好きな事を仕事に。
これ最近本当によく聞く言葉です。
でもね、
これをしてしまうと
遠回りをしてしまう可能性は大きいです。
■イヤな事を避けてしまいがち
当然のことですが、
仕事としてやっていこうとすると
☑イヤな作業
☑面倒な作業
☑苦手な作業
☑初めての挑戦
そういったものが出てきます。
その時に
「好き」だけでやってしまうと
やりたくないことを避けてしまうんです。
でも仕事ってそういうものじゃないですよね。
仕事って、
必要としている人がいるから
成り立つんです。
稼ぐってことと
貢献するってこととは
同義なんですよ。
もちろん
お金を受け取るか受け取らないかは
自由なんですけどね。
でも好きだけでやっちゃうと
必要としている人がいるのに
面倒だからやらない
今忙しいからやらない
しんどいからやらない
って言えちゃうんですよ
さすがにそこまでは言わなくても
私にはムリだ
って思ってしまいがちです。
つまり、
新しい挑戦を避けてしまうってこと。
■好きじゃ終わらない「愛」という感情
でも好きこそものの上手なれって言うし
好きだからこそ成功できたって人
たくさんいるじゃないですか
って？
うん、それはね、
生半可な好き
ではないんです。
好きを飛び越えて
もっともっと突き抜けて
「愛」なんですよ。
でね、この愛ってものを持って
仕事に取り組んでいて
うまくいっている人を
よーく見てみるとね
そこにネガティブ感情が
入っているんですよ。
ネガティブ感情っていうと
語弊があるかな。
「この業界を〇〇にしたい
今のままじゃダメなんだ」
とか
「この技術を伝え続けなきゃ」
とか
「もっと世界をよくしたい」
とかね。
とにかく今のままじゃダメだ
って思いを強く持っている。
使命感をもってやってるっていうと
わかりやすいかもしれませんね。
で、この使命感って何って考えるとね
私がやらなきゃ誰がやる！
っていうものですよね。
で、これっていうのはね
放っておくことができないからこそ
感じることで
そのもの、その人に対する
深い愛が出発点にあるんです。
自分が愛するもの、人が
不遇な環境にあったら
誰だってなんとかしようって思いますよね。
そこそこの環境にあったら
より良くしていこうって思いますよね。
好きなことでうまくいっている人は
結局「好き」だけでは続けてないってことなんです。
■矢印が向く方向
好きなことを仕事にする
一見素敵なように思えるけど
これって感情の矢印が
自分に向いてるってことなんですよね。
でも仕事って
自分が満足するために行うものではないはず。
価値を提供して
誰かを喜ばせて
誰かを助けて
誰かに必要とされるからこそ
仕事として成り立つんです。
つまり感情の矢印は
常に相手に向かっていないといけないってこと。
■なりたい自分を重ね合わせる
でもそれじゃあ
しんどいことの方が多いよ
楽しく仕事できないよ
って思うかもしれませんね。
そんなことは全くなくって
相手のために行動することで
自分を満たすことが
実はできるんですよ。
誰のため、何のために
っていう「愛」の部分と
こんなことができる自分になりたい
っていう成長欲が
しっかり重なりあって
それが価値として
正当に認められてくると
その行動をすることが
楽しくて楽しくて仕方ない
そんなゾーンに入ることができるんです。
■順番が逆！
だからね、
好きを仕事にする
のではなくて
☑「深い愛」から
成し遂げたいことを発見していく
☑自分がもっている人の役に立てることに
自分の好きを関連させていく
というように
考え方の順番を転換させることが大事だと
私は思っているんですよね。
「好きを仕事に」って言う言葉
これからの時代を象徴するような
とても魅力的な言葉ではあるけれど
これからの時代を考えるのなら
「好き」だけじゃ弱い
そう思った方がいいんじゃないかな。
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