今週の土曜日からイギリスの補習校の新学期が始まります。

 

補習校は、普段現地校やインターナショナルスクールに通っている日本語を母語とする子供達のために作られたものです。保護者の都合で海外で生活することになり、日本に帰国後日本の授業に付いていけるようにするために、日本の授業を行っています。

ただ、国によって授業の内容は異なり、国語だけでなく他の教科もやってくれる国もあります。

 

イギリスには全部で3校あります。イギリスの補習校は国語のみの授業になります。

そのため、毎週土曜日の午前中のみです。

国語以外の教科もやってくれる補習校だと、土曜日まるまる1日、お弁当持参の国もあるようです。

 

昨年、オリビアとハリーが通いましたが、

オリビア、小学3年生。

覚える漢字がぐっと多くなり、付いていけなくなってくる子もいます。

また、イギリスの補習校は国語のみの授業なので、日本に帰国して中学受験を検討しているような子にはかなり物足りない授業になってしまいます。

 

小3の2月から進学塾の小4コースが始まる関係もあり、オリビアのクラスもごっそりと辞めてしまうお友達が多かったです。

 

ハリーの小6になると、一気に日本人の生徒が少なくなります。

駐在で短期間で来るような子は、塾に流れてしまうようです。ハリーのクラスも、ミックスの子がほとんど、日本人のご家庭でも、イギリスに永住の方々ばかりでした。

 

 

補習校は本来日本に帰国した際に困らないように日本語教育をする学校という位置づけです。

そのため、本来1年かけて行う国語の授業を毎週土曜日の3時間だけで終わらせなければなりません。

 

日本語が学年相応にある子供達が、その日本語を本来のスピード以上のスピードで維持向上しなければならないということになります。

 

ただ、おそらく小6時点でそのレベルに達している子がどこまでいるのか疑問です。そのような意味では、在籍している生徒さんや親御さんの希望と学校の主旨が少しずれてしまっているようにも感じます。

 

 

低学年のうちは、そこまで苦労に感じることはないと思いますが、高学年、中学以降になると現地校との両立はかなりハードになってくるそうです。

 

我が家が中1でもあえて補習校に通わせているのは、日本語で話すことができる友達を作ることです。

現地校の同じ学年には日本人の生徒はいません。

 

塾にも通っていますので、勉強という意味では、補習校の授業は簡単に感じるかもしれません。ただ、ハリーは国語が苦手なので、決して簡単すぎることはないと思っていますが笑い泣き

 

とはいえ、小6の時点でも、お友達はミックスないしイギリス生まれの子ばかり。授業中も放っておくと英語で会話してしまうような、英語>日本語のお友達ばかりでしたが、それでも、日本語で会話できる友達を作るために補習校に通っています。

 

今年からジョージも通います。

ジョージにとっては日本の小学校スタイルの授業に慣れておく必要はあると思っています。

 

今後、オリビアとハリーは補習校に通う時間、補習校の宿題が負担になるようになれば、その時は辞めざるを得ないと思っていますが、この半年ですごく気の合う友人を見つけた子供達にとって、今は補習校の時間は大切な生き抜きになっているようなので、しばらく頑張って両立していきたいと思っています。