自分にとって最大のストレス解消法は、時間を棒に振ることである。
何も生み出さず、何も片づけず、ただひたすら時間を棒に振って心の平安を得る。

考えてみればニンニンがこの世から消えてから、
自分にとって不都合は全部彼のせいにしてきた気がする。
居ないから何しても楽しくない。
泣いてる理由は全部彼のせいになっている。それで済んでいる。
御都合主義とはこのことですな、本当に彼は仏になるのか。

言い換えれば彼が居れば何事が起きようと大丈夫とも言える。
それなのに私はたった数分で行けるポストオフィスに行くのを忘れる。
これは非常に罪深い。

伝えなければいけない用件なんか何も書いてない。
ただなんとなく、相手とつながりたがってる言葉だけが、ポツンと空に浮かんでる。
この世で一番美しい手紙というのは、そういうものではなかろうかと考えたのです。
だから、我々はもっとどうでもいい、なんでもない手紙をたくさん書くべきである。
さすれば世界に平和が訪れるであろう。 
紳士淑女よ、意味もなく、手紙を書け!

はあい。