アブラキサンが終了し、ハーセプチン8クール目(2015.4.23)からホルモン療法が追加された。
僕はこれからタモキシフェンを毎朝1錠、最低でも5年以上飲み続けることになる。先輩方のブログを読んでいるとお腹に注射を打つようなホルモン療法もあるようで、注射嫌いの僕はそれは嫌だなあと思っていたが、経口薬と聞いて少しホッとした。
しかしこの薬、子宮体がんのリスクがあるようで、女性なら定期的に検査することをおすすめしていると主治医が言っていた。
子宮のない僕にはどんな副作用があるのだろうか。

そもそも、男性乳がんのデータが少なく、このホルモン療法が男性に有効なのかどうかも分かっていないようなのだが、どうも女性に準じてということらしい。
がん化学療法認定看護師さんもいろいろ文献を漁って勉強してくれたらしいが、はっきりしたものはなかったようだ。
副作用は女性と同じくホットフラッシュがあるようだが、深刻な症状を訴える人は少ないらしい。

診察が終わって薬局で薬を受け取りに行った際、女性の薬剤師から簡単にこの薬の説明をしてもらったが、男の僕がこの薬を処方されたことに不思議そうな顔をしていた。
きっと何の病気か聞きたかったのだろうが、なんとか彼女の自制心が勝ったようだ。
これからこの薬を受取る度にこういう反応されるんだろうね。
いっそのこと「私、乳がんなの」と、可愛く言ってやろうか。

自宅に帰って薬の説明書を読むと、「悪い細胞の増殖を抑える薬です」とあった。

これから飲み忘れないように気をつけなきゃ。

※ 現在は「タスオミン」の販売はなくなり、「タモキシフェン」という名に変わっている。(2016.1.16追記)