『儚き島』第148話から

日本版のスペースシャトル計画が存在したことや、それが消滅したことを知る人は意外と少ないかもしれない。
その事実が遠い南の国キリバスを通じて飛び込んできた。


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キリバスという国家においては4半世紀前に日本との友好の先に「宇宙と繋がる道」が見えたことになる。
そして、キリバスが描いた文明化シナリオは、そのクライマックスに日本版スペースシャトルが颯爽と登場する筋書きになっていたのだ。
文明化の道を後追いする後発国にとって、宇宙事業に関わるということ自体が一足飛びに未来を先取りするSF映画に見るところの「ワープ」であったに違いない。
これこそ21世紀に光を観るキリバスの「観光」事業だったはずだ。
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国家と国家を繋ぐ絆は様々で、そこに大国主導のビッグプロジェクトが含まれることは内容次第で歓迎すべきである。が、その絆を手放す側が常に大国であってはならないと思う。

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