今晩は


嬉しいです



さて、
第2回 アレルギーっ子さん&アレルギーっ子ママさんとの「おしゃべり会」
のレポート後編をアップ致します
(前編の記事はコチラからご覧頂けます。)
渋谷区のとある小学校では「除去食」ではなく、「代替食」を作ってくださる学校があったそうです。
→わたしが小学校の時では考えられなかった対応に驚きました。
「代替食」とはその名の通り、食べられないものの代わりに食べられる物に替えて作った食事。
見た目も通常の給食に似せて作って下さっていたそうですが、正直これに関しては少し怖い気持ちもあります。
2013年に調布市で起きたニュース。
学校給食で起きたアレルギー事故死の問題。
ご存知の方も多いのではないでしょうか?
乳製品アレルギーの女児がお代わりで食べたチーズ入りチヂミが原因でアナフィラキシーショックを起こし、死亡してしまったニュースです。
ちなみにチヂミに入っていたチーズの量は1グラムにも満たなかったそうです。
(ニュースに関してはコチラからご確認ください。)
人間、誰でも間違うことってあると思うんです。
勘違いやミス…
仕事やプライベートでミスしたこと、
間違ったことがない人なんて、きっといませんよね。
でも、食物アレルギーは生死を伴うのだからミスは本当に本当に命とり。
わたしもあります。
「オムライス食べてみたいなぁ〜」
「パフェ食べてみたいなぁ〜」
って思ったこと。
でもわたしの両親はわたしが小さい時、似せたものを作ってあげようという考えの人ではなかったので代替食メニューはほとんど食べたことがありませんでした。
でも今となってはそのおかげで
『オムライスやパフェは食べられないもの』
と、自然と自分で認識できるようになったのだと感謝しています。
何が言いたいのかというと、
わざわざ似たようなものを食べる必要があるのかな?
ということです。(もちろん、お誕生日ケーキなど特別な時は別ですが。)
「これってどんな味?」
「これ、食べてみたいなぁ〜」
などどお子さんから言われて胸が痛む思いをするご家族の方もいらっしゃるかと思います。
でも、食物アレルギーなのはお母さんでもお父さんでもなく、お子さん自身。
かわいそうだから似たものを…と思っていた結果、成長してご家族の目の行き届かない所へ行くようになった時に
「食べられるかも?」
なんて勘違いしてしまった時の方が悲惨だと思いませんか?
更には外で小さい時から当たり前にアレルギー対応してもらっていた結果、
「対応してもらうのが当たり前」
といった価値観になってしまったらどうしますか?
食物アレルギーの人口が増えているとはいえ、
全人類の人口に比べたらほんの一部。
その一部の人だけの為に国が、企業が当然のように対応してくれたり、本当に完璧な安心・安全な世の中になるのにどのくらいの時間がかかると思いますか?
今は国が、企業がアレルギーに対して積極的に動いて下さっています。
でも今すぐに完璧に改善されるのかといったらそれは違うと思います。
数年後かもしれない。
数十年後かもしれない。
ただずっと待ち続けるだけでなく、現実に目を向けてみてください。
どうやって食物アレルギーと付き合っていくのか。
どうやって克服するのか。
小さい頃はご家族が守ってあげてください。
そして、やがて親の目が行き届かない年頃になったら
『自分の身は自分で守ることのできる』
子供に育ててあげてください。
31年間、食物アレルギーと向き合ってきたわたしが思うことを記事にしてみました。
「十人十色」ということわざがあるように、
この記事に関しては色々な意見があるかと思います。
何かヒントになったり、
こういう考えの人もいるのか〜
なんて思ってもらえたら嬉しいですし、
わたしはこういう考えです!
といったご意見も大歓迎です
「おしゃべり会」を開催してみてまだ数回ですが、
同じ『食物アレルギー』をテーマに色々な考えや出来事をお話しすることができて、
わたし自身学ぶことが多く、開催して良かったなぁ〜と心から思っています。
これからも皆様と「おしゃべり」できるのを楽しみにしています

