6月某日、
その依頼は突然やって来た。
とまねこもボランティア登録している、苫小牧社会福祉協議会(以下社協)の担当者Tさんより、
一人暮らしの高齢男性が緊急入院!猫達が家に残されている!
またかい!本当に最近多いです。
入院したのは3日前、状況も猫の数も
解らない。解らなければ現場確認だ!
翌日、社協Tさん、市役所の担当者さん、男性の姪御さんで今回の相談者さんSさんと現地へ
床には子猫の亡骸が…
一年前位迄は、綺麗に暮らしていらして、猫達のお話しも良くされていた様です。しかし、認知症と体調の悪化によって生活が破綻、姪御さん達も生活再建の為に奔走されていた中での入院となってしまいました。
残された猫達は姪御さんがご飯をあげてくれていました、猫アレルギーがある中で出来る限りの対応をされていました。
すぐにツキネコ北海道さんに報告、社協と調整して頂きレスキュー対応案件となり、決行日まではとまねこと姪御さん、社協Tさんと猫達の餌やりと見守りを連携して対応しました。
7月上旬にレスキュー日が決定!
前日に捕獲器を仕掛ける事になり、苫小牧のボランティア仲間が駆けつけてくれ、そして、なんと!千歳のあかつきニャンコさんも!とまねこは現場経験が浅い為、心強い助っ人です!
素手で捕獲するアカツキさん!
さすがデス!
翌日はツキネコ北海道の吉井代表が駆けつけてくれました!(とまねこ わちゃわちゃで写真を撮っておりませんでした)
この日、捕獲器には4匹、前日にアカツキさんが素手で捕まえた子を入れて5匹を保護しました。
捕獲器から鮮やかにキャリーケースに猫を移動する吉井代表!勉強になります!
猫達は外と中を行き来しており、何匹いたか判らない為、残りの猫の保護と様子観察は、とまねこ達苫小牧チームで継続。
合計8匹の猫を保護しました。
ツキネコ北海道でケアして頂き、里親さんへ繋ぎマス!
トレイルカメラ等で10日間の経過観察をし、猫の出入りが無くなった事を確認して終了となりましたが、元々野良猫が多い街、カメラに姿があったのに姿を見せなくなった猫もいて、心残りも…
そして、同時発生的にすぐ近くで別の案件も…子猫2匹と母猫も保護されました。
こちらもあかつきニャンコさんが大活躍!
別件3匹追加で合計11匹の保護!
レスキュー開始から10日間、ほぼ毎日現場に通い、
レスキュー前のトレイルカメラでの監視や餌やり等を入れると約1ヶ月間。
保護した猫の搬送の為、江別市や札幌へまで4往復しました。
自分達の住む街の問題、解決したくても個人では限界がありますが、ツキネコ北海道さんの様な大きな団体に協力する事で私達の活動も広がりを見せ、地元で私達が関係各所との調整やきめ細かく労力を提供する事で円滑に保護が進むのだと、今回のケースで新ためて感じました。
又、コミニティソーシャルワーカー(CSW)を配する社協さんと連携することで地域の問題として情報共有と協働する事も大切な要素だなぁと
(一応社会福祉士なんで)
思う、とまねこ でした。