※ネタバレ満載してます!!ダメな方は全力でバックお願いします!
※ヒロインの名前は「桃山あかね」ちゃんです。
※時々コメント入ります。
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カンタンに説明しよう!
これから始まる物語は、正義のヒーローと悪者たちの戦いの記録-!
時に平和のために戦い、時に恋のために戦う。
スーパーロマンチックバトルラブコメディである!
もしかしたら、アツ苦しかったり、おサムく感じられるかもしれない!
だけどダイジョウブ!きっとすぐ慣れる!
さあ!愛と平和のためテンションあげて、みなさんご一緒に!
LOVE&PEACE!
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20xx年 トウキョウ PM04:44
愛と平和に満ちた街を、突然の悲鳴が切り裂いた!
一般人「きゃーっ!」
(え?悲鳴・・・・・・?)
休日のショッピングを楽しんでいたあかねが、声の上がった方向を見ると-。
覆面男「キュ~ン!」
-覆面(フクメン)をかぶった無数の男たちが、$袋を引きずりながら街中を走り回っていた!
(ぎ、銀行強盗?)
覆面男たちは一般人からバッグや財布を奪うと、背中に抱えた$袋に放り込んでいた!
一般人「か、返しんしゃいーっ!」
www
一般人「お、おいどんの財布がぁーっ!」
wwwwww
(ええ!?通行人から強盗!?わ!こ、こっちに来る!)
覆面男「キュ~ン!」
あかね「きゃっ!」
とっさにバッグを守ったあかねは、覆面男とバッグを奪い合っていた!
(とっさにバッグをつかんじゃったけれど)
覆面男「キュンキュ~ン!」
(こ、怖い・・・・・・バッグは諦めて、放そうかな・・・・・・。・・・・・・・ってダメ!バッグの中には今月分の全財産が!そんなカンタンに諦められない!)
( ̄□ ̄;)えらい大金持ち歩いてるね(笑)
覆面男「キュ~ン!」
あかね「や、止めて!暴力反対!」
あかねが恐怖を感じて心の底から叫んだその瞬間-。
あかねの胸はとてつもなく熱くなり、そして-!
トクンッ・・・・・・!
覆面男「シェーッ!」
あかね「え?」
覆面男「シェーッ!シェーッ!」
あかね「え?え?」
覆面男たちはカン高く叫び声をあげると、$袋を担いだままその場を去っていった!
(助かった・・・・・・の?バッグも私も。怖かった・・・・・・まだ胸がドキドキしてる)
よくわからぬままに、ひったくりの危機を脱したあかね!
しかし、バッグを抱えるあかねを、遠くから眺める一つの影があった!
謎の少年「・・・・・・へぇ。この才能は、みんなが放っておかないだろうね」
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ここは桃山あかねの部屋。
あかねはフツーーの部屋でフツーに生活していた。
(・・・・・・もう朝か。昨日の疲れがあるせいか、少し熱っぽい・・・・・・もう少し布団の中にいたいな・・・・・・)
物語の主人公であるあかねに関して、現時点では特筆すべきところは何もない。
あかねはどこにでもいる、いわゆるフツーの女の子なのである!
-あくまで今のところは。
プルルル・・・・・・プルルル・・・・・・
(電話?こんな朝早く・・・・・・って、そろそろ起きる時間か)
あかねは枕元のケータイを手に取り、寝ぼけマナコで画面を確認した。
(・・・・・・知らない番号。出るのは止めて、あと五分だけ寝よう)
プルルル・・・・・・プルルル・・・・・・
(・・・・・・しつこいな)
プルルル・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
(・・・・・・やっと止まった。これで落ち着いて寝られる)
・・・・・・・・・
プルルル・・・・・・プルルル・・・・・・
(もう、しつこいな。また同じ番号?・・・・・・今度はメールか)
( ゚ ▽ ゚ ;)着信音、変えてないの!?
(差出人は青山玲士・・・・・・知らない名前だな。迷惑メールかな?件名は・・・・・・『重要:緊急事態発生』メールを開くべきなのかちょっと迷うけど、ケータイならウィルスの心配も無いし・・・・・・)
ピッ
『危険だ。今すぐ家を出て駅前でレッドとイエローに合流するように。ブルー』
(レッド、イエロー、ブルー・・・・・・って意味不明。やっぱり迷惑メールね。消去消去)
ピッピッピッ
(さて、あと少しだけ寝るかな・・・・・・五分だけ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
プルルル・・・・・・プルルル・・・・・・
(・・・・・・また!?いま何時だと思って・・・・・・やばい!遅刻だ!)
あかねは飛び起きると急いで身支度を整えた。
(このペースなら、ぎりぎり間に合う!)
あかねは透きとおる青空の下、食パンを食べながら走っていた。
(;^_^Aベッタベタですな!
(・・・・・・?なんだろう・・・・・・モヤモヤした気分・・・・・・少し胸が熱いような・・・・・・熱でもあるのかな?)
あかね「あっ!」
(そうだ!ケータイを家に忘れたんだ!)
あかねは急に立ち止まると、思わず振り返った。
誰もいない通りの先に、小さくマンションが見える。
(取りにもどる時間は無いけど、ケータイがないと困るし・・・・・・)
???「あかねちゃん、み~つけた!」
あかね「え?」
あかねは振り返り、あたりをキョロキョロと見まわした。
あかね「おかしいな・・・・・・誰かに呼ばれた気がしたんだけど・・・・・・」
???「だ~れだ?」
あかね「わっ!」
あかねの両目は、何者かの手によって覆われていた。
あかね「離してください!」
???「ダメ~。誰か当ててくれないと」
(男性の声!?聞き覚えもないし・・・・・きっと・・・・・・ヘンタイだ!)
あかね「へ、ヘンタイ!」
???「ヘンタイじゃなくて戦隊♪」
あかね「は、放して!」
???「あれ?オレが誰だか分からないの?」
あかね「わかるはずないでしょう!離して!」
???「そんなに嫌がらないで。君を守りに来たんだから。ケータイに連絡があったでしょ?」
(まさか・・・・・・朝の・・・・・・メールの人!?)
???「安心して、手荒なことはしないから。ただ、君を安全な場所に連れて行くだけだよ」
(こ、これってもしかして誘拐!?暗い部屋でヘンな覆面男たちに囲まれて・・・・・・まさか襲われるんじゃ・・・・・・!)
あかね「いやっ!止めて!離して!」
あかねが心の底から叫んだその瞬間-。
???「だから、オレは味方だって・・・・・・」
あかねの胸はとてつもなく熱くなり、そして-!
トクンッ・・・・・・!
???「えっ?」
あかねがゆっくり目を開くと、金髪の男が片膝をついて見上げていた。
金髪「何だ・・・・・・この感覚・・・・・・」
金髪の男だけではなく、あかねもフラフラと足が震えていた。
あかね「あ、あなたは誰?」
(胸がとても熱い・・・・・・頭がぼんやりする・・・・・・)
金髪「全身からチカラが抜ける・・・・・・。あかねちゃん、オレに何をしたの?」
あかね「な、何もしてません!」
(のんびりしている場合じゃない・・・・・・少しフラフラするけど、意識を集中して早く逃げないと・・・・・・!)
あかねは身動きできない男を置いて、フラつきながら駆けだした。
金髪「あ!待って!あかねちゃん、待ってよ~!・・・・・・・・・・・・あ~あ、行っちゃった・・・・・・初対面から悪ふざけが過ぎたかな・・・・・・」
???「強力なハートを感じて来てみれば、何やってるんだ黄平!」
金髪「ゴメン、リーダー。あかねちゃんに逃げられちゃった」
好青年「何てこった!助けに来たのに、どうして逃げられるんだ!」
金髪「ちょっと驚かしたら、怖がられちゃったみたい」
金髪に好青年とかwwwwww
そろそろ説明しよう!
ご推察のとおり、この2人はヘンタイではない!
ヘンタイどころか、あかねを護衛にきた正義のヒーローである!
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