左頸部のしこりに端を発した騒動で、
○ 体幹部(胸・腹)造影CT検査(2018.8.29)
○ 頸部造影MRI検査(2018.9.26)
に続き、今日はPET-CT検査を受けてきた。

PET-CTは大学病院に転院した時に受けた全身スキャンの時(2016.11.7)以来で、今回で人生2度目の検査になる。
前回撮った画像はこれで、気道が二つに分岐しているところの周りの縦郭リンパ節が、5つほど光っていた。
この結果を受けて生検したところ、乳がんの遠隔転移が判明し、僕のステージⅣが正式に決定したのだった。

 

今飲んでるフェマーラはホントによく効いてくれて、転移した腫瘍のほとんどを縮小させ、CEAをぐんと下げてくれた。
飲み始めてから1年半が経過し、前回のCTで左肺に新しい結節ができたということなのでそろそろ限界かもしれないが、このちっちゃな薬には本当に感謝している。
このフェマーラが頑張ってくれた・・・というわけではないと思うが、左頸部のしこりはあれから炎症が消え、退縮し、もはやしこりが触れなくなってしまった。
やっぱり風邪によるリンパ節腫大だったのかもしれない。
最初に診てくれた耳鼻科医は顔色を変えたけど、まだお若い先生なので触診だけでは判断がつかなかったのだろう。
そこへくると我が主治医の教授先生はさすがで、最初からこれは癌ではない・・・と思っていたようだ。
CEAも上がっていないし、その前に受けた造影CT検査でも、放射線科医は首のことについてはなんの所見もなかった・・・というのも今になってはうなづける。

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今日の検査は12:30からだった。
先日骨シンチの検査を受けたばかりということもあって、地下にあるアイソトープ室へは迷うことなくたどり着いた。
更衣室で検査衣に着替えると、身長と体重を計り、右手首にルートを取ってもらって外のベンチで15分ほど待機する。
それからFDGを注射するのだが、取ったルートは三方活栓でFDGの自動投与装置に接続され、看護師の遠隔操作で注入される。
その間看護師は、もらい被爆をしないように衝立のようなシールドの内側で、注入中の僕を観察している。
僕も慣れたもので、左手で肘をつきながら右腕にゆっくりと注入される透明色の薬剤をぼんやり眺めていた。
それから約50分間の安静時間のうち、500mlの水のペットボトルを30分で飲み干さなければいけなかったがそれもクリアして、うとうとしながら50分を待った。
そして促されるままトイレに行って小用を済ませ、PET-CT室へ入ると、後は普通のCTと同じだった。

〈お約束のスリッパの写真(笑)〉

 

今回の一連の検査は首のしこりが端を発したとは言うものの、実質的には定期検査のようなもので、おかげで前回のCTでは肺への転移が見つかった。
今日のPET-CTでは、多分首への集積はないだろう。
心配性の僕だが、今回の検査では「異常なし!」と、半ば確信している。