【一〇八恋星☆水滸伝】史進外伝 少華山の章 第一話~第五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

こんばんは!



今日は夫と回転寿司を食べに行ってきた、まなみんです!!



二人で3000円オーバーとか、食べ過ぎやろwww



さて、史進レポも四章まで来ました~


実際は四章は存在しないんですがwww


今回は三章までの少華山好感度が14以下の場合に到達する、少華山ルートです。


ネタバレです。




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




村の人たちから助けを求めてこられて、急きょ、少華山では軍議が持たれることになった。



陳達「どうします、頭」

史進「・・・・・・」



史進くんに一緒に来るように言われてついてきた私は、端のほうでみんなの様子を見守る。



(いいのかな、私もいて・・・)



少華山に来てから軍議に出席したことがなかったので、妙に緊張してしまう。



史進「・・・郁里」



史進くんがこちらを見る。



郁里「は、はい!」

史進「お前もこっちに来て加われ。以前、良い案を出したことがあっただろう。柴進殿を助け出すときに」

郁里「・・・あ」


www回想シーンは割愛します。気になる方は、史進本編のレポへどうぞ(・∀・)www



あの時は確かにひらめいた・・・が。



郁里「でも、いつも思いつくというわけではないので・・・」


www外伝があの話の後となると、時系列がおかしくならないかい?www


魯智深「ほう。郁里さんは聡明でもあるのかい。そういう女、好みだぜ」


wwwごめん、こっちは好みじゃないやwww


陳達「・・・今は、浮ついた話をしてる場合じゃないんですよ、右近殿」

魯智深「はは、失敬失敬」


(うーん・・・やっぱり陳達さんは、魯智深さんと楊志さんのことがあまり好きじゃないのかな。特に魯智深さんには妙に食って掛かるような・・・)


www単なる好き嫌いの話ではないだろう。てか、魯智深の方がよくしゃべるんだから、つっかかられることが多いのは当たり前www



考え込んでいるうちに、話は進んでいく。



陳達「襲われている五つの村を順に回っていたら・・・」

史進「確実に間に合わない村が出てくるな」



史進くんが表情を曇らせた。

史進くんはしばらく考え込んだあと・・・。



史進「全員で行こう」



決意を込めた目でみんなを見回す。



史進「右近殿と左近殿もご協力いただけるか」

楊志「ああ」

魯智深「戦力は多いほうがいいさね」

史進「かたじけない。では早速、出立の支度を・・・」

陳達「いや、待ってください、頭」



動き始めようとしたみんなを陳達さんの声が止める。



陳達「少華山を空っぽにするのは、やばくねぇか?」

史進「・・・・・」

陳達「大丈夫だとは思うが、もし空っぽのところに何者かが・・・」

史進「何者か、とは?」

陳達「具体的にはわからねぇが・・・そういう予感がするんだ」

史進「・・・そうだな。ならば、俺が残る。遊撃隊として、手薄なところを助ける役割を果たそう」

陳達「それがいい・・・お嬢さんもいることだしな」


(あっ、そうか・・・足手まといになるよりは、ここにいるほうが・・・)


陳達「もし何かあったら、少華山から指令を飛ばしてもらえれば」

史進「・・・ああ。というわけだ。郁里も少華山に残れ」

郁里「はい」

史進「それでは、各々、支度を進めてくれ」




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




魯智深「史進は一人じゃねえんだな」



小さな声で、魯智深さんが言った。

隣にいた私にしか聞こえないような声。



郁里「・・・・?」

魯智深「人を引っ張るってぇのは力があるだけじゃ駄目でね」



ニコリと魯智深さんが笑みを浮かべた。



(史進くんの実力を品定めしているみたい・・・?)



その様子に、なんだか私は少し不安になってしまう。




史進「郁里、行くぞ」



広間を出ようとした史進くんが私に向かって声をかけた。

史進くんの元に駆け寄ろうとした私の腕を魯智深さんがグイッと引っ張る。



(え・・・っ!)



突然、額にキスをされた。


www今!?( ̄□ ̄;)!!www



郁里「な・・・何を・・・!」

魯智深「戦の前のまじない、だよ」

史進「・・・っ!」



私が何か言うよりも早く、史進くんが一瞬で魯智深さんとの距離を詰め・・・。



史進「何をなさる!」



魯智深さんの着物の衿首を掴み上げ、問う。



魯智深「史進は郁里さんの想い人なのかい?」

史進「・・・・・!」

魯智深「即答できぬ男が、これしきのことで怒る理由は無えよな」


www彼女でもない女性にキスする理由は、アンタにも無いがなwww


史進「・・・・・・」



史進くんは黙って手を放す。



史進「・・・失礼をした」

魯智深「・・・じゃあな、生きてまた会おう。郁里さん


wwwもう結構です(・∀・)www


郁里「は、はい・・・」



魯智深さんが部屋を出ていき、私と史進くん二人が残る。



史進「・・・恋人同士というのは、いいものなのだな」

郁里「え・・・」



思いがけない史進くんの言葉に、私は目を見張る。



郁里「どういう意味・・・?」



そっと問いかける史進くんは、首を横に振った。



史進「いや・・・なんでもない」



そう言うと、史進くんも部屋から出ていったけれど・・・。

考え込むような横顔に、私の胸は痛んでいく。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




みんなが出立し、少華山は少しの兵のほか、私と史進くんだけになった。



(静かだな・・・)


史進「・・・・・」



史進くんは指揮官の席に腰を下ろすと、真剣な顔で正面を見据えて続けていた。



(なんだか、声をかけてはいけないような・・・そんな雰囲気)


wwwちゃんと空気読んでるんだwww



手持無沙汰な私は、史進くんから少し離れたところに腰を下ろす。

遠くで、草木が風に撫でられていく音がする。



(さっき、史進くんがつぶやいていた『恋人同士というのはいいものなのだな』って、一体どういう意味なんだろう・・・今はそんなことを考えている場合じゃないのはわかっているんだけど・・・)



どれぐらい、黙って座っていただろう。



史進「・・・・・」



史進くんが不意に立ち上がった。

すると、部屋に向かってくる足音が響いた。



兵「頭ァ!」



そこに飛び込んできたのは、傷だらけになった一人に兵だった。

史進くんは立ち上がると、兵のそばへ歩み寄った。



史進「陳達の隊の者だな。どうした」

兵「罠・・・でした・・・っ!」



息も絶え絶えになりながら、兵が言う。



史進「罠・・・?」

兵「襲われたという村に入ったとたんに、宋軍に囲まれ・・・総攻撃を受けて、陳達殿の兵は散り散りに・・・」

史進「宋軍だと!?・・・それで陳達は」

兵「俺が一番、陳達殿の近くにいました。とにかく、頭に現状を伝えろと言われ・・・戦場を抜け出した次第・・・」


(・・・・・・!)



兵の人は唇をかみしめ、涙を流した。



兵「あのような場で隊長を置いて離脱しなければならなかったこと・・・俺は、俺は悔しくて・・・!」

史進「落ち着け」

兵「今から、戦場に戻ることをお許しください!」

史進「ならん」

兵「なぜです、俺は戦って死に・・・」

史進「死ぬなどと言うな!」



厳しい史進くんの声が響く。



史進「よく、生きて伝えてくれた。次の戦に備えろ」

兵「は・・・い・・・」

史進「・・・原」

郁里「手当てですね」

史進「ああ」



兵の人を抱え起こす。



兵「かたじけない・・・」



涙を拭おうともせず、兵の人は言った。



(本当に、戦場を離脱したことが悔しかったんだろうな・・・)



その心の痛みが伝わってくるような気がして・・・私はきゅっと唇をかみしめた。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




手当てを終えて広間に戻ると、史進くんは目を閉じ、座っていた。



郁里「史進くん・・・手当て終わったよ」



声をかけると、史進くんはゆっくりと目を開いた。



史進「そうか。具合はどうだ」

郁里「幸い、浅い傷ばかりだけど、血をかなり失ってた。ずいぶんと興奮状態になっていたから、お水を飲んでもらったあと、鎮静作用のあるお茶を飲んで眠ってもらったよ」

史進「ん。いい処置だ。疲れただろう」

郁里「ううん・・・」



少し席を外していただけなのに、その間に史進くんがひどく疲労しているように見えた。



史進「辛いものだな」

郁里「兵を失うことが・・・?」

史進「いや、こうやって待っていることがだ。自ら戦に出る方がよほど楽だ」

郁里「そういうもの?」

史進「ああ・・・そういう意味でも、頭はすごい。多くの場合は、戦況を見つめ、静かに戦いを見つめている。そして、呉用殿も」

郁里「・・・史進くん、大丈夫?」



その表情、言葉に不安を覚えて、私は思わず尋ねてしまう。



史進「もし、駄目だと言ったら?」



1:びっくりする

2:史進くんらしくない

3:弱音を吐いてよ←



郁里「今なら誰もいないし、弱音を吐いてもいいよ?」

史進「郁里にそのように言われるとはな・・・しかし、それはもう少しあとにしよう」

郁里「・・・・・」

史進「今は、その気持ちだけで十分だ。すまん、これではすでに弱音だな・・・相手が、宋軍とは・・・な」



ポツリと確認するように史進くんが言った。



郁里「宋軍って、つまり国の軍・・・?」

史進「ああ、山賊に見せかけて俺たちを襲う作戦だったのだ。宋軍はじきにここにも攻め入ってくるだろう」



私は思わず少し体を震わせたけれど、史進くんは思いのほか、落ち着いていた。



史進「夜も更けてきたな。戦の気配もなくなってきた」



大きなため息が部屋に響く。

それから私を見ると、史進くんは笑みを浮かべた。



史進「俺たちも休もう。でも、その前に・・・少し、月でも眺めないか」




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私、真面目な話をしているときに茶化す人、大嫌いなんです。


わざとなんだろうけど、いちいち絡む魯智深にちょっとイラッときてますwww