2016.2.16
前回診察時にクリニックの主治医から指示があったとおり、今日は胸のx-pと乳腺エコーの検査、そして前回診察日に採血した腫瘍マーカー等の結果を聞きに行くことになっていた。
女性ならばマンモグラフィーの検査になるところ、男の僕は乳腺エコーで検査することになる。
クリニックの予約は10時40分からだったので、先日スタッフの風邪で臨時休業した耳鼻科に朝一番で向かったのだが、到着した時にはすでに待合室はいっぱいだった。
もうこれ以上待てば遅刻する…というところで診察の順番が回ってきたのだが、結局耳鼻科を出た頃には遅刻が確定し、クリニックに遅れる旨の電話をすることになった。
運の悪いことに電車も遅れていて、結局クリニックに着いたのは予定より30分遅くなってしまった。
次回から病院がある日は時間に余裕を持とうと誓う。
クリニックにつくとすぐにx-pを撮り、それからエコーの検査となった。
検査技師は女性だった…ってよく考えれば乳腺エコーなら通常は女性技師が担当するのだろう。
そういえば今までもエコーはずっと女性技師だったことに今更ながら気がついた。
全摘した胸を晒すことにはもう慣れた。
1年前は恥ずかしかったが今はもう何ともない…と言っても、医療関係者に見せる時だけだけどね。
銭湯にはまだ行けません。
このクリニックではベッドに横になりながら、天井から吊り下がったモニターでリアルタイムにエコー画像を見ることができる。
両方の胸、両方の腋窩、両方の鎖骨、そして甲状腺と、検査技師がプローブをゆっくりと動かしていく。
時折手を止めてスクリーンショットを撮るのだが、その度に「何か見つかったのでは…」とドキリとし、静かな検査室に僕の生唾を飲み込む音が響くようだった。
検査は5分くらいで済んだ。
その後、先生の診察になるのだが、それまで1時間30分ほど待たされた。
会社にはお昼から出社すると言っていたのに、これでは夕方になるな…と思いながら診察室の扉を開けた。
机の上には前回の採血結果がプリントアウトされて置いてあった。
先生が説明する前に腫瘍マーカーの項目を急いで目で追ったが、数値は基準値内に収まっていた。
そしてその他の項目にも大きな異常はなかった。
昨年末に点滴が終わってから初めての血液検査で、ホルモン療法以外の治療が終わったこともあって何らかの陽性結果を覚悟をしてきたのだが、今回はクリアしたようだ。
エコーでも腫れているような兆候はなく、また胸のx-pも異常は見つからず、CVポートも定位置に収まっているというお話だった。
がん患者が浮かれると罰が当たるといつも自分を戒めてきたのだが、この瞬間、神様に少しだけお許しをいただいてほっと一息つかせてもらった。
前回診察時にクリニックの主治医から指示があったとおり、今日は胸のx-pと乳腺エコーの検査、そして前回診察日に採血した腫瘍マーカー等の結果を聞きに行くことになっていた。
女性ならばマンモグラフィーの検査になるところ、男の僕は乳腺エコーで検査することになる。
クリニックの予約は10時40分からだったので、先日スタッフの風邪で臨時休業した耳鼻科に朝一番で向かったのだが、到着した時にはすでに待合室はいっぱいだった。
もうこれ以上待てば遅刻する…というところで診察の順番が回ってきたのだが、結局耳鼻科を出た頃には遅刻が確定し、クリニックに遅れる旨の電話をすることになった。
運の悪いことに電車も遅れていて、結局クリニックに着いたのは予定より30分遅くなってしまった。
次回から病院がある日は時間に余裕を持とうと誓う。
クリニックにつくとすぐにx-pを撮り、それからエコーの検査となった。
検査技師は女性だった…ってよく考えれば乳腺エコーなら通常は女性技師が担当するのだろう。
そういえば今までもエコーはずっと女性技師だったことに今更ながら気がついた。
全摘した胸を晒すことにはもう慣れた。
1年前は恥ずかしかったが今はもう何ともない…と言っても、医療関係者に見せる時だけだけどね。
銭湯にはまだ行けません。
このクリニックではベッドに横になりながら、天井から吊り下がったモニターでリアルタイムにエコー画像を見ることができる。
両方の胸、両方の腋窩、両方の鎖骨、そして甲状腺と、検査技師がプローブをゆっくりと動かしていく。
時折手を止めてスクリーンショットを撮るのだが、その度に「何か見つかったのでは…」とドキリとし、静かな検査室に僕の生唾を飲み込む音が響くようだった。
検査は5分くらいで済んだ。
その後、先生の診察になるのだが、それまで1時間30分ほど待たされた。
会社にはお昼から出社すると言っていたのに、これでは夕方になるな…と思いながら診察室の扉を開けた。
机の上には前回の採血結果がプリントアウトされて置いてあった。
先生が説明する前に腫瘍マーカーの項目を急いで目で追ったが、数値は基準値内に収まっていた。
そしてその他の項目にも大きな異常はなかった。
昨年末に点滴が終わってから初めての血液検査で、ホルモン療法以外の治療が終わったこともあって何らかの陽性結果を覚悟をしてきたのだが、今回はクリアしたようだ。
エコーでも腫れているような兆候はなく、また胸のx-pも異常は見つからず、CVポートも定位置に収まっているというお話だった。
がん患者が浮かれると罰が当たるといつも自分を戒めてきたのだが、この瞬間、神様に少しだけお許しをいただいてほっと一息つかせてもらった。