体調は安定しているので、ご報告できることと言えば月に1回の診察の模様と、腫瘍マーカーくらいしかない。
CEAは検査するたびに0.5づつ上がってきていて、先月は0.1しか上がってなくてほっとしたのだが、今回の結果は先月分を取り戻すかのように1.0上がってしまい、喜べなくなってしまった。
(4月)9.5←今回
(3月)8.6
(2月)8.5
プリントされた血液検査の紙を渡される前に、教授先生のモニターからCEAの値を盗み見た僕だが、この9.5という数値には軽くショックを受けた。
確実にフェマーラが押されていて、土俵際いっぱいいっぱい。
いつ押し出されてもおかしくはない・・・そんな印象を受けたのだ。
もう、フェマーラが効かなくなるのも時間の問題かな。
2017.1.17からフェマーラの服用を開始したので、1年と3ヶ月。
よく効いたというべきか、来るべき時が来たというか。。。
そんな僕の気持ちを知ってか知らずか、教授先生はCEAの値には全く触れようとせず、カルシウムとアルブミンの履歴を表示させていた。
今日の1診には、秘書役の女性看護師と男性医師の二人がいた。
入った瞬間、「こりゃ今日の教授先生はご機嫌いいな」って思ったが、案の定ご機嫌だった。
おまけにカンボジアのお土産(伝統的なクッキーのようなお菓子)を渡すと、一層相好を崩した。
「えーっと、なになに・・・僕はクメール語は読めないっ!わざわざ持って帰ってくるのも大変だったろうから、有難く頂いておくよー」
っと、こっちが拍子抜けするほどあっさりと受け取ってもらえた。
中に小判とか入ってないんだけど、そんなに喜んでも大丈夫だろうか?
診察室を出て外来処置室へ向かい、今回で13回目になるランマークの注射とポートフラッシュをしてもらった。
毎度毎度のことだが、ランマークは薬液の結晶がそのまま体内に注入されているかのように痛い。
看護師さんはゆっくりプランジャーを押してくれてできるだけ痛くないようにしてくれるのだが、いかんせん僕の意識が針先の辺りに集中している。
プランジャーを押す看護師さんの指の微妙な動きが薬液に伝わり、これが痛みに変換される瞬間を身構えようとしているのだろうけど、どうしても意識を逸らすことができない。
そしてこの注射、ゆっくり入れているせいもあるけどやったら長い。
長い分だけ泣きそうになる時がある。
外来処置室が混んでいてバタバタしていると注入速度が微妙に早くなり、それに比例して痛みの出現も増すのだが、今日は比較的空いていたので看護師さんにもゆとりがあったのだろう・・・たっぷり時間をかけて注入してくれたおかげであまり痛みを感じることはなかったのは幸いだった。
ホルモン療法で体重が増えたって方をブログで散見するが、僕もご多分に漏れない。
体重増加なんて自分をコントロールできないからでしょ?なんて思ってたけど、これが泣きたくなるほどコントロールできない。
情けないねぇってこぼしてみても仕方がない・・・食べるからいけないのだ。
目下のところ、これが一番の悩みかな。。。