2016.9.26に CEA値が再発を疑わせるような上昇傾向を示している結果に動揺した僕は居ても立っても居られず、大学病院の予約が取れていたにも関わらず、手術を受けた病院の前の主治医を訪ねて相談に乗ってもらったことを前回の記事に書いた。「214 再発疑惑(その7)「前主治医のもとへ」」

ケモ前には胸骨裏に6センチほどの胸腺種のような腫瘍があった(ケモ後に消失)
「100 (回想)縦隔リンパ節転移(その2)「新しい主治医に相談する」」にも関わらず、単身赴任先のクリニックではエコーやX-Pで胸骨裏が映らない検査ばかりを受けてすでに半年以上が経過していた。
画像上での所見はなかったということなので、このCEA値の上昇はこれまで検査していなかった胸骨裏の腫瘍が再び大きくなりだしたことが疑わしいと、素人の僕でもそれくらいのことは分かる。

というわけで、翌日に胸部単純CT検査を受け、その後仕事の関係で単身赴任先に戻った僕はその1週間後、妻だけで前主治医にところへ鑑別結果を聞きにいってきてもらった。
以下、妻が前主治医から聞いてきた話である。

○ 単身赴任前(10か月前)に撮ったCTと見比べて見ると、同じ前縦隔のリンパ節に影が数個見える。(前回は6センチあった巨大な腫瘍一つだったが、今回はリンパ節が数個腫れているような状態らしい。)
○ 肺にも怪しい影が数個見える。
○ 肝臓には所見なし。
○ はっきりさせるにはPET-CT(この病院にはない)を受けてもらわなければならない。
○ この病院でも標準治療は受けることができるが、大学病院だと希少な症例を扱う件数が多いし、治験もできる。
ホルモン療法にしても組み合わせを変えたりする等ガイドラインに囚われずいろんなことができるので、あきらめない(と、妻が言ったらしい)と言うのなら大学病院で治療を受けることは否定しない。
○ 大学病院の予約が2016.10.11にすでに取れているのなら、地域医療連携室を通さなくてもいい。
それまでに診療情報提供書と紹介状を書いておく。

とのことだった。

標準治療さえ受けられればそれでいいし、家族が見舞いに来やすいこの病院で再発治療を続けてもいいかなって思っていたが、この病院でできないことが大学病院ではできると聞いて・・・というか、妻の熱心な勧めもあり、再発治療は大学病院でお世話になろうかと心を決めた。
大学病院でも自宅から歩いて15分ほどの距離だ。

診療情報提供書は前主治医が作成次第、妻が取りに行くことになっている。
再発(?)初の大学病院へは、2016.11.11に行ってくる予定だ。
その結果は、またこのブログで報告させていただこうと思っている。