『モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語』



さとうゆうこの「 Happy リウマチ life 」


訳者あとがきより


「時間がない」、「ひまがない」---こういう言葉を私たちは毎日聞き、自分でも口にします。

忙しい大人ばかりではありません、子供たちまでそうなのです。

けれど、これほど足りなくなってしまった「時間」は、いったい何なんでしょうか?

機械的にはかることのできる時間が問題なのではありますまい。

そうではなくて、人間の心のうちの時間、人間が人間らしく生きることを可能にする時間、そういう時間が私たちからだんだんと失われてきたようです。

このとらえどころのない謎のような時間というものが、この不思議なモモの物語の中心テーマなのです。・・・・・



この本は1971年に書かれたのですが、もうすでにこのころから、現代を風刺するようなこの物語が描かれていることが、すごいなぁと思います。


以前は私も「時間がない」とせかせかしていたけれど、今は時間がたっぷりありますドキドキ

ありがたいことですニコニコ