※この記事は、2013年10月28日に下書きしたものです!※
こんばんは!
無事、避難訓練を終えてやれやれのまなみんです!!
早朝出勤・・・眠かった(>_<)
さて、ちまちまと進めておりますプレミアムの石神さんレポで~す♪
残すところあとわずか・・・隠れエンドゲットなるか・・・(笑)
でわでわ、今回もネタバレとツッコミにご注意ください~
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深夜の暗い路上。
石神はある屋敷が一望できる場所にいた。
某大物政治家の自宅だった。
ここに張り付いてから、もう何時間も経過している。
石神が腕にはめた時計をちらりと見たその時、一台の黒塗りの車が屋敷の前で静かに止まった。
石神は用心深く身をかがめると、車から降りてくる人物に神経を集中させた。
石神「・・・・・・」
車から・・・一人の男がゆっくりと降りてきた。
その顔は深い闇につつまれ石神の位置からは見えない。
カチ・・・チチチ・・・
切れかかった街灯がまたたき、一瞬だけその男の顔が浮かび上がる。
石神「!」
その人物に石神ははっきりと見覚えがあった。
石神「・・・やはりそうか」
その場から立ち去ろうとした瞬間だった。
???「動くな」
背後からかけられた声に体を強張らせる。
いつの間に?
背中を冷たい汗が伝う。
石神「・・・・・」
石神は一瞬目を閉じると・・・闇の中でため息をついた。
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休日、私はお父さんに呼ばれて官邸に来ていた。
平泉「じゃあ、楽しい教育実習だったんだね」
亜弥子「うん。実習の間、いろんな人から勇気をもらった気がするの」
平泉「そうか」
お父さんは私の話を何度も頷きながら聞いていた。
亜弥子「それから・・・」
私はバックからアルバムを取り出してお父さんに渡した。
ちょっと前から少しずつ作っていたものだった。
亜弥子「お母さんや私、お祖母ちゃんの写真なの。あ、友達もいっぱい一緒に写ってるんだ」
平泉「ありがとう、亜弥子」
お父さんはすぐにアルバムを広げた。
(離れて暮らしていた間のことも、こうやって埋めていきたいから)
しばらく一緒にアルバムを見ていると、お父さんがふと手を止めた。
平泉「・・・亜弥子」
亜弥子「うん?」
平泉「石神くんの事だが」
お父さんは少しためらってから、言葉をつむいだ。
平泉「亜弥子に悲しい思いをさせてしまったね。一緒に住む件は私も同意した。事件が早く片付いてほしい、という気持ちが大きかったからね。石神くんの性格も理解しているつもりだ。ただ、優しい亜弥子を傷つける結果になってしまったと・・・」
成人してる自分の娘に、面と向かって「優しい」とか、普通言う?(-""-;)
亜弥子「・・・私が無理を言って頼んだんだもの。それに、石神さんは事件の進展がないから監視を打ち切っただけ。もともと仕事とはいえ、私たちのために事件を解決しようとしている気持ちは嘘じゃないもの」
平泉「・・・・・・」
お父さんは納得いかない顔をしていた。
亜弥子「大丈夫。私、毎日元気だし。それに結構楽しかったんだ。心配してくれて、ありがとう」
そう言って笑うと、お父さんは淋しそうな顔をした。
平泉「亜弥子は私が思っているより、ずっと大人なんだね。子供時代を見ないまま、こうやって会ったから・・・まだいろんなことが父親として未熟だな」
しばらくいろんな話をしているうちに、秘書官の人が顔をのぞかせた。
秘書官「総理。いつも心苦しいのですが・・・そろそろ出発のお時間です」
平泉「いけない。また話し込んでしまった。今日ここに来てもらった用事のことを話さなければ。そろそろ亜弥子のことを、国民に発表しようと思ってるんだ」
以前から聞いていたとはいえ、いざとなると胸がざわついた。
平泉「あれから事件に進展がない。これ以上発表を延ばすのは危険だと思う」
A:まだ先にしてほしい
B:覚悟を決める←
亜弥子「そっか。いよいよ・・・」
平泉「実は、マスコミが動き出しているという話も入って聞いてるんだ。一刻も早い方がいい」
(教育実習も終わったし、確かに今がいいタイミングなのかも・・・)
亜弥子「うん、わかった」
平泉「まず来週に・・・」
お父さんとどのタイミングで、どんな形で発表するか話を聞いてから、執務室を出た。
総理の娘として公表される。
その日がくることがわかってはいたけれど、やはり気持ちが落ち着かない。
(私に総理大臣の娘としての、色々なことが務まるのかな・・・それに・・・)
昴さんに言われたことが頭をよぎる。
昴「ウラとして生きる公安の奴らは、お前が関わるような連中じゃない。あいつらが闇で何をしてるのかなんて知らなくていいんだ。亜弥子はこれから総理の娘として、表舞台で生きていくんだぞ」
何回見ても感じ悪いセリフ(  ̄っ ̄)フンッ
(やっぱり石神さんに会うと、迷惑がかかるのかな・・・。総理の娘として世間に知られたら、会う機会も話す機会も減るのかな・・・)
そんなことをぼんやり考えながらSPルームの前を通りがかったときだった。
そら「え!?スパイ石神が行方不明!」
亜弥子「!」
その言葉に体が硬直した。
じわじわと言葉の意味がわかり、視界がぐらりと傾く感覚に陥る。
(今、石神さんって聞こえた・・・行方・・・不明?)
とっさに声のした方にかけよると、SPルームのわずかに開いたドアの細い隙間から、話し声が聞こえてくる。
亜弥子「・・・・・」
思い切ってドアを開けてみようとした途端、昴さんの声がした。
昴「静かにしろ。亜弥子に聞かれたらどうするんだ」
そら「あ・・・ごめん」
瑞貴「亜弥子さんがまた心を痛めるところは見たくありませんしね・・・」
そら「・・・そうだね」
亜弥子「・・・・・」
思わずドアを開けようとした手が止まった。
(みんな・・・私のこと心配してる・・・)
入ることもできず、でも石神さんのことを知りたくて・・・私はその場に立ち尽くした。
・・・途切れ途切れに聞こえてくる話し声を賢明に拾い上げる。
昴「本庁で聞いた噂だから、ある程度は真実味のある話だ」
そら「・・・・・」
昴「石神は追いかけていた例の事件の黒幕をある程度まで掴んだらしい」
瑞貴「・・・・・」
そらさんも瑞貴さんも真剣な顔で頷いていた。
昴「ただ、相手がなかなか手を出しにくい相手だったらしい。きちんと押さえられる証拠固めをしようとして、その捜査の最中、連絡が取れなくなったらしい」
そら・瑞貴「・・・・・」
昴「連絡が全く取れなくなって丸一日。公安の連中も焦ってきてるらしい」
www「らしい」ばっかwww
瑞貴「丸一日なんの連絡もないなんて確かにおかしいですね」
そら「だね・・・」
瑞貴さんがため息をついた。
瑞貴「僕はここ数日、亜弥子さんを見ていられませんでした。亜弥子さん、石神さんからどんなに傷つく言い方をされても、ずっとひたむきで・・・それが痛々しくて、早く石神さんのことなんて忘れればいいのにって思ってましたよ」
(瑞貴さん・・・)
瑞貴「でも、石神さんも・・・亜弥子さんのためにずっと捜査を続けていたんですね」
そら「・・・そんなの、仕事だからだろ?」
瑞貴「僕が、それだけじゃないと思います。いつもの石神さんだったら、もっと慎重に、自分に危険が及ばないやり方をしたはずですよ」
wwwさすが瑞貴www
(・・・・・!)
胸がキリで刺されたように痛んだ。
昴「ああ。石神がこんなに焦って捜査を進めのはらしくない」
そら「・・・それはそうだね」
そらさんがぽつん、と答えた。
昴「石神は何かの事態を予測して早くカタをつけたかったのかもな」
瑞貴「何か大きな動きを掴んで・・・」
そら「スパイはどうして同棲を解消したんだろう。こんな言い方したくないけど、亜弥子ちゃんを近くで監視してた方が安全だし、敵の確保も確実だよね」
昴「決まってる。相手が想像以上にぶっそうでやっかいなんだろう。もう亜弥子のことは公にして、注目が集まってる瞬間に敵を叩こうとしたんだろうな」
瑞貴「一人覚悟の上で乗り込んだんですね・・・」
そら「・・・石神・・・」
私はそこまで聞いて、そっとその場を離れた。
膝に力が入らず、ふらつく体を壁に腕をついて支える。
(石神さん・・・何かあったの・・・?無事でいるよね?)
私は石神さんが冷たい言い方をしたときのことを思い出した。
(きっと私を遠ざけようとしたんだ・・・危険だから・・・)
官邸の廊下を無我夢中で走る。
(石神さんは公園で何かを探ってるみたいだった・・・あそこに行けば・・・何かが・・・)
そのまま玄関から外に出ようとすると、真壁さんが驚いた顔で私を止めた。
真壁「亜弥子さん!外出ですか?どなかたSPの方が警護してくださると思います。今連絡しますから少しお待ちください」
www過保護すぎwww
亜弥子「少し・・・少しだけでいいんです。行きたいところがあって・・・」
私の真っ青な顔色と汗を見て、真壁さんは一瞬域をのんだけれど、すぐに困ったように首を振った。
真壁「警護なしでは危険です。一人にはさせないように言われていますから」
亜弥子「私・・・」
後藤「どうした?」
wwwあ、ごっとん!久しぶりだ~(≧▽≦)www
振り向くとそこには後藤さんと黒澤さん、牧瀬さんが立っていた。
わらにもすがるような思いで三人に駆け寄る。
亜弥子「あの、石神さんが・・・石神さんが行方不明って本当ですか・・・」
後藤「・・・・・・」
後藤さんは厳しい顔をして黙ってしまった。
黒澤「・・・・・・」
黒澤さんは見たこともないような真剣な顔をしていた。
牧瀬「・・・・・・」
牧瀬さんは無表情で、何を考えているかわからない。
(誰も何も言わないってことは・・・やっぱり石神さんは・・・)
血の気が引いて、握りしめた自分の手が真っ白になっていた。
(どうしよう・・・私、私・・・)
後藤さんがため息をついた。
後藤「どうして石神さんのことをそんなに気にする?アンタを利用して捜査の囮に使っていた。そんな風に考えたことはないのか?」
亜弥子「・・・・・・」
黒澤「・・・利用されていた。騙されていたんだって思う方が・・・その方が気が楽になることもありますよ。早く忘れられます」
黒澤さんは暗い目をしていた。
後藤「亜弥子」
後藤さんは私を真っ直ぐに見て・・・心から話してくれた。
後藤「昔、オレの先輩が言ってた。『こんな仕事をしているのに、どうしてオレは家庭を持ったんだろう?』いろんな人を守りたいからこの仕事に就いたはずなのに、一番身近にいる人、大切な人を不幸にしてしまう、と」
黒澤「・・・・・・」
後藤「石神さんも・・・オレたちも、そんな例をたくさん見てる。オレは・・・アンタを遠ざけた石神さんの気持ちがわかる気がするんだ」
(後藤さん・・・)
黒澤「この仕事をしていると何が嘘で、何が本当か分からなくなるときもあります。自分がやっていることが正しいのかどうかも、本当の自分はどんな人間なのかも・・・ね」
亜弥子「黒澤さん・・・」
黒澤「だからこんな世界に大切な人を引きずりこみたくないんです」
牧瀬「・・・・・・」
(後藤さんと黒澤さんは石神さんの本当の心を理解して、私のためを思って説得してくれている・・・)
亜弥子「石神さんはどうしてあんなに純粋なんでしょうね。石神さんはいつだって、人のためだけに生きてきたんだと思います」
後藤「・・・・・・」
亜弥子「あんな風にとがって、人を寄せ付けないようにして、きつい言い方で人を突き放して・・・でも、いつだって・・・相手のことを一番に考えて行動をする人でした。それで傷つくのは石神さんなのに」
黒澤「・・・・・・」
亜弥子「・・・私。利用されても、騙されていても、そんなことはどうでもいいんです。それよりも、大切な人が傷つく方が怖い。石神さんが傷つくことの方が・・・ずっと怖いです・・・」
握りしめた手のひらに、涙が落ちた。
後藤「亜弥子。人は目の前にあるもの、自分の目に映るものだけで判断することが多い。でも、アンタはそうじゃないんだな」
後藤さんはフッと笑った。
後藤「言葉の向こうにある、本当のことを見てる。石神さんが少しうらやましい」
亜弥子「・・・・・」
後藤「だからこそ、アンタに何かあると困る。石神さんのためにもな」
真壁「・・・・・っ」
wwwあ、ごめん。存在を忘れてたわwww
黒澤「石神さんのこと、信じて待ちましょう」
A:身勝手な行動は控える←
B:それでも行きたいと頼む
亜弥子「はい・・・すみません」
牧瀬「・・・・・・」
後藤「何かあったらアンタにも連絡する」
(そうだよね・・・私がうろうろしたって迷惑がかかるだけ。真壁さんも困った顔してるし・・・)
亜弥子「はい・・・お願いします」
私は真壁さんに支えられて公邸の部屋に戻った。
真壁「僕には公安のお仕事のことはわかりません。でも、石神さんはきっと大丈夫ですよ」
亜弥子「はい・・・」
部屋に戻って、ベッドに腰掛けたままぼんやりいろんなことを考えていた。
亜弥子「・・・・・・」
(無事でいてほしい・・・)
何をしていても石神さんのことが気になってしまう。
その時、携帯が鳴った。
慌てて画面を見てみる。
(牧瀬さん?)
牧瀬さんから送られたメールを開封した。
『これが公園で見つかりました。見覚えがありますか?』
添付されていた画像を見てみた。
亜弥子「!」
それはハンカチだった。
(これ・・・前にネクタイと一緒に石神さんに渡したハンカチ・・・?多分そうだ・・・)
『直接確認していただきたいことがあるので官邸裏口まで来ていただけますか。私が近くまで迎えに行きます。お聞きすることが石神さんを探す重要な手がかりになるかもしれません。ただし、極秘任務なので、情報が漏れると石神さんの命に関わります。どうか一人でいらしてください。心配はいりません。私が同行します』
www怪しいことこの上ないwww
(公安の牧瀬さんとなら、大丈夫だよね)
震える手で、メールを打った。
『わかりました。お願いします』
(石神さん・・・お願い!どうか無事でいて!)
私は慌てて着替えると、外に出た。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
いよいよヤツが本性を現してきたかなwww
てかごっとん、かっこよすぎ:*:・( ̄∀ ̄)・:*: