子どもがわたしに何か教えてくれるために生まれてきてくれたとしたら

わたしに教えてくれたことは    
寛容と愛  だとおもう。

多分わたしに足りないもの。

他にもまだある。

優しさとか思いやりとか 
我慢強さとか
わたしにないものを、子どもは見せつけてくれる。

そんな子どもを、自分の不甲斐なさで叱っていたころを反省する。

今はもう感謝しかない。

わたしを親にしてくれてありがとうといつも思う。

10歳の頃に

ある日突然
『お母さん、僕と暮らせるのはあと8年だよ』と言われた。

あの時のことを思い出すと今でも泣けてくる。

あぁ、この人と一緒に過ごせるのはあと8年かぁって思った。

同時に、18になったら出て行くのねって思った。

あれから6年、その言葉を噛み締めながら日々を過ごす。

もしかしたら、そのままいるかもしれないし、本当に県外へ行ってしまうかもしれない。

あと、2年。大事に暮らそう。

あー、あと2年しかないのかぁ。

短いなぁ〜。

あの頃が懐かしい。
夜中に何度も起こされた頃。

イヤイヤ言って困り果ててた頃。

小学校に入学した日

初めてのことばかり。

病気して休んだ日。
骨折して送り迎えの日々

サッカーの試合であちこち連れて行った

あー懐かしい。

あー懐かしい。

できることならもう一回やり直したい。
そしたら、やり残したこと全部やるんだけどな。
そしたら、親としてダメダメなこと言わなかったのにな。

あー   さみしい。

全てがさみしい。

2年後が来なけりゃいいのに