【身近な科学:石灰水は何色か?】 | 市原市「マナビオ」のブログ

市原市「マナビオ」のブログ

マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。


石灰水

 石灰水に二酸化炭素を通すと白くなります。小学校の理科の教科書にも出てくる内容です。当然のことながら、白くにごる前の石灰水は透明です。

 

 しかし、石灰といえば、校庭に線を引くときに使うあの白い粉です。水に混ぜれば白くなるように思いますが、何故、透明なのでしょうか?

 

 実は、検査用の石灰水は、溶け残った石灰を沈殿させ、上澄みだけを使用しています。

 

 写真は、実験教室で使用している石灰水です。生徒には、ビーカーの底に沈殿した石灰を見せ、検査には透明な上澄みだけを使うことを説明します。検査用に注意深く透明な上澄みだけをベローズピペットで採取するように言っても、白く濁らせてしまう子どもが必ずいます。そこで、実験教室では、事前に用意した透明な石灰水を使用しています。

 

 だから、見せられた石灰水は、いつも透明だったのですね(笑)。