外は雨が降っている。
ふと、花粉が治ったことに気づく。
嵐の真っ只中にいるときは気づかない。
何とかならないかなー。
これさえなければ。。。
周りが羨ましくも思うほどだったのに。
気づけば終わっている。
特に何の感謝もなく。
終わったかと、あっさりしている。
ハコからはじまるブランディング、あける前からワクワクするパッケージのご提案。
大阪にとある老舗企業・豊榮印刷(ホウエイ)の3代目、池田 俊雄(ナム)です。
カラフルなビジネスカード。
ある日、ある友人からメッセージが入った。
会社の事務所移転に伴ってカードのリニューアルを考えていると、私にできるかどうか。すぐさまできると答え、何案か電話越しに話し、後日紙見本とイメージを擦り合わせ、はじまりました。
彼とは大阪JCという、40歳までの経営者が集う会で出会い、面白い男がいるなと感心していました。彼の事業は、全国のホテルへ家具の企画製造販売をしたり、店舗などの設計から施工までをワンストップで受けたりと、お客の思いを形にするクリエイティブな仕事で日々飛び回っています。(私の解釈では)詳しくは企業サイトを見てください。
株式会社 アンダーズ
まず要望としては、
・14種の色
・マットでラフ、厚い紙
・コスト
・前回のオンデマンドの仕上がりを改善
以上の4点がありました。
まず、オンデマンドで背面にベタで印刷して、色分けがされていました。これがなかなかの仕上がりで、きれいに印刷されている印象を受けました。最近のネット印刷はやるなーと正直感心しました。
ただ彼曰く、白い紙にベタっと載ってる感じが馴染んでいないのが気になるとのことでした。一般の人はそこまで気にならないディティールの部分ですが、さすがに彼はこだわります。私たちは、この指摘は嬉しい限りです。
これの解決策としては、二つ。
ひとつは、印刷を変えるか。
もうひとつは、従来のやり方を変えるか。
考えた末にコストとの兼ね合いで、後者の方法を提案しました、それでも前回より上がってしまったのですが、了承を得ました。有難いです!
最近発売されたばかりの特殊紙の中で、色紙でも珍しい厚紙に印刷されたカード。色ベタを使わず印刷、紙に転写された時の濃さはテスト印刷をしながら、微妙に調節しています。用紙によっては、ベタではなくアミにしたりしながらデジタルの中にアナログを少し入れています。
特に白印刷する場合は、デジタル印刷機で刷ったときと紙との馴染み方を見る必要があります。従来の印刷と比べると、プレスが効いていないためか浅い印象を受けます。それも見せ方によっては面白いのですが。
代表取締役のカードは、黒い箔です。
通常であれば、金や銀を押すのですが、控えめななかにセンスのあるイメージにしたい。。。であれば、黒い箔でしょうと。
いっけん普通の黒の名入れ印刷と間違える人もいるでしょう、ただ触ればわかる人はわかる。マットな紙とのグロス感が伝わるディテール。
あなたのビジネスがお客にもたらす価値は何か、その価値を言わずとも語るツールであればありがたいと思います。
1枚、数十円。
100円はしないでしょう。
自分の名前と価値をどう伝えるか、
今一度考えたいです。
無難な名刺か、それとも。
これじゃなきゃ、しっくりこない!?
という、あなただけのカードか。
自分の周りに置くものは、やはり大事です。
服や鞄、靴。ステーショナリー。
事業に伝えるツールが、価値とトーンが合っているか。いい塩梅かどうか。
シンプル イズ ザ ベスト。
必要なものだけを周りに置いてみる。
必要かもしれないと、雑多な中では見えない。
いらないものを、削ぎ落とす。そうすれば、伝えたいことしか残らないかもしれない。
この情報が飛び交う日常では、まさにそうです。
そんなことを考えさせてくれる貴重な仕事をさせていただきました、あず、ありがとうー!!
益々の活躍を応援しています、また遅くなったけど事務所移転おめでとうー!!