(笑)。

 

でも僕とは全く違う環境で暮らす彼から、大変多くのことを教わった。

 

・それが自らの欲求に反していたとしても、基本的にはおのずからの流れに従う方がよい。人はつい、選択する主体としての「自己」を不変なものとして、外部を変化させようとするが、本当は逆で、変化するのは自己である。その時は違和感があっても、それが周りに求められているならば、自分が変化していく。

 

・矛盾するようだが、変化するためには、同じことをひたすら繰り返すこと。そうするとやがて違う景色が見えてくる。

 

・自分の中に矛盾がなくなったら悟りだけれど、矛盾があるから人間。その矛盾が人間を成長させる。

 

・都市は、ボタンを押したら「電気がつく・水が出る・モノが買える」というように、欲求(煩悩)を満たす体系でできている。だから欲求はますます肥大化していく。自然の中で暮らしていると、良くも悪くもそうはいかない。そういう生活環境の違いによる影響は、僕たちが思っている以上に大きい。

 

他にもたくさんあった気がするが、ひとまず思い出したものを書いておきます。

 

言ってたことと全然違ったらご容赦を(笑)。

 

 

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