中学生が英語の新しい文法を習う場合、まず英語の基本文、そして変化した文を学び、対応する和訳を教わります。この時、新しく学んだ英文が基本文の意味をどのように変化させたのか、和訳を読んでも分からない中学生が多くいます。
中1で学ぶ現在進行形を例に考えてみます。英文法上の変化を示され、対訳は「〇〇する」が「〇〇している」と変化すると習います。教科書の記載もここまでです。日本語の語尾がこのように変化した場合、前者は習慣や普遍的事実を表すのに対し、後者はやっている動作の連続性を表しています。理想は、和訳をきいた段階で、このような具体的な意味の違いを「感じる」ことができることです。
母国語で感じることができないものを、外国語でできるはずありません。マナビオに通う小学生達に要約教室をお勧めする理由は、中学生になる前に母国語で言葉の感じ方をしっかりと学んでほしいからなのです。