2016.12.27
「縦隔リンパ節生検」を胸腔鏡ではなく気管支ファイバースコープ検査を選択したことで、診療科が「呼吸器外科」から「呼吸器内科」に変わった。
年明け早々に検査をするなら年内に呼吸器内科を受診する必要があるとのことで、昨日に引き続いて再び大学病院の門をくぐった。(実際には門ないけどね。)
今朝は支度に手間取って予約の時間に間に合わなくなってしまいそうになったので、タクシーで病院へ向かったが、最近では玄関の車寄せの混雑や駐車場へ入ろうとする車の滞留状況で病院内の混雑状況がある程度分かるようになってきた。
今日の駐車場はすでに満車になっていて道路上には10数台の待機列ができており、タクシーなので一般車の待機列に構わず強引に構内に突っ込んでもらって、駐車場へ行く道とは違う道を通っても混雑で玄関前までなかなか近づけない。
(今日の病院は相当混んでそうだなぁ。院内紹介状があるものの昨日の今日のことなのでかなり待たされるかもなあ・・・)と思いながら、玄関の手前30mでお金を支払ってタクシーを降りた。
呼吸器内科で受付を済ませると、またもや問診票の記入を促されて血圧測定を指示された。
「大分待ちそうですか?1時間くらいかかりそうですか?」
と、受付の女性に聞いてみるが、
「さあ、なんとも言えないので待合室で待っていてください」
と言われる。
「あと○人待ちですよ」って教えてくれる受付の人だと、
「じゃ、1時間くらい院内のドトールでコーヒー飲んできます」
って言えるのだが、そんなふうに言われると待合室で待つしかしょうがない。
大きな待合室の空いてる椅子に座って、持参した新聞を広げて読み始めたが、しょっちゅう
「ピンポーン。758番の方、16診へお入りください」
という自動アナウンスが放送されるので、それが気になって同じ記事を何度も行ったり来たりして全然頭に入ってこない。
ウォークマンを聞きながらだと自分の呼び出し番号を聞き逃す可能性もあるので、全く困ってしまった。
しかし30分ほどすると看護師さんが、
「たいちさーん」
と呼ぶので手を挙げて知らせると、
「先に肺活量の検査とX-Pを撮ってきてほしい。」
と指示を受けた。
そして、
「今日はものすごく混雑しているから、検査後、ゆっくり食事をしてから戻ってきてくださいね」
と親切に言ってくれたので、ようやく「ピンポーン」攻撃から開放されることになり、嬉々として検査室へと向かった。
肺活量の検査は摘出手術の前と人間ドックで受けた経験があるだけに、検査技師が真面目な顔をして、
「はい、息を吸ってー。もっともっと吸って吸って吸ってーーーー、はいそのままポンっっ!と吐くーー。」
という掛け声が面白くて仕方がない。
真面目な顔をしてたが、心の中の半笑いの影響が微妙に出たのかどうか、平均より少し数値が劣ってしまった。
検査が終わると院内のドトールで45分ほどコーヒーを飲みながらゆったりと過ごし、再び呼吸器内科の受付に戻ったことを知らせてから大きな待合室で待っていると、10分ほどして自分の番号を放送で呼ばれたので診察室に入った。
以下、先生のお話を箇条書きにする。
(昨日の呼吸器外科の先生の話と重複する部分は省略した。)
○ 気管支鏡ファイバースコープの検査は呼吸器内科の検査の中でも3本の指に入るほど苦しい検査だ。
○ 鎮静剤を入れることもできるけど?(僕:是非ともお願いします。)
○ 気管支が左右に分かれている部分(7番のリンパ節)の組織を針で突いて吸い取るような形で採取するが、他のリンパ節(10番)は多分これと同じ成分だと考えられるので他は取らないつもりだ。
○ しっかりと喉への麻酔を効かせて気持ちを楽にすることが肝要で、中には検査が終わったことに気が付かなかった患者もいるくらいだからリラックスが一番。(僕:みんなに同じこと言ってるんでしょ?)
○ 検査自体は30~40分程度だが、検査の間中ずっと息苦しいわけではない。
○ 採取したリンパ節の病理検査に10日ほどかかるので19日に診察予定を入れておく。
とのことだった。
2017.1.19の検査結果で、ま、恐らくは乳がんの縦隔リンパ節転移だろうけど、ステージⅣが確定し、そして今後の治療(延命?)方針が決定するという流れになるのだろう。
僕もそろそろ疑惑を解消し、白黒はっきりつけてもらわないとこれからの仕事や旅行等の計画が立てられなくて全く困る。