少し更新が滞ってしまった。
 

実は先週会社に行くことができなくなってしまい、丸1日+半休をもらって寝て過ごしていたのだ。
朝起きた時からどうもいつもと体調が違ったのだが、単に疲れているのだろうと思って体に鞭打って支度をしたけど、あとスーツに着替えるだけというところで体が動かなくなってしまい、ソファに座り込んでしまった。
1~2週間前から心がざわざわするような予兆があって、通っている心療内科を受診しなければいけないな・・・と思いつつも、忙しかったこともあって先延ばしにしていたのだ。

 

二日目も同じ状況だったので、午前中に心療内科を受診し、お昼からはどうしても外せない会議があったので、まさしく這うようにして会社に出かけた。
心療内科に行く前に、先生に伝えたいことを整理したメモを公開する。

○ ここ2、3週間ばかり常に軽い頭痛と動悸、それに吐き気があり、遊びも仕事も何もしたくない。
○ 朝、会社に行く支度だけはなんとかするのだが、玄関から出ることができない。
○ 夜は雑念が湧き出てなかなか寝つけないが、マイスリー(入眠剤)よりもデパスを服用したほうがよく眠れるようだ。
○ 特に朝と夕方にかけてすさまじい倦怠感が襲い、夕方は会社のデスクに15分と座っていることができず、そんな時はトイレの個室にこもっている。(しかしよく席を外すことで同僚から注意されてしまい、それすらもプレッシャーになってしまった。)
○ 立てないくらいの易疲労感がある。
○ 疲労や倦怠感で体が動かないことに対して、罪悪感や自身への嫌悪を感じるし、そんな自分を同僚が無言で非難しているように思える。誰だって疲れてしんどいのだから、癌であることは言い訳にならないと自分を戒めている。
○ 原因不明の悲壮感は相変わらず。
○ これから先仕事に行ける自信がなく、1か月ほど休んで気持ちをリセットしたい。
○ 人事部と在宅ワークor時短or週2回などの勤務ができないか会社に相談したい。(我が社でそんなことができるわけもないのだが、後から思うとそこまで思い詰めていたようだ。)


今回の診察には妻にも同行してもらった。
心療内科通いは5年目に突入し、今の先生になってからは4年目になるが、初めての妻の登場で先生も少し驚いていた。
上記のメモを基に先生にお話しをして、僕が一番聞きたかったことを最後に聞いた。
「先生、誰だって仕事に行くのはしんどいものだし、時には怠いことだってある。こんな僕は病気(癌)を言い訳にして単に怠けているだけなんでしょうか?」
と。
すると先生は、
「そうは思わない。会社を休んでもいいほどの症状があると思います。1ヵ月ほど休んだほうがいいと思うのなら、抑うつ状態であることの診断書を書きますよ」
と言ってくれた。
その瞬間、
(ああ、やっぱり僕は心の病気・・・(ま、正確に言えばその一歩手前)になっていたんだな・・・)と得心した。
診断書には「何月何日から自宅療養・・・」というように日付を明記しないといけないので、それは会社と相談してから先生に連絡するということでクリニックを後にした。
薬はデパスと、抗うつ剤であるサインバルタを30日分処方してくれた。
サインバルタは前回の診察時に中止にしてもらったところだったので、また服用することになって残念だ。

しかし・・・。
診断書が出るからと言っても1ヵ月も会社を休むことはできない。
○ 単純に7月はまあまあ忙しい。
○ 1ヵ月も休むと、復帰した時の同僚の視線が痛い。
○ 癌が再発したことを知っている会社は、理由はどうあれ、僕が一ヶ月も休むと首の付け替えを急ぐだろうし、そうなると僕の会社の居場所がなくなってしまう。
○ これをきっかけに僕の労働意欲が完全に萎えてしまい、二度と会社に行けなくなってしまうような気がする。

 

特に心の病というのはまだまだ社会的に受け入れられる土壌が育ってなく、僕自身が気にしていたように、「心の病=サボリ」と見られがちだ。
だから有休を消化しながらでも、自分を騙しつつ会社に行き続けるしかないのだ。

そんなこんなでここ数日はブログを書く余裕がなかったのだが、こうしてブログに自分の気持ちを綴ると少し気持ちが落ち着いたような気がした。
読まされたほうはかなわないかもしれないが、闘病ブログということでどうかご容赦を・・・。