中学2年、


GW前の少し寒い日、


公園の木々に少しだけ雪がのこっていた頃、



まだ幼くて




ポケモンの金さぁ~


ココさぁ~ムズくね?



と無邪気に、


数少ない友だちと


くだらない会話をしていたあの頃のお話。






放課後、



そんな友人と、


今日の美術さぁ~


彫刻刀やるとさぁ~


手が痛くなんね?


そんなとりとめのない



長話をした後



帰り道を歩いていたようなおぼろげな記憶



すると突然



そいつが立ち止まる。



振り返ってそいつを見ると、



青ざめた表情。



どうかした?



俺の言葉に、



そいつは軽く目を閉じ、



数秒待ってから



さけびごえ・・・



かも・・しれない・・・



と言った。



どっち!



と聞き、



そいつが言った、大きな公園の方に



気付いたら走り出していた。



凄惨な後景だった・・・



服がズタズタなあどけない女性と



ナイフ所持者を含む大の大人が6人



衝撃的過ぎて



頭が追いつかない、



とっさに出た言葉は



お前ら何してる!



するとナイフを持った男が振り返りもせず、



たのしいこと



と言った瞬間、



俺の身体のなかで、



確かに黒いモノが動いた気がした。



・・・



・・・



とっさに



走り出していた



そこから記憶がしばらくのあいだない




気付くと男3人が地面に突っ伏している



残り3人はおれを見ながら



口をぱくぱくしながら声を発さない



俺が近付こうとすると



何かを叫びながら



蜘蛛の子が散るように



奴らはいなくなった。



数秒なのか数分なのか、



記憶がない俺は



あれアイツは?



と数少ない友だちを探すが



見当たらない・・



このまま女性を置いていくわけにもいかず



ズタズタな格好のままにも出来ず、



着ていたパーカーをあどけない女性に被せた



どうしたもんかと



考えるが、



中2の少年には



交番?



病院?



コンビニ?



どうすりゃイイ??



キョロキョロ見渡しながら歩き始めると



とぼとぼと、ついてくる



行き先が見当たらない



ホントにどうすりゃ良いんだろう?



何度角を曲がってもついてくる・・・



気付くと俺の袖を掴み



コッチ



と歩き出す。



気付くとそいつの家の前。



女性の家に行くわけには・・・



すごい目ヂカラで訴えかけてくる



もう大丈夫?



と聞くと、



着替えてパーカー返さないと。



そう言われて、



おニューのパーカー無くしたなんて言えないしな・・・



応えが見つからず、



すっかり日も暗くなってきた



仕方なく



通された部屋で静かに立ちすくむ。



パーカーを手渡され、



すぐに着て、



なんて言えばスマートに帰れるかな?



と考えていると、



え?このまま帰る気?



え?



ひっついて来るのをひっぺがすのを何度か繰り返したあと、



荒れに荒れて物を投げまくるその子。



誰かがそいつの痛みを受け止めないと、



そいつが取り返しのつかないことをしてしまいそうで、



投げてくるものを避けずにいたら、



デカい目覚ましを手に取った時は流石に



くらう俺耐えれるか??



案の定、



大ダメージだった。



何もしてあげられない俺



そして希望を叶えてあげられない心苦しさ

(当時まだ13だからというより、好きじゃない人にそういうことは出来なかった)




上書き保存したかったのか



俺がヒーローにでも見えたんだろうか??



でもやっぱりそういうことは出来なかった。



誰かの家に泊まったという体裁を逃れようと



ずっと立ったままウロウロしていたが、



さすがに深夜になり



気付いたら俺は体育座りをしてウトウトしていた。



気付くと背中があったかい



背中越しに



気付いたら体育座りしていたそいつの体温と



何時間も経っているのに



小刻みに



そいつが震えていること



に気づいた時、



はじめて誰かの



人の痛みを



知った気がした










それ以来



パーソナルスペースに不意に人が近づいてくるのが



怖くなった。



そして、



なぜ奴らに勝てたのか信じられず



そして何より



何もしてあげられなかった自分自身が



大嫌いになった。



そして、コレがきっかけで



友人は離れてしまい

(避けられてしまった)



つらい中学生活を送った