こんにちは。
カラーカウンセラーの山田奈生子です。
今日は
TEDカンファレンスからご紹介です。
すでにご存知の方も多いかと思います。
可能性を信じる。
探究心が未来を切り開く。
そんなパワーを私は感じたプレゼンテーションです
ニール・ハビソン(Neil Harbisson)
「色が聞こえる」 I listen to color.
色をきくことができる。I can hear color.
色は、見えるもの。)
光が物体にあたって、反射し、
その光を見て、私たちは、色を感じています。
色の見える電磁波の範囲は、
約380nm~780mn(可視光線)です。
ニールは、
アイボーグ(eyeborg)という「電子アイ」を身につけ、
色を音に変換し、聴いて、感じて、生活しています。
さらに、
肉眼で見える範囲を超えて、
赤外線や紫外線も音でわかるようになったそうです
すごいですね。
「僕は自身の色彩感覚を拡張し
赤外線と紫外線が…
音でわかるようにした
人間の目を超えたのです。
赤外線センサーが 仕掛けられていたり…
リモコンを向けられたりしたら わかるし…
日光浴するのに良い日かどうかも
音で判断できます。
紫外線のような
危険な“色”とか…
見えないものを感じる力
欲しいでしょう?」
ニールが身につけている
アイボーグ(eyeborg) は、
eye+cyborgを組み合わせた造語だそうです。
ニールは生まれつきの色覚障害で、
世界を白黒でしかみることのできませんでした。
eyeborg という装置により、人生がカラフルなものに変わったとのこと。
この装置でどうやって色を聴くことが出来るのかというと、
額のあたりにぶらさがっているカラーセンサーが
目の前の色を認識する。
↓
認識された色は、一定の規則に基づいて
異なる周波数の音に変換される。
↓
この音が首にとりつけたれたチップに送られ、
骨を振動させて、脳に伝えられる。
↓
ニールは音の高さの違いで
色の違いを認識する。
↓
360色の識別できるようにまでなる
でも、それじゃ、物足りないと思った。
ニールは聞いた音を絵で表現したりもしています。
「見えない色を音で聞こえるようにしよう」
と始まった電子アイの製作が、
肉眼を超えて、感じることを、さらに推し進めています。
たぶん、当初は
なかなか周囲には理解されなかったと思うのです。
「実現する!」という夢を叶えた、
あきらめない気持ち。
今では、
人間のサイボーグ化を支援する団体まで設立しています。
科学的な根拠があったとしても、
何度も、何度も、失敗したと思います。それでも、GO
最後に、印象的だったことばを。
「感覚を拡張すれば…
知識は感覚から得るものなので
知識も増えます」
感じる幅を広げて、体験を重ねることが大事ということ
考えるのではなく、まずやってみて、感じる。
身をもって体験したことから得た知識こそが、
可能性を実現させる力になるということですね
お読みいただきありがとうございます。