こんばんは!
耳掻きしすぎて血が出ちゃったまなみんです!!
いっつもやるんですよね(笑)
さて、制限解除につき石神さんレポです。
正直、こっちは史進外伝と違ってレポが楽しくないです。←じゃあすんなよってツッコミはやめてね☆
それでは、ネタバレ!!
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稽古場からスーパーに向かう途中の路地で、私と真壁さんは立ち止まる。
wwwそもそも、狙われる危険があるのになぜ路地とか入るのかwww
前に現れたのはサングラス姿の怪しい二人組。
憲太「亜弥子さん、後ろへ」
亜弥子「は、はい」
真壁さんが一歩前に出て、私の前に立つ。
憲太「何かご用でしょうか」
男A「お前に用はない。女を渡せば、命だけは助けてやる」
憲太「それは出来ません。僕は彼女のSPですから」
男B「素直に従わないなら仕方がない・・・やるぞ」
男二人がうなずき合った時だった。
男が動くより早く、真壁さんが私の手を取って走り出す。
憲太「二対一では亜弥子さんの安全を確保できません。ここはひとまず逃げます!」
亜弥子「はい!」
真壁さんは迷いなく細い路地を選び、大通りへと突き進んでいた。
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憲太「上手く撒けたようですね。この人通りなら大丈夫そうです」
周囲を見ても、先ほどの不審な二人組の姿は見えない。
憲太「そこの角で昴さんに連絡を入れましょう。念のため、亜弥子さんは壁を背にして僕の後ろにいてください」
真壁さんの指示に従うと、真壁さんは携帯を手に取った。
憲太「真壁です。稽古場からの帰宅途中で、不審な男二人組が亜弥子さんを狙ってきました。はい。はっきりと、女を渡せば命だけは助けてやると・・・亜弥子さんが狙いだったのは間違いありません」
(犯人は、お父さんを襲撃した人たちと同じグループなのかな・・・)
憲太「了解です。ここで待機しています」
現在の居場所を告げて、真壁さんは昴さんとの電話を終えた。
亜弥子「昴さんはなんて・・・?」
憲太「すぐに迎えの車を向かわせるそうです。ここで待ちましょう」
亜弥子「はい。さっきの人たち・・・お父さんを襲った犯人の仲間でしょうか?」
憲太「流暢な日本語を話していましたが、彼等は日本人ではなさそうでした。アジア系の人間を雇っているのだと思いますが・・・今の状況を考えると、同じ事件の可能性が高いですね」
周りを警戒しながら待っていると、しばらくして清墨さんが車で迎えに来てくれた。
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英司「やはり亜弥子を狙ってきたか」
憲太「ええ。けれど、襲撃の仕方は素人レベルでした。女を置いていけば・・・というお決まりの文句も言ってきたくらいです。おそらく雇われの下っ端だと思います」
英司「かもな。まあ、詳しいことは屋敷に帰ればラストサムライたちが詳しく教えてくれるだろう」
(ラストサムライ・・・たち?後藤さんの他にも誰か来てるのかな?)
清墨さんの車で屋敷に戻ると、私たちを待っていたのは・・・。
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石神「こうして直に顔を合わせるのは久しぶりですね」
亜弥子「え・・・」
リビングで軽くメガネを押し上げながら、私を見つめるのは石神さんだった。
(どうして石神さんがロンドンに・・・私、夢でも見てるの・・・?)
亜弥子「夢なら当分覚めないでほしい・・・」
石神「亜弥子さんはロンドンに来て、歩きながら寝る技でも身に着けたんですか?」
亜弥子「もしかして、夢じゃなくて・・・」
石神「私は実物ですよ。総理襲撃の一件でこちらに来たんです」
亜弥子「石神さん!」
A:手を握る
B:駆け寄る
C:抱きつく←もちろんコレでしょ
私は勢いのまま石神さんに抱きついてしまう。
石神「亜弥子さん・・・皆の前ですよ」
テレ顔かわええ~(〃∇〃)
亜弥子「あ!ご、ごめんなさい!嬉しくてつい・・・」
石神「周りが見えなくなるほど喜んでくれるのは嬉しいが・・・ほどほどにな」
亜弥子「すみません・・・」
www選択肢、ミスっぽいwww
石神さんは私の横に立つと、真壁さんに顔を向ける。
石神「真壁、礼を言う」
憲太「恐縮です。僕は自分の役目を果たしただけですから」
そら「ちょっとちょっと、亜弥子ちゃんとの仲を見せ付けるために、わざわざロンドンまで来たワケ?」
wwwんなワケあるかwww
昴「ったく、人目をはばからない奴だな」
後藤「会うのはクリスマス以来なんだ。これくらい目をつむれ」
石神「コホン・・・オレは普通に亜弥子に挨拶をしただけだ」
英司「確かに。どっちかっていうと、亜弥子の方が盛り上がってましたね」
亜弥子「本当にビックリしちゃって・・・失礼しました」
昴「亜弥子も帰ってきたんだ。話を聞かせてもらおうか」
石神「ああ、わかっている」
石神さんが私の傍を離れ、皆を見回せる場所に立った。
私は石神さんの近くのソファの端に座る。
石神「総理が襲われた事件の主犯が、国外に逃亡している可能性があるという話はしたな。その後の調べで、主犯の男がイギリスに渡ったことがわかった」
昴「目的は亜弥子か?」
石神「おそらくな。偶然で考えるには出来すぎた話だろう」
そら「そこまでわかってるのに、こっちで逮捕できてないワケ?」
石神「犯人は偽造パスポートで出国していたために、入国後の足取りがつかめなくなっている。入国の際の監視カメラの映像で姿を確認したのが最後だ」
昴「総理が襲撃されたあとだ。入国管理局の方でも警戒態勢が敷かれてたんじゃないのか?」
石神「入管は外務省の外局として発足しているからな。尾田外務大臣のツテで情報を集めていたが・・・ここ20年くらいは法務局の派閥が強い。その軋轢に阻まれ、円滑な捜査が進められなかった」
英司「つまり、内部で揉めているうちに犯人を逃がしたという話ですか」
石神「今の法務大臣は小山元総理の派閥だからな。その後の派閥争いが外務省との間にもあるようだ。人の命にかかわるというのに、権力に執着するところがいかにも政治家らしい」
そら「権力が欲しいのはどっかのサイボーグも一緒だったりして」
口の利き方に気をつけなさい( ̄∩ ̄#
石神「・・・広末、なにか言ったか?」
そら「なんでもありませーん」
昴「けど、お前がわざわざイギリスまで来たってことは、犯人の特定はできてるんだろ?」
石神「まあな・・・だが、今は犯人については話すことはできない」
海司「オレたちも命をかけて仕事してるんですよ。それなのに、何も教えてもらえないっていうのは、あんまりじゃないですか?」
石神「必要だと判断すれば、情報は開示する。今はその段階ではないというだけだ」
真壁「僕たちで石神さんたちの捜査に協力できることはないですか?」
石神「悪いが、今はこちらだけで捜査を進めたい。君たちは亜弥子さんの警護に力を尽くしてくれ」
昴「亜弥子の外出制限は?」
石神「今のところは必要ない。事態が変わればすぐに連絡する」
昴「わかった。亜弥子の警護はしばらく二人体制で行うことにする」
そら「はあ~、昴さんもすっかり大人になっちゃったんだなぁ」
昴「いきなり何の話だ」
そら「だって昔の昴さんだったら、『お前らの都合に合わせてられるか。お前たちがオレの都合に合わせろ』・・・とか言いそうなのに」
(そういえば・・・昴さん、石神さんからの指示に何も言わずに従ってるよね)
昴「ただのSPだった時とは違う。オレは班をまとめ、亜弥子を守るのが仕事だ。自分の感情で班を動かすわけにはいかねーだろ」
後藤「石神さんの指示に従っていた方が間違いないからな」
昴「石神に飼い慣らされた犬は黙ってろ」
そら「あ、今のは昴さんっぽい」
憲太「でも昴さん、班長の風格が出てきましたよね。時々、桂木さんの影が重なります!」
石神「実力も桂木さんに追いつくようになってもらいたいものだな」
昴「フン、こっちの捜査でオレたちの足引っ張んなよ」
腕を組んで視線をぶつける石神さんと昴さんは、見慣れた光景で。
緊迫していた空気が少し緩むのを感じた。
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話を終え、石神さんと後藤さんは早々に屋敷をあとにしようとする。
(石神さんと話したかったけど、事件を抱えてるんだし仕方ないよね)
玄関で二人を見送ろうとすると、後藤さんが石神さんを振り返った。
後藤「オレが先に本部に話をしておきます。石神さんは久しぶりに亜弥子と会ったんですから、少しくらい話をしてきたらどうですか?」
石神「そうだな・・・」
石神さんが立ち止まって考える様子を見せる。
A:私も少し話したいです←
B:いつも電話してるから大丈夫
C:お仕事優先で構いません
亜弥子「私も少し話したいです。せっかく会えたんですし・・・」
石神「ああ・・・オレも亜弥子に話しておきたいことがあるのを思い出した。すぐに戻るが、先に本部に話を通しておいてくれ」
後藤「了解です。こちらのことは気にせず、ゆっくりしてきてください」
www他ルートではとことん気の利く男、ごっとんwww
後藤さんが一足先に屋敷を出て、石神さんは私の部屋に来ることになった。
亜弥子「今、お茶淹れてきますね。ちょっと待ってて・・・」
石神「亜弥子」
部屋の戸を閉めた途端、石神さんが私を背中から抱きしめた。
亜弥子「石神さん・・・?」
石神「すぐに会いに来ると言って、なかなか来られずにすまなかった」
静かな優しい声に、私は回された腕に手を重ねた。
亜弥子「石神さんは忙しいんですから、気にしないでください。それにたくさん電話くれたじゃないですか」
石神「我慢ができないのは、オレの方なのかもな。電話で声を聞けば聞くほど、会いたくなって・・・抱きしめたくて仕方がなくなった」
回された腕の力が強くなる。
耳元に落ちる声には、石神さんの本音が覗いているようで胸が締め付けられた。
亜弥子「私も・・・本当はすごく会いたかったです。事件が起きてるのに、こんなこと言ったらいけないと思いますけど・・・石神さんがロンドンに来てくれて嬉しいです」
石神「亜弥子」
石神さんが私を正面から抱きしめ直した。
メガネを外し、唇が重なる。
石神「亜弥子が無事でよかった」
触れるだけのキスを施し、石神さんは軽く額を合わせて息をついた。
そして私をベッドに座らせメガネをかけ直す。
石神「今日、何者かが貴女を狙ってきたことで既にわかっているかとは思いますが・・・平泉総理襲撃犯の目的は亜弥子さんの誘拐に移っていると思われます」
亜弥子「私を人質にして、お父さんに退陣を迫るつもりでしょうか?」
石神「ええ、おそらくは。犯人が捕まるまでは、外出時は絶対にSPから離れないようにしてください」
亜弥子「はい・・・でも、そんな状況で、私は稽古を続けて舞台に立ってもいいんでしょうか?」
石神「今回の事件の目的が平泉内閣の退陣であれば、人目につくような強硬手段には出てこないでしょう。稽古場もロンドン市警の警官が警備をします。むしろ、稽古場や舞台は安全だと考えてください」
亜弥子「気をつけるのは行き帰りや外出の時なんですね」
石神「ええ、ですから、一柳に亜弥子さんの警護を強化させたんです。一柳班のSPが二人ついていれば・・・心配いりません」
亜弥子「はい!あの・・・私でお役に立てることはありませんか?事件を早く解決するために」
www余計なことはせんでよろしいwww
鬼塚外務大臣の事件で自ら交渉役を買って出たことを思い出す。
それが石神さんにも伝わったのか・・・石神さんは厳しい表情で首を振った。
石神「鬼塚の件では感謝していますが、もう捜査に貴女を巻き込むつもりはありません。・・・危険な目に遭わせたくはない」
亜弥子「私なら大丈夫ですよ?石神さんも一柳班の皆さんもいてくれますし・・・」
石神「いや・・・亜弥子は普段どおりの生活をして、オレに元気な姿を見せてくれればいい。それが一番力になる」
私の隣に座って、そっと石神さんが手を重ねる。
石神「ああ・・・亜弥子にしかできないことが一つあったな」
亜弥子「どんなことですか?危険なことでも、石神さんの力になるなら・・・」
石神「ある意味、とても危険かもしれないが・・・大丈夫か?」
フッと笑った石神さんがカバンから一枚の書類を取り出した。
私の手に渡された、その紙は・・・。
亜弥子「婚姻届・・・」
石神「次に会う時までに書いておいてくれ」
亜弥子「は、はい!」
畳まれた紙を広げると、証人の欄には山野さんの名前が記入されていた。
亜弥子「山野さんに証人になってもらったんですね」
石神「亜弥子に幸せにしてもらえと言われた」
亜弥子「ふふっ、山野さんらしいです。私が石神さんを幸せにします」
石神「オレも亜弥子を幸せにする」
わずかな逢瀬だったけれど、互いの心を満たすには十分で。
私は笑顔で石神さんを見送った。
to be continued
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やっぱ長いな~
もうSPの登場シーン、全部カットしようかな←暴言