2016.8.5
術後2年目検診と言ってもクリニックで行う簡単な検査なので、そう呼んでもいいのかどうか・・・。
ともかく2014.5.30に手術を終えて、約2年2ヶ月が経過した。
昨年の僕の単身赴任で今年から今のクリニックにお世話になっているが、今回が転院してから2度目の全身検査なる。
小さなクリニックでできることは限られているので、前回と同じく、
○ エコー(甲状腺、鎖骨を含む)
○ 胸のX-P
○ 採血(腫瘍マーカー)
の検査をしてもらったに過ぎない。
大病院とは違って採血の結果はすぐには出ないので、もしマーカーが大きく基準値から離れていれば先生からすぐに電話をいただけることになっている。
さて、検査結果は結果が出ていない血液検査を除いて、
「 所見なし」
だった。
自分自身の中ではそろそろ再発が見つかってもおかしくない時期かなって思っていて、まだ腫瘍マーカーの結果が出ていないこともあって全く安心してはいない。
先生も同じことを考えていたのかどうか、少し不思議そうな口調で、
「体調にお変わりはないですかね?」と盛んにお尋ねになった。
僕は、
「あちこち気になるところはありますが、多分気のせいなのでしょう。ただ、腫れていた胸骨裏はエコーやX-Pでは分からないと聞いているので、一度検査してほしいとは思っています。」
と申し上げた。
先生もそれには同感したようで、秋ごろに別の病院施設で胸の単純CTを撮ることになった。
帰り支度をしながら、最近目立ってひどくなってきた左腕のリンパ浮腫のことを相談してみた。
「あれ、包帯やってないの?(折角紹介したのに・・・。)」
と、先生の機嫌を少し悪くしてしまった。
最近義父の熱心な勧めもあって、「リンパ管静脈咬合術(LVA)」という手術について興味を持っている。
義父はテレビで見たのか何かを読んだのかは分からないが、
「この手術で治るかもしれないし、治ったら前みたいにジムに行って筋トレができるようになるかもしれないよ。でも早くしないとリンパ管がふさがっちゃうと手術できなくなってしまうからね。」
とこの1か月で2、3回言われてしまった。
この手術のことは単身赴任する前の病院で受けたリンパ浮腫外来で教えてもらったのだが、その時の形成外科医は、「うまくいけば、治るかもしれない」という程度の手術であり、その時の僕にはリンパ浮腫の症状がなかったのであまり現実味を持って聞いていなかった。
しかし、この1ヶ月ほどで左腕のリンパ浮腫はどんどん進行してしまった。
クリニックの先生は、「うーん、リンパ管静脈咬合術ねー。うーん、昔からある手術だけど。うーん、この近くだったらがんセンターでやってるんじゃないかなぁ。うーん、興味があるんだったら紹介状書いてあげるよ。」と、全く歯切れが悪い。
さすがに形成外科の分野のことまではあまりご存じないのかもしれない。
僕がさっとネットで調べたところ、もちろん全ての人に有効な治療ではないけれど、これを得意として実績をあげている病院もある。
現に手術を受けて治ったという人のブログもたくさんあるのだ。
調べている中で気になったのはバルーンカテーテルのことで、局所麻酔下でも長時間に渡る手術ではトイレに行けないので挿入する・・・なんて記述を発見してしまい、一気にブルーになってしまった。
前回の胸の全摘手術時は全麻下での挿入だったので抜いた時のことしか知らないが、局麻下だと意識がある中での挿入するということになると想像するだけで気絶しそうになる。
男性の場合、女性が表現するような「チクっ」とするだけではすまないのだ。(・・・と思っている。)
これを先生に聞いてみると、「うーん、わかりませんねぇ。」という答えに、僕は一瞬絶句してしまった。
「先生、手術ってしたことありますか?」って思わず聞きたくなってしまった。
「まぁ、しかし局所麻酔下だと普通は導尿はしないんじゃないかなぁ。トイレに行きたくなったら横向いて尿瓶にするとかもできるんだから。」・・・って分かってるんじゃん。
それを聞きたかったんだよ。
クリニックの先生からはLVAの有効なお話しは聞けなかったけれど、一度実績ある病院でリンパシンチなどを受けてみて、それから判断してみてもいいかもしれない。
僕に手術を受ける覚悟ができたとしても、肝心のリンパの道がないなら手術はできない話だし、あれこれ悩むのはそれからでもいいや。
術後2年目検診と言ってもクリニックで行う簡単な検査なので、そう呼んでもいいのかどうか・・・。
ともかく2014.5.30に手術を終えて、約2年2ヶ月が経過した。
昨年の僕の単身赴任で今年から今のクリニックにお世話になっているが、今回が転院してから2度目の全身検査なる。
小さなクリニックでできることは限られているので、前回と同じく、
○ エコー(甲状腺、鎖骨を含む)
○ 胸のX-P
○ 採血(腫瘍マーカー)
の検査をしてもらったに過ぎない。
大病院とは違って採血の結果はすぐには出ないので、もしマーカーが大きく基準値から離れていれば先生からすぐに電話をいただけることになっている。
さて、検査結果は結果が出ていない血液検査を除いて、
「 所見なし」
だった。
自分自身の中ではそろそろ再発が見つかってもおかしくない時期かなって思っていて、まだ腫瘍マーカーの結果が出ていないこともあって全く安心してはいない。
先生も同じことを考えていたのかどうか、少し不思議そうな口調で、
「体調にお変わりはないですかね?」と盛んにお尋ねになった。
僕は、
「あちこち気になるところはありますが、多分気のせいなのでしょう。ただ、腫れていた胸骨裏はエコーやX-Pでは分からないと聞いているので、一度検査してほしいとは思っています。」
と申し上げた。
先生もそれには同感したようで、秋ごろに別の病院施設で胸の単純CTを撮ることになった。
帰り支度をしながら、最近目立ってひどくなってきた左腕のリンパ浮腫のことを相談してみた。
「あれ、包帯やってないの?(折角紹介したのに・・・。)」
と、先生の機嫌を少し悪くしてしまった。
最近義父の熱心な勧めもあって、「リンパ管静脈咬合術(LVA)」という手術について興味を持っている。
義父はテレビで見たのか何かを読んだのかは分からないが、
「この手術で治るかもしれないし、治ったら前みたいにジムに行って筋トレができるようになるかもしれないよ。でも早くしないとリンパ管がふさがっちゃうと手術できなくなってしまうからね。」
とこの1か月で2、3回言われてしまった。
この手術のことは単身赴任する前の病院で受けたリンパ浮腫外来で教えてもらったのだが、その時の形成外科医は、「うまくいけば、治るかもしれない」という程度の手術であり、その時の僕にはリンパ浮腫の症状がなかったのであまり現実味を持って聞いていなかった。
しかし、この1ヶ月ほどで左腕のリンパ浮腫はどんどん進行してしまった。
クリニックの先生は、「うーん、リンパ管静脈咬合術ねー。うーん、昔からある手術だけど。うーん、この近くだったらがんセンターでやってるんじゃないかなぁ。うーん、興味があるんだったら紹介状書いてあげるよ。」と、全く歯切れが悪い。
さすがに形成外科の分野のことまではあまりご存じないのかもしれない。
僕がさっとネットで調べたところ、もちろん全ての人に有効な治療ではないけれど、これを得意として実績をあげている病院もある。
現に手術を受けて治ったという人のブログもたくさんあるのだ。
調べている中で気になったのはバルーンカテーテルのことで、局所麻酔下でも長時間に渡る手術ではトイレに行けないので挿入する・・・なんて記述を発見してしまい、一気にブルーになってしまった。
前回の胸の全摘手術時は全麻下での挿入だったので抜いた時のことしか知らないが、局麻下だと意識がある中での挿入するということになると想像するだけで気絶しそうになる。
男性の場合、女性が表現するような「チクっ」とするだけではすまないのだ。(・・・と思っている。)
これを先生に聞いてみると、「うーん、わかりませんねぇ。」という答えに、僕は一瞬絶句してしまった。
「先生、手術ってしたことありますか?」って思わず聞きたくなってしまった。
「まぁ、しかし局所麻酔下だと普通は導尿はしないんじゃないかなぁ。トイレに行きたくなったら横向いて尿瓶にするとかもできるんだから。」・・・って分かってるんじゃん。
それを聞きたかったんだよ。
クリニックの先生からはLVAの有効なお話しは聞けなかったけれど、一度実績ある病院でリンパシンチなどを受けてみて、それから判断してみてもいいかもしれない。
僕に手術を受ける覚悟ができたとしても、肝心のリンパの道がないなら手術はできない話だし、あれこれ悩むのはそれからでもいいや。