※この記事は2024年6月28日のvoicy放送を記事化したものです。

 

 

 

今日は最新のインスタ投稿の解説をしていきたいと思います。

 

昨日「開業届って出した後書き直せるの?」というテーマで投稿をしました。

 

いろんな方から開業や経費に関する相談をいただいているのですが・・・

 

案外多いのが「出した後に書き直せるか不安なので出せない」の声。

 

私は2021年3月頃に開業届を出したのですが、出した後は完全放置プレイです。

 

でも、業種や仕事の内容が変わったりして、「書き直したほうがいいのか?」

と思ったことも何度かありました。

 

保育園の書類を作るときに、毎回「開業届の写し」も添付するため、記載内容を見て

「今はちょっと違うんだよなー」と思うことも。

 

今回の投稿のために調べてみました。

 

結論から言うと、開業届は1回出したら基本放置でOK。

 

住所=納税地が変わる時だけが注意ですね。(その時は手続きが必要)

 

あとは確定申告の際に最新の情報を書けば大丈夫です。

 

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開業届の提出&提出後について5つのポイントでサクッとまとめます。

 

1. 開業届に何を書くか

2. 仕事の内容や氏名、屋号が変わった時

3. 住所が変わった時の対応

4. 開業日を変更できるか

5. 提出後にやめたい場合の対応

 

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まずは開業届に何を書くか。

 

開業届には基本的に「開業した時点」の情報を書きます。

名前、住所(納税地)、屋号(決めなくてもOK)、開業日などですね。

ちなみにスマホで必要事項を入力すれば、開業届は5分程度で作れます。

 

仕事内容や氏名、屋号がなどが変わった時は?

意外な感じがしますが仕事の内容や氏名・屋号が変わった時も、手続きは必要ありません。確定申告の時に最新の情報を書けばOKです・

 

住所が変わった場合は手続きが必要です。

開業届に書く住所=納税地になります。

 

この届出は引っ越し前の時点の管轄税務署で行います。(引っ越し後のところはNG)

引っ越しの予定があったり転勤族の人は要チェックですね。

 

開業日は変更できます。

方法は2つあります。

 

提出済みの開業届を取り下げる(1ヶ月以内)、もしくは開業届を再提出する方法です。

 

ちなみに開業届は「開業したことを申請する届出」になるため、開業日に未来の日付は選べません。これは提出のときに注意してくださいね。

 

提出後にやっぱりやめたい!という場合。

 

「廃業」ではなく「取り下げる」手続きをします。

 

書式は自由なようですが「取下書」(「撤回書」)を書いて管轄税務署に届ければOKなようです。

 

ネットで調べれば書き方のフォーマット、見本が出てくるので参考になります。

 

考えられるケースとしては「失業保険を受け取る前に開業してしまった」という場合。

 

開業した後に退職が決まり、失業保険をもらうために取り下げた・・・といったケースもあるようですね。

 

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ざっくりまとめると

・手続きが必要なのは納税地(住所)が変わった時だけ。

・あとは次の確定申告時に最新の情報を書けばOK

・万が一の時は取り下げもできる

 

といったところです。

 

開業する時点では、将来のことがまだ分からなくて不安な部分が多いかと思いますが

こんな感じなので案外なんとかなります!w

 

「開業を考えているけど一歩踏み出せない・・・」という人にとって、

少しでも今日の内容が参考になれば嬉しいです。

 

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開業届はスマホでも作成OK。こちらのブログ記事で解説しています。