wikipediaから引用
断捨離は、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を、ヨーガの行法である断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)を応用し、
断:入ってくるいらない物を断つ。
捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。
離:物への執着から離れる。
として不要な物を断ち、捨てることで、物への執着から離れ、自身で作り出している重荷からの解放を図り、身軽で快適な生活と人生を手に入れることが目的である。
ヨーガの行法が元になっている為、単なる片付けとは一線を引く。
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終活の一環として不要なものの整理を始めようとしているのだが、この記事を書くために改めて断捨離の意味を調べてみると、ステージⅣの癌患者にはぴったりの言葉だと感心した。
別に余命を宣告されたわけでもなく、思い立った時にやっておこうくらいの気持ちなので、どうかお気遣いなく。
今回は本とCDを思い切って処分してしまおうと思っている。
本は文庫本を中心に100冊ほどあるが、ベッド下の収納スペースに綺麗に並べてはあるけれど、ここ最近は読み返すこともなくなってしまった。
読みたいと思う本はホントは紙で読みたいのだが、断捨離の「断」を実践すべく、この頃はダウンロードして電子書籍(kindl)で読んでいる。
CDも同じく100枚程度あるが、これもダウンロードしたものをウォークマンで聞いているのでプレイヤーにCDをのっけるということがなくなってしまった。
僕が独身だったら廃品回収の日に、本もCDもがさっと捨ててしまうのだが、根っからセコイ妻は古本屋に売ってしまえと言ってきかない。
しかし、まあまあ量があるので、段ボールを準備し、本とCDを詰めて、車に載せて、ブックオフまで持って行くという工程がめんどくさい。
段ボールだってそこらに転がっているわけではないのでどうしようかと思いあぐねていたが、少しネットで探してみると、段ボールを無料で送ってくれて、着払いにできて、しかも買い取り料金だってネットで知らせてくれるという古本屋さんが見つかった。
早速ユーザー登録をして身分証明書をアップロードし、すぐに段ボールを送ってもらうようにリクエストした。
段ボールはまだ到着していないが、空き時間を見つけて少しづつ本を整理しだしているのだが、改めて手にとってみるとやっぱり愛着が湧いて捨てがたい。
しかしこの断舎利は、片づけや整理整頓が目的ではない。
やがて残されることになるであろう妻の後片付けの負担を軽減するために、できる限りのことをしておきたいというのが趣旨なので、名残惜しいけどほとんどの本を「処分」することにした。
しかしもっと辛いのはCDのほうだった。
断念してしまったけど、30年前に僕がジャズ道こそ我が使命と思い定めてから買った数々のCD。
手にとってみるとまるで自分自身がCDプレーヤーにでもなったかのように懐かしい曲が再生され、そのCDを買った時、場所、当時の想いが鮮やかに蘇ってくる。
いい音楽は100年経っても色あせない・・・そう考えると、CDだけは処分せずに置いておこうかなという気になってきた。
手にとってみてもなんの思いも沸き起こらないCDだけを処分するか・・・と分別を始めたが、置いておいても妻が困るだけだろうと思い直し、やっぱり全部処分することに決めた。
断捨離の「離」だね。
今回は本やCDだけ処分することにしたが、それだけでもなんだか身軽になった気がする。
寂しい気がしないでもないが、自分の部屋が少し広くなるのは嬉しいかもしれない。