「まもあんのタイいろいろ語り」  まもあん本舗Blog -468ページ目

天空のタイらしさを確かめる

 ずぅっとバンコクのにぎやかなところで生活してきた。
 自宅の近所にはナイトスポットが目白押し。車の音も深夜まで響く。

 そして、今。
 新居は・・・なんと静かなことか。
 ソイ(小路)に出れば、大きな通りに抜けられるので意外と交通量がある。
 でも、自宅はそのソイから更に奥。

 深夜一人そのソイを歩く。
 ふと上を見上げる。
 空には星星星・・・
 当たり前のことだけと星が見える。
 でも、今までの場所では周囲の店や街頭の明るさで、空に輝く星はあまり見せなかった。でもここだと見ることができる。
 少し心にゆとりができた感じ。

 タイの地方に行くと、楽しみの1つは星空鑑賞。
 日本とはまた違う星たち。
 
 ぜひ、タイにお越しの際でも、夜中天上を見上げてください。
 そこにもタイらしさが潜んでいるかもしれません。

 まもあん

気分はカオサン滞在の新居生活

12月のバンコク。
熱帯のイメージのあるバンコクでも12月1月になると朝夜の冷え込みを感じる。
まずクーラーを使わなくなる。少々暑くても扇風機で大丈夫。その扇風機も「2」から「1」へ。
そのうち「0」へ。それでも夜風は涼しい。

問題は・・・先週末新居へ移ったのだけど、お風呂場の湯沸し器がまだ新しいのに交換されていないこと。
これは今週いっぱい続くであろうとのこと。
そうなると、水でシャワーを浴びることになるであろうこと。じゃなく、水を浴びています。

これが厳しい。
気分は修行僧。水を浴びている間は息を止めています。

思い出すタイ2日目。
前夜バンコクに到着し、カオサン通りのゲストハウスで水シャワーを浴びる。
暑い時期にもかかわらず身体は冷えた。
そしてバンコクからアユタヤへ移動。アユタヤのゲストハウスでも翌朝水のシャワーを浴びる。
ほとんどそれ以来。
なので気分はバックパッカーか。
でも根性なしは、それ以降、古くてもホテル・タイプを滞在先として選択。
なんとかぬるいお湯でもぬくもりを求めてしまう。

・・・それが今、水のシャワーは厳しい。

初心に戻れと言うのか。もしかしたら、そうかも知れない。
なので、引越し明けで身体に疲れがたまっていても、気持ちは妙にシャッキッとしているのであった。

まもあん

エビやカニがおいしいタイ ここでのお勧めはソフトシェル

バンコクで暮らしていて、やはり食生活が日本と違ってくるのは仕方がない。
20代の頃の激しい好き嫌いが、後半大方克服し、食材のおいしさを知ってから訪れたタイ。
日本人が苦手とするパクチーもおいしく感じ、くさいナンプラ-もおいしく感じ、
「お!タイっておいしいじゃない・・・」と思い始め数年。

ぶくぶくぶく。

確実に太ってきている。
50キロ後半の体重だったのが、先日まで80キロ!

おおおおお!

ってこれはビール腹か。最近はダイエットを心がけているので、少し落ちてきたか。
でも、ご飯がおいしいから食が進み、その分目方が増える。これは言い訳じゃないですね。

国が違うと当然食材も違ってきます。
野菜ならパクチー、フルーツならマンゴーとなかなか日本では毎日お目にかかれないものばかり。
お昼を食べに食堂へ。そこへおかずをチョイスし、ご飯に乗せてもらう。
おかず1品なら20バーツ。2品なら40バーツ。
顔なじみになるとまけてくれたり、量を多くしてくれたりもあり。
そんな感じなので、
並んでいるおかずを見ると、まず「高そうな・・・」食材を探してしまう。
でもこれはあくまで日本の価値観。
えびやかにを使った料理をおいしそう、かつ、高そうと考えるも、タイではリーズナブルだったりする。
けっこう思う存分えびやかにを食べるのも考え物ですね。

一方、タイ風中華料理屋さんで料理を選ぶとき、気になるのが、ソフトシェル。
油で揚げると殻のまま食べることができるソフトシェル。
これをにんにく風味で揚げるのを食すと、こおばしく、ビールがどんどん どんどん進む。
・・・・これじゃビール腹になるわけだ。
やはり反省。

まもあん

バンコク-ポイペト 地雷が眠っている世界

 早朝、6:00バンコクを出発。
 東へ向かう。
 5時間後にはタイ国を出る手続きをしていた。
 タイとカンボジアの国境の街アランヤプラテート、ゲート・オフィスの向こうはポイペトの街。
 タイ側にもカンボジアの子供達がスタンバイ。
 駐車場に着くや、物売りや傘を指してくる子供達に囲まれる。
 言葉が・・・わからない。
 
 ゲート・オフィスは質素。大きな荷物はその横を行きかう。
 バンコクと比べるとやはり差がある。

 実は以前もこの地を訪れていた。そのときは大型バスに乗車、引率カーの案内で、下車せずにポイペト側に入国。しばらく先のロータリーで迂回し、またタイ側に戻ってくる。その間30分くらいか。道はでこぼこ、高い建物はなく、道の両脇にあるのは小屋のような建物。空気も埃や土煙で濁っている。そんな印象。
 でも今回、数年ぶりに訪れると、世界が違っていた。
 ポイペトに入ると、舗装された道、大型のカジノつきのホテルが多数ある。

 世界が変わった。
 でも、カジノ街やきれいになったロータリーの先は田舎の風景が広がる。
 でもどこか異質な空気が漂う。
 ところどころにある小屋。でも生活観が感じられない。

 その先を進み、ポイペトの小学校を訪れる。
 窓のない校舎。整地はしているのだけど、転ぶと痛いであろうグラウンド。
 でも、その裏側には地雷の草原が広がっていた。
 このグラウンドも地雷を駆除したあとに作られたもの。もしかすると、隅のほうには地雷がまだ眠っているのかもしれない。
 子供達はバレーボールで遊んでいる。
 タイの子供達同様にサッカーに興味ないのかな・・と思っていると、地面で蹴っていると地雷に遭遇するかもしれないのでボールが宙にあるほうが良いといわれる。
 言葉を失う。
 でも子供達の笑顔は明るい。
 その場で遊べる縄跳びとかが望ましいのかな。

 先に見た小屋。当然生活の場なのだけど。そこも地雷があった場所。
 当時のポイペトは周囲を地雷で囲まれていた。今も変わらないかもしれない。
 地雷に触れ、亡くなった方や体の一部を失った方も多数いる。
 子供達はタイ側へ仕事に行っている。

 カジノのエリアも地雷のエリア。そこを埋め立てし、建物が建っているという。
 そこにすんでいた者たちはどんどん追いやられ、地雷の駆除していない場所に住まざるを得なく、地雷の犠牲にあっている現実。

 夕刻にはタイ側に戻り、夜にはバンコクに着いていた。
 自分の知らない世界がすぐそばにある。
 自分の世界がすべてじゃない。
 否、全部が同じ世界。
 分けちゃいけない。
 ここもあそこも同じ世界。それを忘れちゃいけない。
 

 まもあん

バンコク発、水面を走りクレッタ島へ

 ビルが立ち並ぶバンコク。
 ちょっこ郊外にで、バンコクに戻ると感じる都会感。
 やはりここは人や物が多い。

 そんなバンコクライフの息抜きにぶらっと小トリップし気分を変えるのは大切。うっぷんためてちゃ楽しくない。

 車、バス、列車といろいろ手段はあるけど、ある日、ちょんぷーさんを誘い、チャオプラヤー川へ。週末の朝の船着場は比較的人少なし。平日だと、会社へ向かう人たちの足となる船。それに乗り込む。

 チャオプラヤー川を北へ。
 この船は大型船フェリー。安定した走行で進む。風がここちよい。
 1時間ほどの船旅でノンタブリーの街へ。そこで船を下りる。

 でもまだ今日の船旅は終わっていない。
 そこの船着場のテールボートを借り、クレッタ島へ。
 このテールボート・・・ちいさい。
 おまけに速い。 
 なので・・・怖い。
 姿勢を低くすると水面の高さと目の高さが一瞬同じに。
 風を切る。と、いうか、勢い良すぎる。顔が痛い。

 20分ほど冒険を終えた先には小さな島。
 ここは陶器やお菓子の島として週末、タイ人さんが気軽に訪れる場所。
 島の散策は2時間もあれば余裕。
 小道を進み、軒先の家やテナントを覗き込む。
 かわいらしい小物、実用的な雑貨、そして、”ナー・キン”なお菓子。
 (”ナー・キン”はタイ語で「食べたい」の意)

 手ごろでカジュアルな週末のワン・ディー・トリップ。

 ・・・でも自宅に戻るには、またテールボートとフェリーの船旅が控えています・・・

 まもあん