フランクリンの眉間を銃弾が貫いた。吹き飛ばされた頭の一部が床に転がり落ちる… だがしかし、フランクリンは生きている。吹き飛ばされた頭の一部はどうやら毛髪でカモフラージュされた鉄の兜のようだ。

凍りつくフランクリン… 必死に何かを堪える従者達… 何も見ていない振りをするおばちゃん…
ちなみ、フランクリンを狙撃したのは彼の従者の狙撃手ではなく、別のビルの屋上に居る何者かのようだ。

「ニューライス…!! 」

フランクリンは落ちた鉄兜を拾い上げて小脇に抱え、逃げ出すように屋上から走り去っていった。
「話を戻そう。私は貴様にニューライスを討ち取った証を見せろと言ったはずだ。なのに何故貴様は刃を向け私の命を狙うのか… という話も置いといて… たった今センターから連結があったのだが、貴様が討ち取った男はニュースライスではなかったようだ。我々は嵌められたのだ… 計画は全て白紙だ。組織は口封じの為に刺客を送り込んでくるに違いない…」

その瞬間、狙撃手のライフルが火を吹き、弾丸はフランクリンの眉間を貫いた。





フランクリンは渡された剣を鞘から抜こうとしたが何故か抜けない…伝説の剣というだけあって真の勇者にしか抜けない仕様になっているようだ。
渾身の力を込めて何度挑んでも剣は抜ける気配も無い。息も絶え絶えのフランクリン… 狙撃手は呆れた表情で銃口をフランクリンに向ける… 騎士は苛立ちベンチを蹴り飛ばす…

「… おばちゃんよ、運が良いな。剣は貴様如き斬るに値しないと言っているようだ。私は忙しい。交渉を再開しよう。」