ＲＵＭ家のキッチン前の窓には、暗くなるとヤモリがはりつく。
多い時で。5匹とか。田舎ではないのにねー。
はじめてみた時は、きもちわるーーー！ムリムリムリ・・・・。
こわいよー！！！て。女子ならなるよね。
でもねー。
ご飯作ってる時、洗い物してる時、おやつを作ってる時だって
ヤモちゃんは、毎日毎日、いつもそこに居てるわけで。
そんなヤモちゃんのある日々は、ＲＵＭかあさんの心を優しくとかしたのでした。
ヤモちゃん達も冬眠してしばらく。ある年の瀬の夜。ふと窓を見たら・・・
(ヤモリって冬眠するよねぇ？？？)
一匹のヤモちゃんが！！！！
しかも、ほとんど動かないし。え？大丈夫？
動いても、超スロー。
完全に、冬眠出遅れてしまった様子。どんくさいやつめー。
かあさんとヤモちゃんの心の距離は近くなってても
いくらなんでも触るのはムリ。キッパリ。
直接救出不能なかあさん・・すまんヤモちゃん。
なので、ビニール袋にお湯を入れて、窓越しに暖めてあげることに！
かあさん暖める
↓
ヤモちゃんすばやく動ける
↓
ヤモちゃんスローになってく
↓
かあさん暖める
を何度も繰り返して、ようやく窓の端まで到達。
窓の下は植え込みだから、これで安心なはず。
よくがんばった！！しっかりもぐるんだぜー！
と見送ってから、季節は今。
ふと窓を見ると・・・
『ヤモちゃん・・・・・。』
ふつーに窓から帰って来たらだめだよー！！！ばかばかーーっ！
かあさん期待してたのにー。ひそかに期待してたのにー。
細マッチョのイケメンに姿を変えて
『あの時の・・・・・ヤモリです。』
ってやつ。
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