2016.6.10
2度目のリンパ浮腫治療の受診日となる。
先生に、
「包帯は24時間巻き続けなさいって言ったでしょ?」
って怒られるのではないかと思うと、朝から気が重い。
今日は14:00からの予約だったので、会社は午後から有休を取った。
時間的に自宅に戻るのは無理なので、スーツのままで行くことになるだろう。
紙袋に、
〇 包帯4種類6本
〇 ランニングシャツ
〇 スウェットパンツ
を詰めて会社に向かった。
会社から鍼灸院までは、電車+徒歩で約1時間程度かかる。
お昼ごはんを抜く覚悟をしていたが、少し早く駅についたので駅の立食いそばで冷たいお蕎麦をいただいた。
鍼灸院には予約の10分ほど前に着いたが、先生はにこやかに僕を迎え入れてくれた。
左手に包帯が巻かれていないことは玄関で気がついただろうけど、先生は「あれからどうですか?」と椅子を勧めながらお尋ねになった。
僕は正直に、
〇 単身赴任している今の部署には、病気のことは内緒にしているので理解を求められないこと。
〇 包帯したままではスーツに腕が入らないこと。
〇 朝の忙しい時間に右腕1本じゃ何にもできないこと。
をお話しした。
先生にお小言を頂戴する前に予防線を張るつもりで、
「家事をやりながらなんだから、男性よりも女性のほうが大変ですね。みなさん包帯を着けたままでどうやって生活されているのかな。」
と言ったら、これが逆に火に油を注いでしまったようで、
「こういうことは男性のほうがだらしないですよ。事情は分かりますけど、冷たい言い方をすればやらなければよくなりません。私はこれまでに何百人とリンパ浮腫になった患者さんを見てきたからうるさく言うんです。まだたいちさんの浮腫は深刻ではないので、これ以上悪くしないことが大事なんです。ひどくなってからでは遅いんですよ。」
と、予想通りの展開になってしまった。
「はい・・・、先生のおっしゃることは一々ごもっともです。決して怠慢や効果に疑問を持っているとかではなく、今の自分にできる最大限のことをやりたいし、やらなくちゃいけないと思っています。先生のところで、正しいドレナージと圧迫法を身につけたいと思っていますが、その後のことは自分でもう一度よく考えてみます。」
と、これ以上ここであーだ、こーだ言っても結論は出ないので、この話はこれで打ち切りになった。
ここから前回の復習になる。
スーツの上着とYシャツを脱いでシャツ一枚になると圧迫療法の復習だ。
持ってきた包帯をずらっと机の上に置き、今回は座ったままで前回教わったとおり包帯を巻いていく。
自宅で3回やったので、細かいところで先生の指摘を受けたもののスムーズに巻くことができた。
僕が自宅ではきちんと巻いていたということが嘘でないことがわかったのか、険があった先生の表情が緩んできたので、ほっとする。
巻いた包帯を解いてベッドに移動して次はドレナージの復習だが、その前に腕の計測をした。
なんと・・・寝る時しか巻いていなかったのに左右差が3日前よりも3mmから1cm程度減少していた。
何もしなければ浮腫みなんて減ることないのだから、これは包帯の効果だと認めざるを得ない。
先生は少し大げさに喜んでくれたので、僕も
「先生、やっぱ包帯ってすごいですね!劇的ですねー」
と、大げさに驚いて見せた。
ドレナージではやっぱりズボンを脱がないといけなくて、うっかりして赤いパンツを履いてきたのが少し恥ずかしかった。
前回同様、先生と一緒にドレナージを行ったが、ここで先生と少し雑談をした。
〇 単身赴任は初めて?
〇 こちらの生活は慣れた?
〇 あのテーマパークには行ったことある?私は遊ぶのが大好き
・・・等々。
これまで怖いおばさん先生だと戦々恐々としていたが、こうして喋ってみるとミッキーが大好きだなんて意外と可愛いところを見つけてしまった。
2度目のリンパ浮腫治療の受診日となる。
先生に、
「包帯は24時間巻き続けなさいって言ったでしょ?」
って怒られるのではないかと思うと、朝から気が重い。
今日は14:00からの予約だったので、会社は午後から有休を取った。
時間的に自宅に戻るのは無理なので、スーツのままで行くことになるだろう。
紙袋に、
〇 包帯4種類6本
〇 ランニングシャツ
〇 スウェットパンツ
を詰めて会社に向かった。
会社から鍼灸院までは、電車+徒歩で約1時間程度かかる。
お昼ごはんを抜く覚悟をしていたが、少し早く駅についたので駅の立食いそばで冷たいお蕎麦をいただいた。
鍼灸院には予約の10分ほど前に着いたが、先生はにこやかに僕を迎え入れてくれた。
左手に包帯が巻かれていないことは玄関で気がついただろうけど、先生は「あれからどうですか?」と椅子を勧めながらお尋ねになった。
僕は正直に、
〇 単身赴任している今の部署には、病気のことは内緒にしているので理解を求められないこと。
〇 包帯したままではスーツに腕が入らないこと。
〇 朝の忙しい時間に右腕1本じゃ何にもできないこと。
をお話しした。
先生にお小言を頂戴する前に予防線を張るつもりで、
「家事をやりながらなんだから、男性よりも女性のほうが大変ですね。みなさん包帯を着けたままでどうやって生活されているのかな。」
と言ったら、これが逆に火に油を注いでしまったようで、
「こういうことは男性のほうがだらしないですよ。事情は分かりますけど、冷たい言い方をすればやらなければよくなりません。私はこれまでに何百人とリンパ浮腫になった患者さんを見てきたからうるさく言うんです。まだたいちさんの浮腫は深刻ではないので、これ以上悪くしないことが大事なんです。ひどくなってからでは遅いんですよ。」
と、予想通りの展開になってしまった。
「はい・・・、先生のおっしゃることは一々ごもっともです。決して怠慢や効果に疑問を持っているとかではなく、今の自分にできる最大限のことをやりたいし、やらなくちゃいけないと思っています。先生のところで、正しいドレナージと圧迫法を身につけたいと思っていますが、その後のことは自分でもう一度よく考えてみます。」
と、これ以上ここであーだ、こーだ言っても結論は出ないので、この話はこれで打ち切りになった。
ここから前回の復習になる。
スーツの上着とYシャツを脱いでシャツ一枚になると圧迫療法の復習だ。
持ってきた包帯をずらっと机の上に置き、今回は座ったままで前回教わったとおり包帯を巻いていく。
自宅で3回やったので、細かいところで先生の指摘を受けたもののスムーズに巻くことができた。
僕が自宅ではきちんと巻いていたということが嘘でないことがわかったのか、険があった先生の表情が緩んできたので、ほっとする。
巻いた包帯を解いてベッドに移動して次はドレナージの復習だが、その前に腕の計測をした。
なんと・・・寝る時しか巻いていなかったのに左右差が3日前よりも3mmから1cm程度減少していた。
何もしなければ浮腫みなんて減ることないのだから、これは包帯の効果だと認めざるを得ない。
先生は少し大げさに喜んでくれたので、僕も
「先生、やっぱ包帯ってすごいですね!劇的ですねー」
と、大げさに驚いて見せた。
ドレナージではやっぱりズボンを脱がないといけなくて、うっかりして赤いパンツを履いてきたのが少し恥ずかしかった。
前回同様、先生と一緒にドレナージを行ったが、ここで先生と少し雑談をした。
〇 単身赴任は初めて?
〇 こちらの生活は慣れた?
〇 あのテーマパークには行ったことある?私は遊ぶのが大好き
・・・等々。
これまで怖いおばさん先生だと戦々恐々としていたが、こうして喋ってみるとミッキーが大好きだなんて意外と可愛いところを見つけてしまった。