振り返るといつも君が笑ってくれた。
風のようにそっと。
吹き抜ける感じ?
君だけを信じて。
君だけを傷つけて。
僕らはいつも遥か遥か、
遠い未来を夢見てたはずさ。
傷つけるのはいつも言葉。
言わなくていい一言。
遠慮のない一言。
無神経な一言。
一言一言が傷つける。
大事なのは言葉より行動。
でも、人を傷つけるのは言葉。
無頓着な一言が人を傷つける。
一つの行動よりも傷つける。
僕らがいたの矢野。
人をほっとけない性格が、
良いのか悪いのか。
ツレとしてはいいけど、
付き合うにはちょっと。
そんな感じやろね。
たとえば、
女が嫌がると分かっていても。
人のSOSを見逃す自分は嫌。
それで別れがきてしまったとしても。
人のSOSを見過ごす自分になりたくない。
これって正しいの?
人としては間違ってない。
でも恋人としては間違ってる。
人の弱さや脆さ。
きっと誰よりも分かってしまう。
恋人のSOSを無視して、
他人のSOSに駆けつける。
これって、きっと甘えてる。
相手に甘えてる。
七美に甘えてるよねー笑
分かってくれる、
理解してくれる。
そう思うから矢野は迷わず、
人のSOSに駆けつける。
それで七美がどれだけ傷つくかなんて考えもせずに。
後で七美のSOSに気付いた時には、
もう遅い。
どれだけ愛情を注いでも、
どれだけ大事に思っても、
しょせん他人。
価値観の違いは埋まらない。
それを七美が理解できるのは、
ずっと先。
他人のSOS。
女のSOS。
きっと同時に起こったら、
迷わず女のSOSを取るやろう。
でも、女のSOSには気付けない。
七美は矢野の性格が分かってるから。
矢野を悩ませない。
SOSに気付かせない。
だから矢野は気付かない。
他人のSOSに駆けつける。
でも、きっと理解しなあかんのは矢野。
嫌がる気持ちを理解しなあかんのは、
矢野。
第三者で見るとよく分かるよ。
でも、その時は気付けない。
七美に甘えて、
待っててくれると信じてる。
理解してくれると信じてる。
それはいけないこと?
はい、
僕らがいたの後編見たいです。
以上。
ばいなら。
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