【一〇八恋星☆水滸伝】史進外伝 第二章 第六話~第十話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

こんにちは!



最近の若い俳優さんがちっともわからないまなみんです!!



ドラマ、観ないもんで~(-"-;A



それでは今回は史進外伝です!


楽しくレポしてます!!


ネタバレ!!!




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




史進くんの背中にかばわれながら、私は少し緊張していた。



1:声をかける

2:史進の背中に触れる←少華山



郁里「・・・・・・」



私が黙って史進くんの背中に触れると、史進くんはわずかに驚いたようにこちらを見た。



郁里「あ・・・っ。ごめんね、少し緊張しちゃって」

史進「い、いや・・・」


(史進くんの背中が強張っている気がする・・・少華山の中だけど、もし敵だったりしたら・・・)



あれこれと考えていると、ふっと史進くんから力が抜けたのがわかった。

すぐに、馬を引く二人の男性の姿が見えた。

そして・・・。



史進「おお!!」



史進くんの声が弾む。

その声に、男性たちは手を挙げて応えた。



郁里「知り合い・・・?」

史進「ああ!」



史進くんの顔をのぞきこむと、とても嬉しそうな様子だった。



(今までにあんまり見なかった反応だな・・・史進くんが慕っている人たちなのかな)



そんなことを考えているうちに、男性たちは私たちのすぐそばまで来ていた。



???「久しぶりだな、史進」

史進「はい!お元気でしたか?」

???「ああ」



簡単に挨拶を交わすと、史進くんが私の方を振り向いた。



史進「郁里、こちらは楊志殿と魯智深殿だ」

郁里「は、初めまして」



先ほど、言葉を交わしていた人はヨウシさんだった。

無表情で、話している間もピクリとも顔の筋肉が動かない。



(一瞬、ちょっと怖い人?と思ったけれど・・・)



じっと見つめていると、楊志さんと目が合った。



楊志「名は」

郁里「あ・・・原郁里です。よろしくお願いします」

楊志「ほう、少華山に女が・・・」



小さな声で言うと、楊志さんは史進くんを見やった。



楊志「史進、大人になったな」

史進「え・・・っ」


wwwwwwwww



ストレートな言葉に、史進くんは口をパクパクと動かした。



楊志「会ってすぐのころはあおっぱなをたらしていたというのに・・・」

史進「い、いやそれほど幼少のころには知り合っていなかったはずだが・・・」

楊志「冗談だ」


www真面目な顔で冗談を言うタイプかwww


(・・・冗談っ?・・・真顔で冗談言うんだ・・・わかりづらい・・・そして・・・)



私は楊志さんの隣にいる男性・・・ロチシンさんに視線を移した。



(この人は・・・お坊さん?)



目が合うと、魯智深さんがにっこりと微笑んだ。



魯智深「へぇぇ、驚いた。少華山にも花が咲いているんだな!それも・・・こんなにも美少女とは」


美少女!?(  ゚ ▽ ゚ ;)

史進「美・・・・・!?」

郁里「少女!?」


wwwやっぱソコつっこむよねwww



思わず声が上ずる。



郁里「そ、そんな・・・もう少女なんて年じゃないですから」


www「美」の部分は否定しないんだwww


魯智深「ははっ、そうだったか。純真な心がキミをより若く美しく見せているのかもしれねぇな。とにかく・・・美しいことには間違いねぇよ」



魯智深さんは私の手を恭しく取ると、そのまま口付けを落とす。



史進「ろ、魯智深殿!?」

魯智深「ほんの、挨拶代わりじゃねえか。あまり目くじらを立てるな。キミに会えて光栄だ」

郁里「こ、こちらこそ・・・」



どう答えていいかわからず、よく分からない返事をしてしまい、恥ずかしさもあいまって、私は思わず頬を熱くした。



史進「・・・・・・」



そのとき、ふと史進くんの強い視線を感じ、私はパッと手をふりほどく。



(わ、私ったら、何をボーっとしちゃってるんだか・・・あれ?でも、私が手にキスをされても、史進くん全然怒らない・・・)



その事実がふと私の心を不安にさせた。



(朱武さんや李俊さんが同じことをしようものなら、ものすごく怒りそうな気がするんだけど・・・)



ほんの一瞬、視線がぶつかったけれど、史進くんはふいっと目を逸らした。

そして、魯智深さんと楊志さんのほうに向き直る。



史進「お二人とも、なぜ少華山へ?そのような報告は受けていなかったように思うのですが。もしや、すでに何日か前より滞在されていたとか・・・」

魯智深「いや、今日着いたところだよ」



史進くんの表情が真剣なものになる。



史進「何かあったのですか」

楊志「いや、何もない」

魯智深「少華山の近くまで来たから、寄っただけだ」



楊志さんが答えただけでなく、魯智深さんも笑顔を浮かべ言った。



史進「・・・そうですか」



二人にわずかに気圧されたように史進くんが頷く。



(別に殺気があるというわけでもないのに、なんだか魯智深さんと楊志さんって少し迫力があるな・・・)



梁山泊にやってきてから、いろんな男の人たちと出会った。

詳しくはわからないけど、少しずつ、肌で感じるようになってきた。

強い人なのか、そうでないのか。



(・・・なんて、自分の勘が当てになるとは思っていないけど)



そんなことを考えていると・・・。



史進「お二人はしばらく、少華山に滞在されるのか」

楊志「・・・邪魔をする」

魯智深「いやあ、少華山に着いて、すぐに史進に会えたのは好都合だったぜ。下手したら、会うことも叶わなかったかもしれねえ」

史進「なぜそのような心配を。二竜山の楊志殿、魯智深殿と名乗れば・・・」

楊志「それなんだが」



楊志さんが史進くんの言葉を遮るようにして言った。



楊志「我々が少華山に来ていることは内密にしてもらいたい」

史進「・・・何故です。重要な任務でも?」

魯智深「堅苦しいねえ。宋江殿に、油を売っていることがバレても困るって意味だよ」

史進「そういうことならば・・・」

魯智深「幸い、少華山にはじっくり顔をつき合わせて話をしたことのあるものもいない。だからこの際、名前も伏せておきてぇんだが」

史進「お二人がそうおっしゃるなら」

魯智深「おう、ありがてぇ。話が早いね。なら、私は右近、楊志のことは左近でどうだい?」


www安易なネーミングwww


史進「分かりました。お二人は俺の客人として迎えられるように手配します」

魯智深「おう、助かるぜ」



魯智深さんは満足げに頷いたあと・・・。



魯智深「郁里さん・・・と言ったね」



確認するように、魯智深さんはゆっくりと私の名前を呼んだ。



郁里「は、はい」



魯智深さんの声に、私は思わず背筋を伸ばし、返事をする。



魯智深「どこかで名前を聞いたことがあると思った。キミが、梁山泊に舞い降りた天女かい」

郁里「あ、いえ、そんな・・・誰がそんなことを」

魯智深「宋江殿からの文に書かれていたぜ。どんな女性か気になって仕方がなかったが、ここで会えるとはね」

郁里「す、すみません・・・こんな感じです。天女だなんてとんでもない」

魯智深「はっ、そりゃ謙遜しすぎだ。想像通り・・・いや、想像以上だったよ」



優しい笑みを浮かべて、魯智深さんが言う。

恐縮しきった私が何か言い返す前に、魯智深さんは話を続けた。



魯智深「梁山泊での生活はどうだい?」

郁里「あ、はい・・・。最初は戸惑いましたけど、みなさん、とてもよくしてくださって」

魯智深「ほう、史進を中心に?」

史進「・・・・・・」

郁里「はい、史進くんは私の世話係を引き受けてくれて」

楊志「なに、史進が?」



楊志さんの表情が少し変わったので、思わず少し驚いてしまう。



楊志「史進が誰かの世話をするようになるとは。それも女の」

史進「楊志殿、あまり小童扱いをしないでいただきたい」

楊志「そうだな。人とは成長するものだ」



楊志さんが満足げに頷いた。



(楊志さんって、なんだか不思議な立ち位置だな・・・)



言葉少なだったけれど、その分、ほんの小さな表情の変化や、些細な言葉から感情が伝わってくる気がした。



(この感じ・・・ああ、楊春さんに似ているのかも)


魯智深「しかし、史進はあれだ・・・女に慣れてねぇ。ちゃんとキミを、身も心も満足させてやっているのか?」

史進「・・・魯智深殿・・・その言い方は・・・」


www天然のくせに、変なとこ鋭いよねwww


郁里「はい!史進くんはぶっきらぼうだけど、とても優しくて、なんだかんだ言って、いつも助けられています」


wwwこっちは鈍すぎwww


史進「・・・・・っ」



私の言葉に史進くんはふいっと視線を逸らした。

そんな私たちを魯智深さんは楽しげな様子で見つめている。



魯智深「まいったね、つけいる隙がみつからねえ。まあいい。何か困ったことがあったら、いつでも相談に来るといい」

郁里「・・・・・?はい、ありがとうございます」

楊志「それでは、史進。我々はもう少しこの辺りを見てから屋敷に向かう」

史進「はい、お待ちしております」



立ち去る魯智深さんたちの後ろ姿を見送る。



(楊志さんも魯智深さんも、特徴的だけどいい人そうだったな・・・)



それでも、少し緊張していたのか、史進くんと二人になると、ホッと肩の力が抜けた気がした。



史進「・・・郁里」

郁里「うん?」



隣にいる史進くんを見ると、妙に真剣なまなざしとぶつかった。



史進「魯智深殿と楊志殿のこと、どう思う?」



1:本当に立ち寄っただけ?←

2:落ち着いた大人の魅力

3:素敵な人たち



郁里「本当に立ち寄っただけなのかな?」

史進「なに・・・?」

郁里「お二人とも、二竜山で偉い人なんだよね?そんな人たちがふらりと別の塞に来たりするのかな?」

史進「・・・・・・」

郁里「あ・・・っ、私、何か変なこと言った?」

史進「いや、少し感心していただけだ」



史進くんは魯智深さんたちが向かった方向へと視線を移した。



郁里「何か、気になることでもあるの?」



ずいぶんと複雑そうな表情をしていたので、思わずたずねる。



史進「いや・・・今日の魯智深殿は少し様子がおかしかったと思ったんだ」

郁里「体調が悪そう、とか?」

史進「そういうのではなく・・・」



独り言のように言った後、史進くんは黙り込んだ。



(一体、何が気になっているんだろう・・・?)




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楊志さん、外見とかクールなとことか結構好みのタイプですwww


もう一人は・・・苦手なタイプヘ(゚∀゚*)ノ