今から思えばなんてばかだったのだろう…と思う。

でも大学生になったばかりの頃の私は
初めて耳にした「金欠病」というコトバを
なぜかカッコイイというか、シャレた響きのように感じてしまった。


もともと、子どもの頃は自分は比較的裕福だと思ってた。
実際、我が家はよくいうところの
「大手企業」に勤めて中堅どころだった父と、
子どもたちが小学校高学年になってからパートに出るまでは専業主婦だった母と弟の四人家族で。

お金持ち/裕福/金満家っていうところからは遠くても、
貧しさみたいなのは感じたことがなかった。

中の中のふつーの家庭で、
私が個人的にお金に困る、という事象は体験しないまま大きくなった(笑)

ところが、大学生になり(←しかも裕福な家庭の子女が多い学校だった!)
一人暮らしになり
自分で時分の生活をコントロールしなくてはいけなくなったときに
なかなかに「手持ちのお金がままならない」という事態に直面するようになった。

そんな頃、大学の先輩に言われたのだ。

「金欠病なの?笑」

と。

キンケツビョウ…!

そんな単語があるんだ?!

と、ちょっと雷にでも打たれたような気分で。

なんだろう、
すごく生真面目に生きてた中学生の頃に
不良さんが使う荒々しいことばに少し惹かれたような、
そんな感じで。

以降、私は何かにつけて「金欠病なんで!」を乱発するようになった。

今ならそれがどんなアホで愚かな行為かよくわかる。

自分で発すれば発するほど、その状況になっていくなんて、当時は思ったこともなかった。

ということで、それまで「貧しさ」を感じたことさえなかった私が、リボ払いという名の借金をするようになるまで、そんなに時間はかからなかった…

言葉は言霊であり、
自分で発した言葉は自分への呪いになる。

それが理解できるようになるのはずっと後のお話。

みなさまも気をつけてくださいね…