アブラキサンの副作用と思われる爪の状況だが、両手の親指と人差し指以外の指に現れた。
1 最初は鮮やかな赤みが、爪の表面に縦筋状に現れる。
2 この赤みが徐々にどす黒く色が変わり、爪に圧力をかけると痛みを感じるようになる。
3 爪の中心部にミルクを一滴落としたように白く色が変わり、これが爪全体に広がる。
4 爪と指との間の接着剤のような物質がじわじわと浸出液として流れ出る。(くんくんすると匂う。)
5 浸出液が流れ出たあと、爪先と指が浮いているような状況になる。
両手の薬指が「5」の状態で、うっかりなにかにひっかけて爪を剥がさないよう普段は指包帯をしている。
中指と小指が「3~4」の状況で、なんとかここで踏みとどまってほしいと思っているのだが、多分「5」までいくだろう。
指先には痛み・・というか痺れが指先に集中し、そこだけ血が通っていないような冷たさを感じる。
また感覚が鈍くなっているせいか、ワイシャツのボタンを留めたりパソコンを打ったりというような細かい作業が思うようにできなくなり、少しイラっとする。
薬は、
〇 リリカ
〇 牛車腎気丸
〇 リドメックス
を処方してもらっているが、リリカも牛車腎気丸も痺れを抑えるという意味ではあまり効いていないように思える。
アブラキサンをどのくらいの期間投与するのか先生は決めていなかったようで、僕の場合はnが多く、再発リスクが限りなく高いことから副作用が許す限り・・・と思っていたようだが、現在の僕の爪の状況などをみて、これ以上投与すると副作用の影響がなかなか抜けなくなるということから、アブラキサンはこれで終了し、ハーセプチンを打ちながらホルモン剤へ切り替えようということになった。
僕的には先生が、「もうこれで十分だ」というところまでがんばりたかったのだが、
〇 薬指のみならず、中指と小指までもが満足に動かせなくなる可能性があること。
〇 再発予防で打つアブラキサンの標準投与量はクリアしているということ。
〇 病気になって以来の思考法の一つ・・・「これで後悔しないか」ということを考えたとき、「後悔しない」という答えが僕の中に出たこと。
を考えると、なんとかあきらめがついた。
次回、術後初めて腫瘍マーカーを検査するとのこと。ドキドキしないといえば嘘になるが、僕の場合、すでに転移していると考えるほうが自然だし、あきらめて受け入れるほかないだろう。