小説 「加油!Celina!」

小説 「加油!Celina!」

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日本人ビジネスマンが、中国人留学生と知り合い、全く違う環境・国籍・年齢を超えて、少しずつお互いを理解していく。互いの文化の違いを学びつつ、友達の輪を広げて、成長していく姿を日記風に描いていきます。

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ところで、夏の内定者研修において、楽器をいじる経験をもつ方の多さに驚きました。音楽とは国境を越えて共通する言葉であり、ここにいらっしゃる多くの方々にとって、昔の憧れからキャリアの舞台に転換させた契機でもあります。桜は毎年、花見客の期待に応えられるよう、一年間をかけて孕んだキレイが迸る。音楽を愛する人々のために、この2010年の春より、長い冬を切り開いた次の会社 を咲き誇りましょう。そのために、各自の「音」を合わせ、鳴り物入りで人生を、「奏でましょう」・・・最後になりましたが、今日ここに私達、新入社員一人一人、、この会社の一員として、世界中で共通する音楽の感動を、ともに創り上げていくことを誓います。・・・





なかなか立派に書けていると思った。これならばスピーチもうまくこなすことだろう。日本にたった一人で来て、わずか2年ほど。出会ったころは日本語もたどたどしかったのに、今では入社式で200名の新入社員 を代表として、 スピーチするまでに成長した、・・・振り返ってみれば、いろいろなことがあったし・・・あっという間に、ときは過ぎたともいえる・・・ちびまるこちゃんCelinaを、素晴らしいと思うし、日本の若者でも書けないような内容を、誇らしく思う。・・・きっと新しい世界でも、前向きに夢に向かって、努力を重ねていくに違いない。All Your Best・・・何箇所か修正して返信した。
  
  「幼稚な文章なのに、褒め言葉をいただき、恐縮です新入社員代表 に選ばれ、決意表明を述べることはたいへん名誉 なことだと思いますので、なるべく中国人としての「色」も失わず、日本人にも親しめるようなスピーチができたらと思いますお仕事中にもかかわらず、添削してくださって、本当に感謝してます」・・・Celina ♪ (^^)



 日本中、満開の桜が咲き誇る中、翼を広げて、旅立っていくんだね。心からエールを送るよ。貴方にめぐり逢えて本当に良かった。貴方に出会わなければ、こうしてブログを書くことも知らなかった。我們是一起成長的!!!ありがとう


ちびまるこちゃんCelina これからの人生・・・困難にぶつかっても、きっと進むべき道を切り開き、きっと、幸せの四つ葉のクローバーを見つけるに違いない。加油CELINA私もホノルルマラソンを走りきれるように、頑張るよ。また逢うときを楽しみに、再見・・・





   卒業式から数日後、会社で仕事をしていると、Celinaからメールが入った。「あの~。実は会社の入社式で、親入社員代表 として、スピーチをしなければならないことになっちゃいまして・・・スピーチの原稿を考えているのですが、完成したら・・・添削していただくことは、できますでしょうか800字ほどの原稿 なのですが・・・もしお時間いただければ、ありがたいです」・・・Celina ♪




























  突然の依頼ではあるが、引き受けることにした。「了解。送付してみてやっぱ昨年10月の内定式で居眠りしていたところを、人事の人に 見つかっていたんだね。()」・・・




 しばらくして、“決意表明“、というタイトルで、メールが送付されてきた・・・
















本日は、私たち新入社員 を温かくお迎えいただき、ありがとうございます。まず初めにここにいらっしゃる方々をはじめとした諸先輩方に、心より感謝を申し上げます

今日、この日から私たちは、この会社 の一員となります。世界中の人々の涙や笑い、夢と思い出を音・音楽といった形で表現、また記録する立場に立てることになります。感動を生み出し、さらに感動の輪を広げる悦びとともに、その責任も強く受け止めており、私たちは、期待と不安で入り混じりながらも、それぞれの熱い想いで 胸の中がいっぱいです。 

日本では学校も職場も、4月を一年の始まりとされていることを知って、外国からやって来た私は、それが、日本人に好まれている桜と関係しているのではないか?と考えていました。桜のように、一斉に花咲き、一斉に散る・・・刹那の輝きを惜しむところが、日本人の心と理解した途端・・・わが国、中国の名句も思い出しました。――「落紅不是無情物、化作春泥更護花」。散り行く紅い花これ無情の物ならず、やがて春の泥と化し、更に花を護り育てるのだ…と語っています。そう、落ちる花弁は命の最後において、大地に次の年の 耀きを埋めるのです







この一節から、活躍した先駆者たちが引退する際に、後継者に対する犠牲的精神も嗅ぎ取れるでしょう。そしてこの精神は、これから働く中で、経験の浅い私たちが諸先輩方から受け継ぐ大きな恵みです桜は季節の潮目に咲くのと同じ、この2010年も世界経済の潮目に迫られてきたかもしれません。厳しい時期だからこそ、企業価値の最大値を発揮するには、勝ち抜けるための生命力が必要です。我々はこれまで120年の深い土に蓄えてきた栄養素を汲み取りながらも、感性を研ぎ澄まし、「音」、に新鮮味を染めることは、我々同期の仲間たちともの使命ではないでしょうか

   
 ロシアダーシャが、マイクを取った。「ギラデリノ 美味シイ チョコ アリガトウ・・・イツモ夢二向カッテ努力スル・・・イツモちびまるこちゃんCelinaハ 輝イテイタケド・・・今日ハ トリワケ美シイヨ・」、「ありがと。ダーシャの美味しいパンが食べられなくなるのは、残念だわ。」、「ロシア(のほほん)マタ遊ビニ 大学二来テネ。焼イテアゲルヨ 私ハ、“翼をください”、ヲ セレクト。」、「おお日本のフォークの名曲だね。」・・・


 ♪♪今 私の願い事がかなうならば 翼が欲しい ♪この背中に 鳥のように 白い翼つけてください ♪この大空に 翼は広げ 飛んでいきたいよ・・・♪♪


 私の番になった。「卒業おめでとう。ちびまるこちゃんCelinaと、偶然出会い・・・中国中国語の先生になってもらい・・・美味しいものを食べ歩いたり、一緒に美術館に行ったり、映画を見たり、一緒に走ったり、歌ったり・・・いろいろな思い出が浮かぶよ。」、「あせる苦しいこと、汗辛いこともあったけど、いつも“負けないで“、って励ましてくれましたね。心から感謝しています」、「初めて合ったときは、子供ポイ人だったけど、いまでは立派な、レデイーに成長したね。・」、「自分では、そんなに変わってない・・・と思ってるんですよ。」、「日本の卒業ソングの定番、海援隊の、“贈る言葉“、を歌うよ。」・・・


 ♪♪悲しみこらえて 微笑むよりも 涙かれるまで 泣くほうがいい ♪人は悲しみが多いほど 人には優しくできるのだから・・・♪♪


 ちびまるこちゃんCelinaが、 ロシア(のほほん) 女性皆に挨拶をした。「本当に今日はありがとうございます祝福して頂いて幸せです・・・何だか、いろいろな思いで胸が熱くなります・・・涙がでてきちゃった・・・グスン」、「ウエ~ンガンバ」・・・ユーミンの、“卒業写真”、を選曲して・・・いつもの透き通った綺麗な声が、涙まじりになりながら歌った・・・


 ♪♪人ごみに流されて 変わってゆく 私を あなたはときどき 遠くで叱って・・・♪あの頃の行き方を あなたは忘れないで あなたは私の青春そのもの・・・♪♪


 金さん、小蒙、ダーシャ、みんな感動して、泣いている・・・私は最後の曲を、選曲した。森山直太郎の、 “さくら” ・・・全員の合唱となった。・・・


 ♪♪今なら言えるだろうか 偽りのない言葉 輝ける君の未来を願う 本当の言葉・・・♪さくら さくら いざ舞い上がれ 永遠にさんざめく 光りを浴びて さらば友よ またこの場所で逢おう さくら 舞い散る道の上で・・・♪♪