2015.11.11
出張で久々に飛行機を利用することになった。
空港でのセキュリティが煩わしいこともあり、普段の僕なら新幹線を利用するのだが、今回の出張は日帰りの弾丸出張なので飛行機を利用することになったのだ。
出発の前日に荷物の準備を始めた僕はふっと思った。
空港の保安検査場で金属探知機を通過する時にヅラは大丈夫なのかと。
「ピンポーン」とアラームが鳴り、その場でヅラを脱がされることはないのかと。
にわかに心臓がドキドキし始めた僕は、慌ててネットで検索を始めた。これまでにも飛行機を利用する機会はあったのだが、いずれもプライベートのことでヅラはつけていなかったのだ。
春にアメリカへ旅行に行った時は、マスクどころかハゲ隠しの帽子まで脱がされたので、その時の屈辱がにわかに蘇ってきた。
ネットでは、ウィッグ屋さんの発信と思しきHPを見つけた。
多分女性用のウィッグの話なんだろうと思うが、パチンと止めるウィッグの3本のピンが金属探知機に反応するのか?というトピックスが、僕にも参考になった。
以下、要点を抜粋する。
○ これまでウィッグ屋さんのスタッフがウィッグを着用したまま金属探知機を通ってみても、反応したことがなかった。
○ 客からも反応したという話を聞いたことがない。
○ 空港に問い合わせると、
「金属である以上反応する。
ウィッグであることを係員に告げれば、反応したとしてもそのまま通ってもらうこともあるが保証はしない。
その場でウィッグをとってもらう場合も配慮はするが、保証はしない。」
空港の回答はマニュアル通りだったということで締めくくられていた。
僕のウィッグで金属が使われているとすれば、ちょうどもみあげの三角形になっている部分だろう。
ピンどころではなく、なかなかの面積がある。
ウィッグはスヴェンソンのものだが、たしかウィッグを作った時にこんな質問をしたことを思い出した。
「MRIの検査では金属類を外すことになるが、ウィッグは取らなくてもいいのか」と。
その時の担当者は、
「ウィッグには金属は使っていないが、念のためにウィッグは取ってください」
と、これもマニュアル通りの答えだった。
でもスヴェンソンの話のとおり、ホントに金属を使っていないのなら何も恐れることはない。
さて、搭乗当日。
情けないことに僕は目覚ましが鳴る前の午前4時に目覚めたものの、二度寝をしてしまった。
あと20分ほどで空港行きのバスが来るという状況で、寝ぼけ眼のまま最低限の準備を整えて、慌てて家を飛び出した。
おかげで眉毛がない…。
女性ならささっとバスの中でも描いてしまうのだろうけど、僕にはいろんな意味でそれは無理だ。
空港に着いたらすぐに保安検査場へと向う。
早朝なので混雑は全くない。
スーツの内ポケットに入っているスマホと小銭入れを取り出してトレイに乗せると、複数の警備員が僕を見つめる中、いよいよ金属探知機を通る。
清水の舞台から飛び降りると言うのはこういうことなのだろう。
「エイヤー」とばかりにゲートをくぐると、「ピンポーン!」と言うアラーム音を予期して首をすくめるが、金属探知機は無言のまま僕を通してくれた。
ドキドキしていたのは僕だけで、周りの警備員は何事もなかったように突っ立っている。
終わってみればあっけない。
ヅラの材質にもよるし、金属探知機の設定レベルにもよると思うので、今回の僕のケースが誰にも当てはまるわけではないので参考程度にしてほしい。
ただ、ウィッグが原因で金属探知機に反応した場合は、警備員に正直に申告することが必要だろう。
※ この後、僕は単身赴任となり、週に2度ほど飛行機に乗る生活を送ることになったが、ウィッグが原因で金属探知機が反応したことは一度もない。
出張で久々に飛行機を利用することになった。
空港でのセキュリティが煩わしいこともあり、普段の僕なら新幹線を利用するのだが、今回の出張は日帰りの弾丸出張なので飛行機を利用することになったのだ。
出発の前日に荷物の準備を始めた僕はふっと思った。
空港の保安検査場で金属探知機を通過する時にヅラは大丈夫なのかと。
「ピンポーン」とアラームが鳴り、その場でヅラを脱がされることはないのかと。
にわかに心臓がドキドキし始めた僕は、慌ててネットで検索を始めた。これまでにも飛行機を利用する機会はあったのだが、いずれもプライベートのことでヅラはつけていなかったのだ。
春にアメリカへ旅行に行った時は、マスクどころかハゲ隠しの帽子まで脱がされたので、その時の屈辱がにわかに蘇ってきた。
ネットでは、ウィッグ屋さんの発信と思しきHPを見つけた。
多分女性用のウィッグの話なんだろうと思うが、パチンと止めるウィッグの3本のピンが金属探知機に反応するのか?というトピックスが、僕にも参考になった。
以下、要点を抜粋する。
○ これまでウィッグ屋さんのスタッフがウィッグを着用したまま金属探知機を通ってみても、反応したことがなかった。
○ 客からも反応したという話を聞いたことがない。
○ 空港に問い合わせると、
「金属である以上反応する。
ウィッグであることを係員に告げれば、反応したとしてもそのまま通ってもらうこともあるが保証はしない。
その場でウィッグをとってもらう場合も配慮はするが、保証はしない。」
空港の回答はマニュアル通りだったということで締めくくられていた。
僕のウィッグで金属が使われているとすれば、ちょうどもみあげの三角形になっている部分だろう。
ピンどころではなく、なかなかの面積がある。
ウィッグはスヴェンソンのものだが、たしかウィッグを作った時にこんな質問をしたことを思い出した。
「MRIの検査では金属類を外すことになるが、ウィッグは取らなくてもいいのか」と。
その時の担当者は、
「ウィッグには金属は使っていないが、念のためにウィッグは取ってください」
と、これもマニュアル通りの答えだった。
でもスヴェンソンの話のとおり、ホントに金属を使っていないのなら何も恐れることはない。
さて、搭乗当日。
情けないことに僕は目覚ましが鳴る前の午前4時に目覚めたものの、二度寝をしてしまった。
あと20分ほどで空港行きのバスが来るという状況で、寝ぼけ眼のまま最低限の準備を整えて、慌てて家を飛び出した。
おかげで眉毛がない…。
女性ならささっとバスの中でも描いてしまうのだろうけど、僕にはいろんな意味でそれは無理だ。
空港に着いたらすぐに保安検査場へと向う。
早朝なので混雑は全くない。
スーツの内ポケットに入っているスマホと小銭入れを取り出してトレイに乗せると、複数の警備員が僕を見つめる中、いよいよ金属探知機を通る。
清水の舞台から飛び降りると言うのはこういうことなのだろう。
「エイヤー」とばかりにゲートをくぐると、「ピンポーン!」と言うアラーム音を予期して首をすくめるが、金属探知機は無言のまま僕を通してくれた。
ドキドキしていたのは僕だけで、周りの警備員は何事もなかったように突っ立っている。
終わってみればあっけない。
ヅラの材質にもよるし、金属探知機の設定レベルにもよると思うので、今回の僕のケースが誰にも当てはまるわけではないので参考程度にしてほしい。
ただ、ウィッグが原因で金属探知機に反応した場合は、警備員に正直に申告することが必要だろう。
※ この後、僕は単身赴任となり、週に2度ほど飛行機に乗る生活を送ることになったが、ウィッグが原因で金属探知機が反応したことは一度もない。