【恋人は専属SPプレミアム】石神秀樹ルート Story 10 加速する想い【for GREE】 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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大好きゲームのプレイ日記です。

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

※この記事は、2013年10月2日に下書きされた記事です!※




こんばんは!



猫の引っかき傷で、両腕が大変なことになっているまなみんです!!



まだ半袖の時期だから、ちょっと・・・いやかなり恥ずかしい!



てなわけで、公開がいつになるやらのGREE版石神ルートレポですwww


ネタバレ・ツッコミありです!!


そして、SPたち(特に昴に対して)容赦しませんwww




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




数日経って教育実習にもかなり慣れてきた。

校内は下校のチャイムが鳴っている。

指導教官に提出する指導案を書いていると、生徒たちが帰っていくのが職員室の窓から見えた。



生徒「藤堂先生、さようならーっ」



生徒たちは笑って手を振ってくれる。



(失敗ばっかりしてたけど、そのおかげでみんなたくさん声をかけてくれた。なんか・・・私の方が子供たちに助けられちゃってるみたい。・・・それにしても・・・やっぱり・・・)



私は辺りを注意深く見回した。



(気のせいか・・・)




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




今日は早めに実習が終わったので、帰りにスーパーに寄りたいと思って石神さんにメールした。



『買い物があるので、スーパーに寄ってもいいでしょうか?』



すぐに返信があった。



『かまいません。監視担当者に伝えておきます。ただ何かあったら例の物を使ってください』



スーパーに寄って鮮魚コーナーを見た。



(石神さん、魚は見るのも食べるのも好きって言ってたよね。あっ、今日はサーモンが安いな)



ふと誰かの視線を感じる。



亜弥子「・・・・・」



まただ。

そちらの方を見ないようにして、魚を選ぶ。



(水族館以来、電車の中や街の中・・・色んな所で誰かに見られてる気がする。黒澤さんとか公安の人も私を監視してると思うんだけど、今まで気配なんて感じなかった。気のせいか、学校の中でも感じたような・・・気にしすぎて、神経過敏になってるのかな)


???「ずっと持ったままだとサーモンが痛みますよ」

亜弥子「!」



急に後ろから声がしたので、バッと振り返った。



牧瀬「こんばんは」



そこには牧瀬さんが立っていた。



亜弥子「・・・こんばんは・・・」


(同じ教育実習仲間として声をかけてきたのかな。公安として、じゃないよね)


牧瀬「これ」



差し出されたものに見覚えがあった。



亜弥子「えっ!」



慌ててかばんの中を見ると、やはり財布が入っていない。



(じゃあやっぱりこの財布、私の・・・)


wwwサザエさんかwww


牧瀬「職員室の机の上に思いっきり置いてありましたよ。アナタはお金も持たずに買い物をするつもりだったんですか。本当に非常識なヒトだな」



A:とりあえずお礼を言う←

B:ICカードにお金がチャージして



亜弥子「・・・すみません、ありがとうございます」



私はお礼を言って財布を受け取った。



牧瀬「レジで大恥をかかずに済みましたね」


www私は経験済みですけどね(・∀・)www


亜弥子「・・・・・」

牧瀬「しかし・・・」



牧瀬さんは言いながら、しかめっ面をする。



牧瀬「いくらなんでも、無防備過ぎます。余計な仕事を、これ以上増やさないでください」

亜弥子「すみません・・・」


(でも・・・学校でお財布、出したっけ?)


亜弥子「すみません、ありがとうございます。あの・・・わざわざこれを届けに?」

牧瀬「アナタの居場所は分かっていますから。それでは」



牧瀬さんは私に財布を渡すと、さっさと行ってしまった。



(そっか・・・他の公安の人と連携を取ってるから、私がどこにいるかわかるよね。わざわざ届けてくれたんだ・・・意外に親切だな)


www意外に、とか失礼だなwww



反省しながらスーパーの外へ出ると、今にも雨が降りそうな空模様だった。



(いけない、洗濯物外に干しっぱなし!)




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




急いで家に帰っていると、家に着く手前くらいで雨がぽつぽつ降り出した。


www背景はすでに家の中じゃんwww



(早く洗濯物取り込まなきゃ!)



玄関の入り口に買い物袋を置いて、慌てて洗濯物を取り込みに走る。

ベランダに出ると雨粒が顔を打った。

洗濯物を取り込んで買い物袋を取りに玄関に行くと、少しだけ扉が開いていた。


www無用心すぎwww



亜弥子「あっ!」


(いけない、慌てて扉をあけたままだった!誰も入ったりしてないよね?)


www怖いこと言うなwww



慌てて周りを確認してから鍵を閉めた。

キッチンに入り夕食を作り始めた。

家の中はしんとしていた。



(石神さんはまだ帰ってきてないみたい。サーモンはムニエルにしようかな?)



スーパーの袋からサーモンのパックを取り出したときだった。



ゲコッ!



ひやりとした何かが顔に飛びついてきた。



亜弥子「きゃあああああああっ!!」




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




石神の運転する車が滑らかに車庫に収まる。

エンジンを切り、運転席から降りた石神が車のロックをかけた途端に、家の中から悲鳴が聞こえた。



亜弥子「きゃああああああっ!!」

石神「!」


(この声は!)



手に持っていたカバンを投げ捨て、玄関に走って行った。



カチリ・・・



慎重に鍵を開けて胸のホルスターから拳銃を取り出す。



石神「・・・・・」



俊敏な動きで中に入ると、銃を構えながら進んでいった。

今のところ人の気配は感じられない。

敵は多くないようだ。



(どこだ・・・)



カタン・・・・・・



キッチンの方で音がした。



石神「動くな!」



銃を照準を変えながら中を確認すると、口元に手を当てて、目を見開いている亜弥子がいた。



石神「・・・・・っ」



走ってすばやく亜弥子を胸に抱き寄せ、もう一度部屋の四方に銃の照準を合わせる。

胸の中の亜弥子に囁くように訊ねた。



石神「どこですか」

亜弥子「・・・あ、あそこです」



亜弥子が差したその指は小刻みに震えている。



石神「・・・・・」



その瞬間、何かが跳ねた。



ゲコッ



石神「カエルがいるだけですが」

亜弥子「はい。突然現れて・・・」

石神「・・・・・っ」


(良かった・・・)



その瞬間どっと力が抜けた。




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石神さんは構えていた銃をおろすと、落ち着かせるように私の背中をそっと撫でた。

その手の動きにすごく安心する。



石神「テロリストに襲われたときよりも、大きな悲鳴だったので驚きました」

亜弥子「す・・・すみません。急に大声を出してしまって・・・いきなり顔に跳んできたので」



その瞬間、初めて自分が石神さんの腕の中にいることに気がついた。

石神さんはまだ私を胸に抱き寄せたままでいる。



(石神さんの匂いがする・・・)



たちまち鼓動が早くなって・・・私はそっと石神さんを見上げた。



亜弥子「・・・・・」



石神さんは優しい顔で私を見つめている。



(でも・・・どうしてだろう)



優しくて、慈愛に満ちた顔をしているのに、石神さんの顔はなんだか辛そうだった。

見えないどこかが、締め付けられているような顔。



(どうして・・・こんな瞳で私のことを見るの?)


亜弥子「・・・・・」

石神「・・・・・・・」



ぎゅっ・・・



亜弥子「!」



石神さんが両腕を私の背中にまわし、もっと強い力で抱きしめた。


きゃお(〃∇〃)


腕にこめられた力がどんどん強くなって・・・身動きもとれない。

全身に響く鼓動の音は、もう自分のか石神さんのかもわからない。



亜弥子「石神さ・・・」

石神「亜弥子・・・」


(私のこと・・・家の中なのに名前で・・・)



石神さんが私の肩に顔を埋める。

まるで迷子の子供がやっと見つけた母親に抱きつくように。



(ずっとこのままでいたい)



瞳を閉じてそっと石神さんの背中に手をまわす。

石神さんからは雨の匂いがした。




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翌日、教育実習を終えて校門に出た。

石神さんに抱きしめられたことを思い出しては、顔が赤くなる。



(あれは何だったんだろう・・・)



あの後、石神さんはハッとしたように私から離れてすぐに自分の部屋に着替えに行ってしまった。



(戻ってきたときは何事もなかったかのようにいつもの石神さんに戻ってたっけ)



全然話もしないまま夕飯を食べて・・・朝起きると家を出た後だった。



(石神さんに抱きしめられたとき・・・時間が止まるような気がした。ずっとあのままで・・・って思った)



ぼんやりそんなことを考えながら校門を出ると、派手な赤いスポーツカーが止まっていた。



(わ、派手な車・・・。あれ、でもどこかでみたような?)


wwwんな恥ずかしいクルマに乗るの、アイツしかいないじゃんwww




車の横を通り過ぎようとすると、運転席のウインドウが開いた。



昴「久しぶりだな」


私は会いたくないけどね(  ̄っ ̄)


亜弥子「昴さん!」



昴さんは車から降りてきて、助手席のドアを開ける。



昴「乗れ」


えーイヤぁ~(-з-)


亜弥子「え?でも・・・」


(SPがついていないように見せて敵を騙すんじゃなかったのかな)



A:乗らない←

B:とりあえず乗る



亜弥子「あの・・・どうして昴さんが?」

昴「とりあえず乗れ」


ヤダっつってんじゃん( ̄^ ̄)


亜弥子「でも・・・」



私がそう言いかけると、昴さんは険しい顔をした。



昴「いずれにしても、道端で話せる内容じゃない」



通りがかった人たちが、不思議そうにこちらを見ていた。


wwwなんせ、馬鹿みたいに派手な車で乗り付けてるからねwww



亜弥子「はい・・・わかりました」



私は促されるままシートに腰を下ろした。

昴さんはドアを閉めると、ちょっと不機嫌そうに車に乗り込んだ。




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昴「・・・・・」



車を発進させると、昴さんはしばらく黙って運転していた。



(なんか怖い顔してる・・・)


亜弥子「あの、どこに行くんですか」

昴「総理官邸だ」


(官邸に?)


昴「石神を信用するなと言ったのを忘れたのか」


お前にそんな指図される筋合いはないわ!!( ̄∩ ̄#


亜弥子「えっ・・・?」

昴「ホイホイついていくな、とも言ったはずだ」

亜弥子「・・・・・」


(私のことを公安が監視しているのを知っているのは、お父さんと公安の人と桂木さんだけなのに、どうしてわかったんだろう・・・)


昴「どうしたわかった?って顔してるな」

亜弥子「・・・・・」

昴「石神がお前を突っ返してきたんだよ」



昴さんの言葉で・・・一瞬周りの景色が全部灰色になるような気がした。



昴「お前はもう必要ないってことだ。嫁入り前の娘が捜査とはいえ同棲とか・・・何考えてんだ」


大きなお世話。どうせ石神さんの嫁になるんだからいいの(・ε・)



昴さんはそういうと、ちょっと乱暴にハンドルを切った。


www安全運転しろよ、警察官www


車の振動が、力の抜けた私の体を大きく揺らす。



(突っ返してきた・・・ってどういうこと?もう必要ない・・・?)



その言葉が何度も頭の中で響いていた。




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昴さんと一緒にゲストルームに行くと、ドアを開けるなりみんなが私の方を見た。

桂木さん、海司。そらさんに瑞貴さん。

ーーそれに石神さんもそこにいた。



昴「連れてきました」

桂木「ありがとう。・・・藤堂さん、わざわざおいでいただいてすみません」

亜弥子「いえ・・・」



石神さんの方をそっと見たけれど、正面を見たまま私を見ようとしない。

その表情からは、何も読み取れなかった。

しばらく誰も何も言わなかったけれど、桂木さんが私に説明してくれた。



桂木「藤堂さんの監視は二週間と言う話でしたが、成果が見込めないので捜査を打ち切りたいと提案がありました。今後は厳重に藤堂さんの警護を頼みたいとのことです」

亜弥子「・・・・・」



声が出なかった。



昴「要は亜弥子を利用しようとしたけど見込み違いだった。もういらねーってことだろ?」


wwwお前が一番ひどいこと言ってんぞwww



昴さんが怒りを抑えた声で言った。



そら「・・・ふざけるなよ。亜弥子ちゃんはモノじゃないんだ!」



そらさんが石神さんを睨みつける。



瑞貴「藤堂さんは僕たちが守るのを当たり前なんて態度を取ったことなかった」



瑞貴さんは悲しそうだった。

石神さんは正面を見たまま、そらさんと瑞貴さんの言葉に何の反応も示さなかった。



石神「藤堂さんからの提案を受けて何らかの成果があると期待したが、台湾での一件以来敵から接触がない。ターゲットが変わった可能性もある。このまま監視しても時間の無駄だ」



その冷たい口調にみんなが息を呑んだ。



海司「無駄・・・?」



下を向いていた海司が顔を上げた。



海司「石神さん。オレは・・・オレはたった今、お前を・・・お前をぶん殴ってやりたい!」


www懲戒免職www


桂木「海司」



桂木さんが海司の肩に手をかけた。



海司「・・・わかってます」



海司の手はわずかに震えていた。



そら「亜弥子ちゃんは・・・危険をおかして公安の・・・石神の役に立ちたいって言ったんだろ?・・・それでも人間かよ!」


wwwアナタたちは、それでも警察組織の人間ですかwww


昴「用事が終わったらポイか。公安らしいな」

石神「私の仕事は亜弥子さんの保護ではない。これ以上は迷惑だ」

亜弥子「・・・・・」



その言葉を聞いた途端、ポタリと涙がこぼれ落ちた。



(そうだよね・・・私を守るのが石神さんの仕事じゃない・・・わかってたはずなのに・・・)


石神「話はそれだけだ」



石神さんはそれだけ言うと、出て行こうとした。



昴「二度と亜弥子に近づくな!」


それは私がお前に言うセリフじゃー!!ヾ(。`Д´。)ノ


石神「もう用はない」



石神さんは最後まで私の方を一度も見なかった。

バタン、とドアの閉まる音を聞いた。

その瞬間、涙がどっと溢れてきた。



桂木「・・・・・」



桂木さんが石神さんの後を追って部屋を出て行く。



亜弥子「・・・・・っ」

昴「亜弥子、泣くな」



昴さんが泣いている私の肩を抱いてソファーに座らせてくれた。


さーわーるーなー



昴「これからしばらくいろんなことが落ち着くまで公邸で暮らせ。オレたちが守ってやるからな。もう総理にも話は伝わってる」



泣きながら何度も頷いた。

止めようとしても、大人なのにみっともないと思っても・・・涙があふれた。



(私・・・勘違いしてた。石神さんに少し近づけた気がする、なんて・・・思い上がってた。台湾で守ってくれたのも、一緒に暮らしたのも・・・ただの仕事だったのに・・・きっと本当は迷惑だったんだ・・・)



そして、こんなときにならないとわからない自分に呆れて、やっぱり涙が出る。



(私・・・石神さんが好きなんだ。どうしようもなく・・・好きなんだ・・・)



石神さんの静かな、低い声。

ひんやりしてほっそりした綺麗な手。

ガラスの向こうに見える優しい瞳。

石神さんとの思い出が次から次に溢れてくる。

石神さんが抱きしめてくれた感覚が、肩に・・・背中に残っているような気がする。



(石神さん・・・)


恋しくて・・・今はただ涙しか出せない。




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




石神さーん。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。



・・・でも、この冷たさも石神さんの萌えポイントだったりする←ドM



てか、「恋人は専属SP」なのに、SP(班長除く)がたまらなくウザいんですがどうしたらいいですか←知るか



SPファン(特にスバリスト)の方からのクレームは一切受け付けませんのであしからず。



私は、公安のみ愛してるんです!!