みなさん、こんばんは。

 

今回は、私が成功法則と出会う前に、さまざまな経験の中で自然と実践するようになった成功法則について書きたいと思います。

 

この成功法則こそが、私の人生を大きく変えたターニングポイントであり、すべての始まりでした。

 

私がさまざまな経験から自然と実践するようになったこと、それは、

 

「すべてのことに感謝する」

 

ということです。

 

成功法則の本にも「感謝」という言葉が頻繁に出てきます。

 

成功法則に興味があったり、人生を良くしたいと思っている方なら、この「感謝」という言葉が重要なキーワードであることはご存知だと思います。

 

では、なぜ感謝することが人生の向上につながるのか?

 

その本質を知っている人は少ないかもしれません。

 

今回はその本質についても書きたいと思います。

 

 

まず、なぜ私があらゆることに感謝するようになったのか、について簡単にふり返りたいと思います。

 

私に「感謝」という価値観を与えてくれたのは、3つの大きな出来事でした。

 

 

1つ目は、結婚から1年後くらいの今から11年前のことです。

 

妻と結婚した当初、私は人として本当に未熟で、それまでのつけが回り人生のどん底でもがいている状態でした。

 

正直、こんな状態で結婚するなんて妻に申し訳ないし、今後どうなるか不安で仕方ないという状態でした。

 

(妻は私のどん底状態を知らないで結婚していました。今考えても本当に申し訳ない・・・)

 

結婚から1年後、私の状態を知った妻が、私をどん底から救い出してくれたのです。

 

詳しい経緯は省きますが、私にとって本当に大きな出来事でした。

 

社会人になってから5年間続いた長く苦しいトンネルの先に、やっと光が見えたのです。

 

私が人生のどん底に落ちたのはすべて自業自得で、自分の未熟さゆえでした。

 

だから、妻に救ってもらった時は、本気で自分を変えようと思いました。

 

そして、妻に一生恩返ししていこうと決意したのです。

 

そこには妻への感謝しかありませんでした。

 

この経験から、普通に生活できることのありがたさを痛感し、日常にも感謝するようになったのです。

 

 

2つ目は、息子が生まれた時のことです。

 

息子が間もなく生まれるという時、何度目かの検診で腎臓に水がたまっているかもしれないと言われました。

 

それから私たち夫婦は、もし息子の腎臓に何か障害があったらどうしよう、ということについて真剣に話し合いました。

 

もちろん、どんなことがあっても大切に育てる、ということを夫婦で確認し合いました。

 

そして息子が生まれた二日後、うまくミルクが飲めないので総合病院で精密検査をしないといけないと病院から告げられました。

 

「どんなことがあっても・・・」と夫婦でしっかり確認はしていたものの、その時の焦りと不安は今でも忘れられません。

 

私が生まれたばかりの息子につきそい、病院で検査を受けました。

 

1時間程度だったと思うのですが、私にはとても長く感じました。

 

検査してくれていた女医の先生が走ってきて、

 

「お待たせしてすみません。とっても心配されましたよね。すこぶる元気ですのでご安心ください!」

 

と検査結果を報告してくれました。

 

私はほっとしてベンチに座り込んでしまいました。

 

そして、心配していることを察して急いで報告に来てくださった先生に、

 

「本当にありがとうございました!」

 

とお礼を言い、心の中で、

 

「神様、本当にありがとうございます。」

 

と、この事実に心から感謝したのでした。

 

子どもが五体満足で生まれてくることは決して当たり前ではありませんし、そもそも子どもを授かるということ自体が当たり前ではありません。

 

子どもが健康で生まれてきてくれる、これ以上の幸せはないと心から感じた9年前の出来事でした。

 

 

最後は、私の生き方そのものに大きな影響を与えた7年前の東日本大震災です。

 

私は内陸だったので、津波の被害はありませんでした。

 

それでも、ライフラインが何日も寸断された生活は初めてでしたし、日本にいて食料の心配をすることになるなんて考えたこともありませんでした。

 

本当の意味で、これまでの日常が当たり前ではなく特別なのだということに気づかされました。

 

そして何より、この震災で考えさせられたのは命についてでした。

 

東日本大震災では約16000人の方の命が失われ、2000人以上の方が未だ見つかっていないのです。

 

これからやりたいことがたくさんあったでしょう。

 

家族に伝えたいことがたくさんあったでしょう。

 

亡くなった方々の心の叫びを考えただけで、胸が張り裂けそうになりました。

 

そして、思ったのです。

 

「毎日を平穏に過ごせていることに心から感謝してきただろうか。」

「生かされていること自体に心から感謝してきただろうか。」

「明日死んでも後悔はない、と言い切れる生き方をしてきただろうか。」

 

この時から、私の生き方に対する価値観は大きく変わりました。

 

「生きている、生かされている。」

 

それこそが最も感謝すべきことであり、最も幸せなことであると。

 

そして、生かされているからには、自分に与えられたミッションを自分の命(人生)をかけてやり遂げるべきだと。

 

それから私は、すべてのものごとに感謝し、自分のミッションに生きるようにしてきました。

 

そんな生き方をするようになってから、私の人生からネガティブなものがどんどん消えていきました。

 

今の私は、心から愛する家族とともに最高の冒険人生を歩んでいます。

 

 

 

では、なぜ「感謝」というものが人生を向上させるのでしょうか。

 

また、周りのすべての人や、すべてのものごとに感謝するとは具体的にどういうことなのでしょうか。

 

全てに感謝するというのは、例えば、

 

いつも朝ご飯を出してくれる妻に感謝する、元気に成長してくれている子どもたちに感謝する、家族を守ってくれている家に感謝する、毎朝すれちがう時にあいさつしてくれる人に感謝する、仕事を与えてくれている会社に感謝する、自分たちの生活を支えてくれているすべての人や社会に感謝する、そして今日も無事に生きていられたことに感謝する、

 

ということです。

 

どれも当たり前のことではありませんよね。

 

そして、そういった感謝の気持ちを持つと、今度はそれに対して恩返しをしようという気持ちになります。

 

家族や友人、周りのすべての人たちを喜ばせたい、そのために何かしたいと思うようになります。

 

つまり、人や社会に「貢献」したいという思いが生まれるのです。

 

そういう強い思いは行動に表れます。

 

相手が喜ぶようなことをしたり、言ったりするようになります。

 

そこに相手からの見返りを求める気持ちはありません。

 

人生への感謝の気持ちが土台となっているからです。

 

ただただ、相手が喜んでくれればいいのです。

 

そうしていると、相手が喜んでくれることで自分も幸せな気持ちになります。

 

みんなが敬遠するような仕事や役回りを引き受けることで、自分を大きく成長させることもできます。

 

そういったことの積み重ねの結果として、人生の質がどんどん向上していくのです。

 

人が最も幸せを感じるのは、誰かを幸せな気持ちにすることができた時だと思います。

 

見返りを求めないと言いましたが、家族や周りの人、社会に尽くすということは、実は求めていなくても自分にとって十分な見返りが返ってくることなのです。

 

人や社会に尽くす人というのは、人や社会から感謝され、また用いられます。

 

私生活や仕事にもどんどん良い影響が表れるはずです。

 

それが自分の中にさらなる感謝の気持ちを呼び、「幸せの無限サイクル」が形成されるのです。

 

『感謝する→貢献する→感謝される・成長する→人生の質が向上する→感謝する→・・・』

 

このサイクルができあがれば、永続的に人生は向上していくはずです。

 

今、私が心にとめている確信があります。

 

「世のため人のため愛する家族のため、尽くして尽くして尽くしきる。それが、自分のために最高の人生を生きるということ。」

 

感謝のエネルギーに勝るものはありません。

 

ぜひ、みなさんも、今この瞬間からすべてのものごとに感謝する練習をしてみてください。

 

1日の終わりに、その日をふり返りながら感謝すべきことをできるだけ多く思い出してみてください。

 

紙に書き出せればさらに効果的だと思います。

  

住んでいる家がありますよね? 

 

ご飯を食べられていますよね? 

 

仕事がありますよね?

 

大切な人、愛する人がいますよね?

 

このブログを見てくださっているといううことは・・・

 

生きているんですよね?

 

 

すべて、心から感謝すべき特別なことですよね?

 

 

それでは、今日はこのへんで。

 

みなさん、お休みなさい。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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