放射線治療は、僕の憂鬱な気持ちとは裏腹に順調に進む。
先を見ると「まだ◯日も残っているのかー」と絶望するので、敢えて足元ばかりを見るようにしている。
そうすればふっと顔を上げた時、思いがけず目の前にゴールが迫っていたら嬉しいではないか。
小学生の時、長距離走が苦手だった僕が編み出した作戦が、43歳になった今でも通用することに驚きを感じる。
さて、現在の状況だが僕の心理的なものも含め、記録として記しておきたい。
1 毎日の病院通い
リニアックのある病院が不便な場所にあり、最寄駅から15分程度歩くか、または快速電車が停車する大きめの駅から出る30分に1本の病院の無料送迎バスを利用するしかない。
車で通うとしても病院の駐車場は台数が限られており、日によっては駐車待ちが十数台とか当たり前のようにあるようだし、病院が終わった後の仕事のことを考えると車では通えない。
不便な場所にあるだけに暑い日や雨の日は特に大変だが、待ち時間が少ない病院を希望したので仕方がない。
2 仕事とのバランス
さすがに1ヶ月もの間、毎朝「病院へ直行します!」と言うのは、僕の病気のことを知っている同僚でさえよくは思わないだろうから、朝は面倒でも一度会社に顔を出すようにしている。
10時くらいに会社を出て病院へ向かい、会社に戻ってくるのはだいたい12時30分位になる。
しかし、毎日の病院通いで朝の貴重な時間を2~3時間取られるというのは、自分の仕事が思うように進まなくてイライラする。
社内、社外で打ち合わせする時間も限られるし、出張も宿泊ではなく日帰りにしないといけないなど先が思いやられる。
3 体調
放射線治療の副作用の一つに「全身倦怠感」があるが、まさしく今、その状態が続いている。
もちろん原因はこのリニアック治療だけでなく、様々なものが積み重なっているのだろうけど、気分はどんよりしてため息をつくことが多くなり、憂鬱な状態が続く。
現在はデパスをうまく活用しているが、これ以上ひどくなれば心療内科の先生に相談してみようと思っている。
4 皮膚
照射8回目(9月1日現在)になるが、今のところ皮膚炎様の症状はない。
ただ郭清した側の腋窩が、引っ張られているような突っ張り感や強張り感があるが、日常生活に支障が出るほどではない。
5 ハーセプチンとの併用
心臓への影響を心配して放射線治療中は休薬するということにしていたが、放射線科の医師は問題ないということなので、次回の診察日には今までどおり投与してもらえるよう、がん化学療法認定看護師を通じてお願いした。
先を見ると「まだ◯日も残っているのかー」と絶望するので、敢えて足元ばかりを見るようにしている。
そうすればふっと顔を上げた時、思いがけず目の前にゴールが迫っていたら嬉しいではないか。
小学生の時、長距離走が苦手だった僕が編み出した作戦が、43歳になった今でも通用することに驚きを感じる。
さて、現在の状況だが僕の心理的なものも含め、記録として記しておきたい。
1 毎日の病院通い
リニアックのある病院が不便な場所にあり、最寄駅から15分程度歩くか、または快速電車が停車する大きめの駅から出る30分に1本の病院の無料送迎バスを利用するしかない。
車で通うとしても病院の駐車場は台数が限られており、日によっては駐車待ちが十数台とか当たり前のようにあるようだし、病院が終わった後の仕事のことを考えると車では通えない。
不便な場所にあるだけに暑い日や雨の日は特に大変だが、待ち時間が少ない病院を希望したので仕方がない。
2 仕事とのバランス
さすがに1ヶ月もの間、毎朝「病院へ直行します!」と言うのは、僕の病気のことを知っている同僚でさえよくは思わないだろうから、朝は面倒でも一度会社に顔を出すようにしている。
10時くらいに会社を出て病院へ向かい、会社に戻ってくるのはだいたい12時30分位になる。
しかし、毎日の病院通いで朝の貴重な時間を2~3時間取られるというのは、自分の仕事が思うように進まなくてイライラする。
社内、社外で打ち合わせする時間も限られるし、出張も宿泊ではなく日帰りにしないといけないなど先が思いやられる。
3 体調
放射線治療の副作用の一つに「全身倦怠感」があるが、まさしく今、その状態が続いている。
もちろん原因はこのリニアック治療だけでなく、様々なものが積み重なっているのだろうけど、気分はどんよりしてため息をつくことが多くなり、憂鬱な状態が続く。
現在はデパスをうまく活用しているが、これ以上ひどくなれば心療内科の先生に相談してみようと思っている。
4 皮膚
照射8回目(9月1日現在)になるが、今のところ皮膚炎様の症状はない。
ただ郭清した側の腋窩が、引っ張られているような突っ張り感や強張り感があるが、日常生活に支障が出るほどではない。
5 ハーセプチンとの併用
心臓への影響を心配して放射線治療中は休薬するということにしていたが、放射線科の医師は問題ないということなので、次回の診察日には今までどおり投与してもらえるよう、がん化学療法認定看護師を通じてお願いした。