【恋人は専属SP】後藤誠二ルート Episode 6【本編】 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

こんばんは!



ちょっとのどを痛めてしまった、まなみんです!!



弱いんですよね~のどが・・・。



さて、ちまちま更新中のごっとん本編のレポです。


とにかくスチルがキレイでウハウハです(笑)


ネタバレ!!




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆





後藤さんの怪我の件から数週間が経った。

あのあと、後藤さんがどうなったかは全く分からない。



(石神さんにも会えないし・・・SPのみんななら、何か知ってるかな・・・)



後藤さんのその後が気になって、私は官邸のSPルームを訪れた。


wwwそんなしょーもない用件で来ていいとこではないと思うのだがwww




奈々「失礼します・・・」

昴「奈々・・・どうした?今日は何の予定も入ってなかったよな」


wwwゲッ(-""-;)アンタがいるならもう帰りたいwww



SPルームでは、昴さんが一人で待機していた。



奈々「あの・・・ちょっと、訊きたいことがあって・・・」

昴「聞きたいこと?何かあったのか?」

奈々「昴さんに後藤さんから何か連絡とかきてませんか?」

昴「は?後藤から?何でだよ」

奈々「それは・・・」



A:最近会ってないなぁって思って

B:なんとなく、元気かなって

C:心配なことがあるんです←



奈々「ちょっと、心配なことがあって・・・」

昴「心配なこと?後藤のことでか?」


www話の流れ的に、それしかないだろうがwww


奈々「はい・・・」



あの夜のことを昴さんに話そうか迷う。



(後藤さんはきっと嫌がるだろうけど・・・昴さんだからこそ、わかることもあるかもしれない)


昴「なんだ?なにかあったのか?」

奈々「2週間くらい前の話なんですけど・・・」



家の近くであった事件を話すと、昴さんは目を丸くした。



昴「お前・・・そーいうことがあったなら、もっと早く話せよな」

奈々「すみません・・・」

昴「お前になんかあったら、どーすんだよ。・・・無事でよかったけど」



軽くため息をつくと、昴さんは私に座るように言った。



昴「残念だけど、後藤から連絡はきてないし、公安の情報も入ってきていない」

奈々「そうですか・・・」

昴「アイツらがオレたちに連絡してくるのは、捜査に必要な時だけだ。プライベートで連絡する感じでもねぇしな」

奈々「黒澤さんもですか?」

昴「アイツは食ってるものとか、くだらない写メ送ってくるけど、そういやこの1週間はそれもなかったな・・・」



携帯を取り出すと、昴さんはメールをチェックしている。



奈々「石神さんたちは大きな事件を追ってるんでしょうか?」

昴「さあな。公安の捜査内容はオレたちにも知らされねーし・・・」


(お守り、いつ返せるのかな・・・そうだ・・・昴さんは夏月さんのこと、知ってるはずだよね・・・)


奈々「あの・・・昴さんは夏月さんのこと・・・知ってますよね・・・」

昴「夏月・・・?」



夏月さんの名前に昴さんが目を細めた。



昴「知ってるけど・・・どうしてそこで後藤の恋人が出てくるんだよ。っていうかお前、何で夏月の名前知ってるんだ?」

奈々「・・・・・」



尋ねられて、言葉につまる。



(お守りの話を聞きたいから?でも・・・それだけじゃないような・・・夏月さんがどんな人だったか、知りたい・・・?)


昴「・・・お守りの話、後藤から聞いたのか?」

奈々「そういうわけじゃないんですけど・・・その・・・夏月さんのものだっていうのは知ってます」

昴「・・・なーんか歯切れの悪いヤツだな。なにが聞きたいんだ?」


wwwお前こそ、あれこれ詮索するんじゃないよwww


奈々「ごめんなさい。色々ありすぎて自分でもよくわからなくて・・・」

昴「・・・しょうがねえな。あいつのためと思うとしゃくだけど・・・オレはお前にそういう顔見せられると弱いんだよ」


wwwあっそ(・∀・)www


奈々「え?」

昴「まぁ、いい。ちょっとついてこい」



昴さんは私の手を取ると、SPルームを出た。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




奈々「どこに行くんですか?」

昴「オレん家」


ゲッ!!(゚Д゚;)


奈々「え!?桂木さんたちに何も言わずに出ても大丈夫なんですか?」

昴「へーき、へーき。どうせ、まだ誰も帰ってこねぇよ。何かあれば、携帯に連絡くるだろ」


wwwサボりか、公務員www



私を車に乗せると、昴さんは自分の家へと向かった。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




昴さんの部屋で所在なく座っていると、昴さんは一冊のアルバムを持ってくる。



昴「オレたちが警視庁に入ったばかりの頃の写真だ」



アルバムを開くと、今よりも少し幼い昴さんが後藤さんと肩を組んで写っていた。



奈々「わあ・・・二人とも若い・・・。後藤さんの髪、いまよりずっと短かったんですね」

昴「そうだな。いまは無愛想なヤツだけど、アレでも入った頃は体育会系に近かったんだぜ」

奈々「本当ですか?」

昴「ああ。上からも可愛がられるタイプだったな。アイツ、初めは酒弱かったし」

奈々「いまは結構飲んでますよね?」

昴「飲み会の度に上司に鍛えられたんだよ。よく真っ赤になって目を回してたっけな」



酔いつぶれている後藤さんの顔に、落書きをしている昴さんの写真がある。



(このあとのことは・・・聞かない方がいいよね・・・)


奈々「こっちの写真は昴さんと飲み比べしてる時のですか?」

昴「たぶん、それが初めての後藤との飲み比べだ。飲み会があると、恒例のイベントになってたけど・・・夏月にはやめろって言われてたな・・・」



当時を懐かしむような顔をして、昴さんは苦笑を浮かべる。

昴さんはページをめくると、一枚の写真を指差した。



(後藤さんと昴さん・・・その間に写ってる人が・・・)


昴「これが夏月・・・飯嶋夏月(いいじまかづき)だ。警視庁の捜査一課の捜査員だった。・・・優秀な方だったな。頭もいいけど、その分、かなりじゃじゃ馬だった」

奈々「キレイな人ですね」

昴「顔だけ見れば、優しそうに見えるだろ?けど、これがなかなかの毒舌でなー・・・後藤が夏月と付き合いだしたって聞いた時は驚いた」

奈々「でも、夏月さんと一緒にいる後藤さん・・・笑ってますね」

昴「いいコンビだったとは思う。プライベートがだらしないって言って、夏月がよく後藤の面倒を見てやってた。しっかりした女だったから・・・」



だから、誰もあんなことになるとは思わなかった・・・と、昴さんは続けた。



昴「あの日・・・夏月は体調が悪いにも関わらず、犯人確保に向かった。『大丈夫、大丈夫』っていうのが口グセだったな。実際に夏月は仕事もできた。だから、オレたちもアイツを信頼してたんだ」



昴さんの声が陰りを帯びる。



昴「だが、夏月は犯人に撃たれて・・・そのまま二度と戻ってくることはなかった」

奈々「!」

昴「後藤は夏月の遺体を見ても、泣かなかった。泣けなかったんだろうな・・・」



アルバムを閉じて、昴さんは小さく息をつく。



昴「それから・・・後藤は変わったな。誰に対しても、何に対しても無関心で。無気力になったし・・・見るからに、生活が荒んでいった」



夏月さんの名前を呼んで、うなされていた時の後藤さんの顔が思い出される。

思わず、私は手を固く握った。



昴「メシもろくに食ってなかったから、オレがメシを作ってやったこともあったんだぜ?」

奈々「昴さんが?」

昴「そうでもしなきゃ、倒れそうだったんだよ。そういや、オレの料理を食って美味いって言わなかったのはアイツだけだな」

奈々「それから・・・後藤さんはどうなったんですか?」

昴「石神が後藤のウワサを聞いて、目をつけたんだ。全てを捨てられる人間は公安には好都合だってな」



このあとの話は石神さんから直接聞いた話だと、昴さんは言った。



昴「石神が後藤の部屋を訪ねた時、アイツ『自分はもう死んだっていい』って言ったらしい。それで、石神が『どうせ死ぬなら、国の為に死んだ方が有意義だろう』って公安に誘ったんだ」


(聞いてるだけで辛い・・・死んだっていい・・・なんて・・・)


昴「こんな経緯でアイツはいま、公安にいる。・・・大丈夫か?奈々」

奈々「はい。すみません・・・昴さんにいろいろ聞いてしまって・・・」

昴「気にするな。夏月のこともたまには思い出してやらねーとな。気を使って話題にしねーなんて、夏月が一番嫌がりそうなことだ」

奈々「素敵な人だったんですね。夏月さん・・・」

昴「そうだな。夏月はこのオレに説教してくるくらいの強気な女だったし。後藤も夏月といるようになってから、表情が豊かになったかな・・・」

奈々「後藤さんが・・・夏月さんを深く愛していたのがわかります」

昴「そうかもしれねぇな。後藤が持っていたお守りは、夏月が片時も離さなかったものだし」


(夏月さんのお守り・・・そんな大切なものを私が預かっていて、いいのかな・・・)



お守りの入っているバッグを私は見つめる。



昴「たしか、夏月はあのお守りがあるから、難しい捜査もこなせたって言ってた。オレはそーいうの信じねぇ方だけど、護身力っていうのか?そーいうのが強いのかもな」

奈々「護身力・・・」

昴「関係があるのか、わからねーけど・・・あの日、夏月はお守りを持っていなかったんだ」



・・・このお守りがアンタも守ってくれるといいな・・・。



お守りを渡すときに、後藤さんがそう言っていたのを思い出す。



昴「公安に入っても、前の後藤は戻ってこなかったけど・・・最近はそうでもないかって思ってるぜ」

奈々「そうなんですか・・・?」

昴「ああ。きっと、お前に会ったからだと思う」



昴さんが私を見つめる。



奈々「あの・・・私、以前に夏月さんに似ているって言われたことがあるんです。だから・・・ですか?」



後藤さんが変わってくれたなら嬉しいけれど。

私に夏月さんの影を重ねているのかと思うと、複雑な気持ちになった。



昴「んー?たしかに、夏月と奈々は似てる部分はあるけどな。だけど、顔が似てるとか、そーいう話じゃないのは写真を見たからわかるだろ?」

奈々「はい・・・」

昴「確かに最初は、夏月と雰囲気が似てるお前を、アイツは放っとけなかったかもしれねーけど・・・後藤がお前に夏月の代わりを求めてるとか・・・そういう話はありえねーな」



私の不安を見透かすかのように、昴さんは笑った。



昴「後藤がお前に構うのは、夏月に似てるからじゃなくて、他の理由だ」

奈々「他の理由って何ですか?」

昴「それはオレからは言えねぇな。オレだって、そこまでお人好しじゃねーっつの。ライバルに手を貸すなんて、嫌なこった」

奈々「・・・よくわかりませんが、でも・・・色々話してくださってありがとうございます」

昴「そうだな。ここまで話してやっただけでもありがたく思えよ。スペシャルサービスだぞ?」

奈々「それは、すごく感謝してます」



昴さんはアルバムを片づける。。



昴「任務中のアイツが奈々を頼ったのは意外だな。弱ってるところを、誰にも見せたがらないのがアイツなのに・・・」


www野良猫かwww


奈々「それは昴さんも同じじゃないですか?」

昴「まあな。だから、わかるんだよ。そんなアイツが奈々を頼ったのが、どーいうことか・・・」

奈々「え?」

昴「・・・何でもねーよ。っつか・・・なんかムカついてきたな。何でオレがパジャマ野郎について解説してやらなきゃなんねーんだよ」



A:後藤さんが大切なんですね←

B:友達思いなんですね

C:私のお人好しがうつったのかも



奈々「後藤さんが大切なんですね」

昴「ばーか。そんなんじゃねーよ。アイツとは腐れ縁だ。昔の後藤が戻ってくるなら・・・それはそれで、オレも安心はするけどな」

奈々「昴さんはやっぱり優しいです」

昴「優しくねーよ。てか、この状況で奈々にそう言われると、敗北感しかねーんだけど」

奈々「え?ど、どうしてですか?」

昴「鈍い奴だなー・・・お前さ、どうして夏月のことが気になるとか考えたことねーの?」

奈々「それは・・・」

昴「おっと。じっくりと説明してやりてーけど、時間切れだな。そろそろ戻らねーと、桂木さんから鉄拳をくらう」


wwwくらっちまえよwww



昴さんが時計を指差す。



奈々「もうこんな時間!長々とすみませんでした!」

昴「いや・・・お前に話して、オレがすっきりした部分もあるし・・・とりあえず、家まで送ってってやる」

奈々「ありがとうございます」



帰り道、昴さんはお気に入りだというケーキ屋さんによって、ケーキを持たせてくれた。



昴「あんま、深刻に考えすぎるなよ。お前はお前だ」

奈々「はい・・・」

昴「誰も、夏月の代わりになれないように、お前の代わりもいないんだ」



ぽんぽんっと昴さんは頭を撫でてくれる。



(やっぱり、昴さんは優しいよ・・・)


昴「そこのケーキ、かなり美味いから。食ったら感想のメール送れよな」

奈々「はい、ありがとうございます」



少しでも気持ちを明るくしようとしてくれているのがわかる。

波立つ心を鎮めてくれるかのように・・・昴さんからのケーキはとても甘かった。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




相変わらず後藤さんからの連絡はないまま、数日が過ぎた。

私はできたばかりの、『カンフーダンス』のDVDを届けに官邸に来ていた。



桂木「総理も楽しみにされていましたから、とても喜ばれますよ」

瑞貴「奈々さんの演技、とっても素敵でしたよ。ハムスターみたいに可愛くって、僕も大福食べたくなっちゃって・・・」

海司「そういや瑞貴、あの日大福勝手帰ってたもんなー」

昴「そりゃ、よっぽど美味そうに食べてたんだな」

奈々「はい、実際にすごく美味しいんですよ。小杉先輩がよく行く甘味屋さんから仕入れたんです」

そら「あの部長さん、顔広そうだしね。オレも大福買って帰ろうかなー・・・大福って班長のイメージが強かったからなー」

桂木「は?」

海司「あー団子とか・・・妙に似合いますからね」

桂木「・・・それは、どういう意味だ」



ぎろっとした目で桂木さんがそらさんと海司を見る。



そら「・・・オッサ・・・いやいやいや、典型的な日本男児のイメージってことで!」

海司「そうそう。だって班長、ケーキとか食べてるとこあんま見ないし!」

桂木「そうか・・・」

瑞貴「そらさんも海司さんも回りくどい言い方しないでハッキリ言えばいいのに・・・」

昴「瑞貴・・・さりげなくお前が一番ひどいな・・・」

桂木「全くお前らは・・・ゴホン。高原さん、総理が部屋に戻られたようです」

奈々「あ、それじゃあ、いってきますね」



SPルームを出て、執務室に向かう。

官邸の廊下を歩いていると、奥から二人の男の人が歩いてくるのが見えた。



奈々「!」


(石神さん・・・後藤さん・・・)



石神さんたちは私に気が付くと、立ち止まる。

二人を見上げると、後藤さんはスッ・・・と視線を逸らせた。




to be continued




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やっぱ一話が長っ!


最後のSPのくだらないコント、削ればよかったわ~←鬼