棺に入った兄は目の前にいるのに、すごく遠くの人のように感じた。


母はずっと兄から離れない。



最後の時間。
苦しくて、寂しくて、悲しくて…
この決断をした兄の気持ちを考えたら
余計に苦しくて、寂しくて、悲しくて…
母の姿を見て、更に苦しくて、寂しくて、悲しくて…




骨になって帰ってきた姿は
兄ではない誰かのような…
少しの間どこかへ旅立っただけのような…
また会える気がした。









お兄ちゃん。
"ごめん"ばかり出てくるけど
お兄ちゃんがお兄ちゃんで幸せだったよ。
"後悔"ばかりやけど
お兄ちゃんがお兄ちゃんで幸せだったよ。
ありがとう。