※この記事は、6月22日に下書きしたものです!※
こんにちは!
気温が上がるにつれて、仕事がきつくなっているまなみんです!!
今朝、なかなか起き上がれなかったよ・・・(ノ◇≦。)
さて、石神さんレポも中盤に差し掛かってきました~
話が堅くて、甘さが全くありませんね!
さすが石神さんルートwww
ま、そういうデレないところが好きなのですが(・∀・)
今までのレポはまだupしてませんが(6/23現在)、いつupしようか悩んでおります←くだらない悩み
それでは、ほぼ完レポにつき、ネタバレにご注意ください☆
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タクシーで20分くらい走ると、ホテルに到着した。
石神「私もこのホテルに部屋を取りました。人には聞かれたくないこともあるので、そこで話しましょう」
亜弥子「はい。その前に、ちょっとみどりに断ってきても良いですか?心配してると思いますから」
石神「わかりました」
部屋に入ると、すぐにみどりが泣きそうな顔で飛びついてきた。
みどり「亜弥子・・・亜弥子。凄く心配したんだよ・・・」
亜弥子「ごめんね・・・でも疑いは晴れたみたい・・・」
みどり「ならよかったよ・・・。でも、いったいなんだったんだろうね。失礼しちゃう!」
(知らない袋が出てきたことは、黙っていよう。絶対心配かけちゃう・・・)
亜弥子「心配させちゃってごめん。空港で眼鏡をかけた人に会ったでしょ。あの人が誤解を解いてくれたの。まだ確認することがあって、これから話してくるね」
みどり「あ、あの背の高い人だよね。あの人は知り合いなの?」
亜弥子「えっと・・・」
A:公安の人
B:お父さんの関係者←
亜弥子「なんて説明すればいいのか・・・」
(みどりに嘘は言いたくないし・・・)
そらさんの言葉が頭に浮かぶ。
そら「家族にも公安だって隠してることが多いって聞いたなあ」
(公安の人だって話さない方がいいよね・・・)
亜弥子「警察関係の人なんだ」
(警察には違いないもんね)
みどり「あ、そうなんだ。たまたまそんな人に会ったなんて、運が良かったよね」
亜弥子「うん。助けてもらったからちゃんとお礼を言いたいし・・・話したらすぐに戻ってくるね」
みどり「わかった。は~っ!今度は安心して待ってられる~」
みどりちゃん、ええ子や~・°・(ノД`)・°・
みどりはそう言うと、ベッドにバタンと倒れた。
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石神さんは廊下で私を待っていて、別の部屋に案内してくれた。
石神「こちらに」
勧められてソファーに座ったけれど、静かな部屋の中で石神さんと二人きりでいることに、なんとなく緊張してしまう。
石神「・・・・・」
石神さんはカーテンを少し開けて外の様子を確認してから、自分もソファーに座って話し始めた。
石神「まず、藤堂さんの荷物に入っていた袋のことですが・・・」
亜弥子「はい」
石神「先ほど確認しましたが、あれは麻薬に間違いありません」
亜弥子「・・・どうしてそんなものが、私のデイパックに入ってたんですか・・・」
石神「それについてですが、機内にいる間手荷物を座席上の荷物置き場に置いていませんでしたか?」
亜弥子「は、はい。確かに座席の上に置いてました」
石神「おそらくその時、何者かに入れられたのだと思います」
(誰かが私のデイパックに麻薬を入れた・・・?)
亜弥子「なんでそんなことをしたんでしょうか・・・」
不安そうな私の顔を見て、石神さんはしばらく黙っていた。
石神「・・・・・」
亜弥子「・・・・・」
石神「・・・ここから先の話は単なる私個人の憶測として聞いていただけますか」
亜弥子「はい」
石神さんは、低い声で静かに話し出した。
石神「恐らくこの件と先日のデパート襲撃事件は繋がっています」
亜弥子「!」
石神「その前に、少し警察組織の話をさせてください」
前置きして、石神さんはこんな話をしてくれた。
石神「事件が起きて証拠を集め、聞き込みをし、犯人を捜して逮捕する刑事警察。その背後関係の見当をつけて動く公安は、まったく別の組織だと思ってください」
亜弥子「え!そうなんですか?同じ警察なのに?」
石神さんはフッと自嘲的に笑った。
石神「わかりやすく言うと、ドラマで見るような事件を解決している刑事と、公安は水と油の関係にあるんですよ」
(仲があんまりよくないってことかな・・・?)
先日の石神さんと昴さん達とのやり取りが頭に浮かんだ。
石神「追尾の仕方、取調べの方法、容疑者の確保。オモテとウラ。そのすべてが違います。刑事は事件が起きて犯人を捕まえる。余罪がなければそれで解決というケースがほとんどです。それに対して公安は、逮捕によって事件が終結するものではありません。組織の実態の解明、今後の動向を探ることが任務です。被疑者の逮捕は、そこからさらに大きなものを手繰るための糸のようなものです」
(難しいけど、刑事さんは犯人の逮捕、公安の人はこれから起きる事件を防ぐために動くってことだよね?)
石神「デパート襲撃事件は犯人逮捕によって終結、というのが刑事警察の見解ですが、公安・・・少なくとも私はそう思っていません」
(石神さんは、まだ何かあるって思ってるんだ・・・)
石神「事件はまだ終わっていない。いえ、私はあの団体は、終わったように見せかけるためのダミーだと考えています」
亜弥子「ダミー・・・」
石神「本当の黒幕は他にいる。警察の捜査が及ばない、安全なところから実行犯に指示を出しているのでしょう」
(黒幕は別にいる・・・!)
石神「それを調査するために、貴女を追ってここまで来ました。申し訳ありません」
(そうだったんだ・・・)
亜弥子「今回のことで私が逮捕されていれば、お父さんはマスコミに騒がれて失脚してましたよね・・・」
石神「はい」
亜弥子「・・・・・」
(やっぱり私を使ってお父さんの邪魔をするつもりなんだ・・・。影で操る黒幕・・・なんて卑怯なんだろう・・・)
石神「・・・・・」
石神さんは真剣なまなざしで私をじっと見ていた。
その澄んだまっすぐな目を見ていると、つい気が緩んで・・・泣きそうになった。
www私はコーフンしすぎて鼻血が出そうですwww
亜弥子「・・・・・」
石神「SPをここまで呼ぶのも手間です。私も貴女の周辺情報を収集しなくてはなりません。台湾では、貴女に同行させていただきます」
亜弥子「・・・はい・・・え?」
思わず驚いて石神さんの顔を見た。
亜弥子「私を・・・守ってくれるんですか・・・?」
石神「・・先ほどの一件でもわかるとおり、敵はどんな方法で接触してくるかわかりません。同行するのはあくまで藤堂さんの周辺情報収集のためです。それに警護課の連中と顔を合わせたくありません」
亜弥子「それでも・・・ありがとうございます!」
石神「ついでですから・・・」
石神さんはそっけなく言うと、ソファーから立ち上がった。
もうっ!照れ屋さん(〃∇〃)
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みどりに簡単に事情を話してから、一緒にロビーに移動して石神さんを紹介する。
石神「藤堂さんには、お世話になっています」
みどり「空港では、亜弥子がお世話になりました。台湾を案内してくださるんですよね。ありがとうございます!」
石神「はい。厚かましいのですが、私の部下もご一緒させて頂けないでしょうか」
みどり「はい、喜んで!」
そこに騒がしい声が聞こえてきた。
???「えーと、オレらの石神さんは・・・あーっ!いたよ、いたいた。ね、牧瀬くん!」
???「触らないでください」
www黒澤氏www
???「牧瀬くん、若いんだからもっと明るく元気よく。ビタミンでも足りてないの?」
???「ウザイです」
石神「・・・・・」
たちまち石神さんの眉間にくっきりシワが寄った。
黒澤「石神さーん!」
そこには、ニコニコ笑顔を浮かべた男の人と、公安の新人・牧瀬さんが立っていた。
男の人は、手に袋を持って何かをパリパリ食べながらこっちに歩いてきた。
黒澤「いや~台湾っていいとこだよね。食べ物は美味しいし、人は優しいし。オレ、もうここに住もうかな?」
牧瀬「どの国に行ってもそう言ってますよね」
黒澤「そう?あ、どうですか、台湾のサトイモチップス。やみつきになりますよ!」
いきなりお菓子の袋を差し出された。
石神さんは怖い顔で男の人を睨んでいる。
石神「・・・黒澤透。私の部下です」
(なんか、怒るのを我慢してるみたい・・・。ん?黒澤さんって・・・ああっ、そらさんが合コンに一緒に行ったっていう・・・)
黒澤「いけない、忘れてました。初めまして、亜弥子さん。貴女の黒澤透です」
亜弥子「初めまして・・・」
黒澤「期待の新人の座は牧瀬くんに奪われましたが、新進気鋭のイチオシ☆ヤングメンです」
wwwヤングメンとかwww
石神「・・・・・」
牧瀬「・・・・・」
(えっと・・・明るい人だな・・・)
みどり「・・・・・」
(みどりもポカンとしてる・・・)
黒澤「あ、亜弥子さんのお友達ですか。一緒に観光できるなんて、嬉しいです。今夜は台湾の夜景をバックにオレが一曲歌いましょう」
みどり「え、う、歌うんですか?」
黒澤「任せてください。オレの歌を聴いた人はみんな感動のあまりドサーッてその辺に倒れますから」
みどり「・・・ふふっ」
(公安にもいろんな人がいるんだな・・・珍しいタイプだとは思うけど・・・)
黒澤さんがみどりと話している間、石神さんは封筒に入ったものを牧瀬さんに渡していた。
会話が途切れ途切れに聞こえる。
石神「・・・を・・・頼む」
牧瀬「例の二級・・・わ・・・ました」
牧瀬さんは封筒を受け取ると、素早く上着のポケットにしまった。
(例の二級ってことは、私のカバンに入ってた麻薬かな?あれって空港の係員の人じゃなくて石神さんが持ってたんだ・・・)
牧瀬「それでは失礼します」
牧瀬さんは簡単に挨拶してすぐに行ってしまった。
(きっと何か調べるんだよね。黒幕に繋がる見えない糸を・・・)
その後、石神さんと黒澤さんの案内で「夜市」に行くことになった。
亜弥子「食べ物とか雑貨の屋台がたくさん並んでるナイトスポットなんですよね」
みどり「ちょうどガイドブックを見て行きたいねって話してたんです」
黒澤「夜市が開催されている場所は、台北市内にも何ヶ所かありますけど、近くで一番大きい士林市場に行きましょうか」
石神「タクシーを拾ってきます」
石神さんがタクシーを拾いに行ってしまうと、みどりが小声で私に言ってきた。
みどり「石神さん・・・だっけ?近寄りがたいけど、素敵な人だね」
なんだか嬉しくなってしまった。
亜弥子「うん。それに優しい人なんだ」
みどり「え・・・亜弥子がそんなこと言うなんて・・・初めて聞いた!」
亜弥子「・・・そう?」
みどり「それにそんなにニコニコしちゃって。こーれは・・・」
みどりが意味ありげに私の方を指差した。
亜弥子「な、なに?」
みどり「なんでもない。ふふっ・・・」
亜弥子「あ、でも黒澤さんもカッコいいよね!ね!」
みどり「なーに焦ってるの。うん、カッコいいよね。でも・・・ちょっと・・・落ち着きがなくて、石神さんに怒られてそうじゃない?」
黒澤「ガガーーン!!」
A:突然のことに驚く
B:慌ててごまかす←
亜弥子「く、黒澤さんってカッコいいですねって話をしていて・・・」
(うう、まさかこんな近くにいるなんて・・・)
亜弥子「その・・・いつから聞いてたんですか・・・」
黒澤「クロサワという単語が聞こえた辺りです。今、オレの心の中で“葬送行進曲”が流れています・・・ジャンジャンジャジャーン・・・ジャジャ・・・」
みどり「え・・・あの、カッコいいに同意しましたよ・・・」
黒澤「でも落ち着きがない!わーん!」
黒澤さんはサトイモチップスの袋を握ったまま、タクシーを止めている石神さんの背中に抱きつく真似をしようとした。
亜弥子「あ!」
その瞬間、黒澤さんはよろけてサトイモチップスを派手にタクシーのフロントにぶちまけてしまった。
石神「何をやってるんだ!」
運転手「何してるアルか!」
黒澤「えと・・・」
黒澤さんは、タクシーの運転手と石神さん、交互に怒られている。
亜弥子「あ・・・」
みどり「やっぱり落ち着きがなくて怒られてるね・・・」
wwwみどりちゃん、容赦なしwww
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台北最大級という市林夜市。
みどり「わ、いい匂いがあちこちからしてくるよ。トマト飴だって!」
亜弥子「服からアクセサリー、食べ物に・・・なんでも売ってる。人がいっぱいいて活気があるね!」
みどり「日本の縁日みたいだけど、夜市は毎晩開催されてるんだよね」
その時、近くの屋台に何かを買いに行っていた黒澤さんが、手にカップを持って戻ってきた。
黒澤「ささ。美味しいデザートですよ。お二人ともどうぞ」
中にはつるっとしたあんみつのようなものが入っている。
みどり「わ、美味しそう!いいんですか?いただきます」
みどりがそのデザートを口に入れてにっこりした。
みどり「あ、さっぱりして美味しい!」
亜弥子「ホント。するする入っちゃうね。ん、つぶつぶがはいってる。これ、なんですか?」
黒澤「豆とカエル脂肪あんみつです」
亜弥子「んぐっ・・・」
wwwゲテモノですなwww
(味にクセはないけど・・・カエルだと思うと涙目に・・・)
どこかに電話をかけに行っていた石神さんが戻ってきて、怖い顔をした。
石神「黒澤」
黒澤さんはあんみつをつるつる食べながら石神さんの方を見た。
黒澤「う~ん、ハオチー!あ、はい。なんですか?」
www怖いもの知らずwww
石神「・・・いや、いい」
それから屋台の奥の方に行って、テーブル席で夕飯を食べることになった。
持ち込みのできるお店で、黒澤さんはあちこちに行って私たちに色々なものを買ってきてくれた。
黒澤「はい。どれもオレの超オススメです!」
(絶対に先に聞いたほうがいいよね・・・)
www学習能力www
亜弥子「これは・・・?」
黒澤「ヘビスープです。淡白で滋養がありますよ」
みどり「こっちは・・・見てわかります。タツノオトシゴ・・・ですよね」
(もしかすると、さっきの落ち着きがない発言の仕返しとか・・・)
www罰ゲームだねwww
黒澤「タツノオトシゴ、この間お会いしたときは水族館でしたけど、こういうお付き合いもいいですよね。カリカリで香ばしい!」
(ううん、すごく美味しそうに食べてる・・・きっとこういう食べ物が好きなんだろうな・・・)
亜弥子「・・・・・」
みどり「・・・・・」
あまり箸の進まない私たちに、石神さんがフルーツを買ってきてくれた。
一口大にカットされた色とりどりのフルーツがプラスチックカップ一杯に入っている。
石神「どうぞ。台湾はフルーツが美味しいですよ」
亜弥子「ありがとうございます」
(わ、見たことない果物がたくさん・・・これなんて、真っ白で日本で売ってるどのフルーツとも違う)
一口食べてみると、少し凍らせたその果物は、びっくりするほど美味しかった。
亜弥子「美味しい!」
みどり「すっごいクリーミーですね。ちょっとマンゴーに似てるけど、もっと甘い!」
石神「バンレイシと言います。なかなか日本では食べる機会がないと思いますよ」
亜弥子「初めて見ました」
石神「崩れやすく長距離輸送に向きませんから、日本にはほとんど輸入されていないんですよ」
そう言って石神さんはフッと笑った。
(笑った!・・・なんか笑うとイメージが変わる・・・普段厳しい顔をしてるとこしか見たことなかったけど・・・可愛い感じ・・・って年上の男の人に何考えているんだろ)
黒澤「あ、オレもバンレイシ食べたいです。ん!トロッと甘くて優しいお味!」
みどり「黒澤さんってなんでも美味しそうに食べますね」
黒澤「そんなにほめられると照れちゃいますね。それではお礼に一曲・・・」
石神「黒澤」
黒澤さんは、ササッと食べかけのタツノオトシゴで顔を隠した。
えっ!?顔が隠れるくらい大きいものなの!?Σ(・ω・ノ)ノ!
黒澤「なんでもないです・・・」
私達は石神さんと黒澤さんに、夜市の洋服や雑貨を売っているお店の多い通りに連れて行ってもらった。
その時、かわいいチャイナドレス風のワンピースと、男性用チャイナ服風のシャツが目に入った。
(わ、あのワンピース素敵!普段でも着られそうだよね。こっちの男性用のシャツは渋くてカッコイイ!石神さんが着たら似合うかも・・・)
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アバターミッションですwww
ホント、ボルテージのソーシャルアプリは「無料」が嘘に聞こえるわwww